【今回のラインナップ】

✅ CDレガネス クラブ売却条項を巡り元オーナーが500万ユーロを請求

✅ UDラス・パルマス 鉄壁の守備と効率的な攻撃で5位浮上、日本人FWミヤシロも3得点

✅ SDエイバル 後半戦絶好調で昇格争い、次節は負傷者とベテランの起用に注目

✅ RCデポルティボ 監督の戦術変更がズバリ的中し連勝、自動昇格圏の2位を死守

✅ ブルゴスCF リーグNo.1の得点効率でコルドバを撃破

✅ FCアンドラ トルコ人MFアクマンが不動のレギュラーから一転して完全な構想外に

✅ レアル・スポルティング チケットの追加料金と窓口閉鎖で地元ソシオから不満噴出

✅ レアル・バジャドリード 1982年から放置されたスタジアム駐車場の劣悪な環境に批判

✅ レアル・サラゴサ デポルに敗戦もガーナ人MFサイドゥが中盤で圧倒的なポテンシャルを披露

✅ コルドバCF クラブワースト記録の泥沼6連敗、アニア監督の進退に厳しい目

✅ マラガCF 残り11試合で過去5季の最終勝ち点超え、フネス監督下で快進撃

✅ アルバセテ 冬の100万ユーロ補強ルビオが遂に爆発し大勝に貢献

✅ ラシン・サンタンデール 後半戦好調もホームでアルバセテに0-4の衝撃的大敗

■【CDレガネス】

元オーナーのフェリペ・モレノ氏が、現オーナーであるBlue Crow Sports(BCS)およびクラブに対して500万ユーロの支払いを求める法的手続きを開始した。これは2022年のクラブ売却時の契約に基づくもので、4年以内に市議会とブタルケ・スタジアムの行政コンセッションで合意した場合、買収額を500万ユーロ増額するという条項が存在するためである。このコンセッションは2025年2月に発表され、5月に署名された。クラブは今後50年間、年間33万7000ユーロ(総額1685万ユーロ)を支払い、さらにレガネス・ノルテ地区のスポーツ施設建設に570万ユーロを投資する。スタジアムの資産価値向上により、コンセッション成立の要件を満たしたとモレノ氏は主張しているが、BCS側は支払いを拒否している。また、クラブは現在、スポーツシティ「IDブタルケ」のコンセッションも交渉中で、ラ・リーガ・インプルソ(CVC)資金の4200万ユーロを投資する計画を進めている。 (via AS)

 

■【UDラス・パルマス】

ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督率いるチームは、第31節を終えて勝ち点51の5位につけ、自動昇格圏まで4ポイント差に迫っている。第8節のカディス戦(1-0)以降トップ6を維持しており、24失点とセグンダで最も失点が少ない堅守を誇る。得点数は40ゴールだが、1ゴールあたり1.28ポイントを稼ぐリーグ3位の効率性が光る。チームの40ゴールの内訳は、アレ・ガルシア(7点)、ヘセ(6点)、マヌ・フステル(6点)、ルコビッチ(4点)、クレメンテ(4点)、日本人のタイセイ・ミヤシロ(3点)、イバン・ヒル(2点)、ミカ・マルモル(2点)、ジョナタン・ビエラ(1点)、バルシア(1点)、サンドロ(1点)、ペジーニョ(1点)、キリアン(1点)、ペドロラ(1点)となっている。直近のスポルティング戦でもチーム得点王のアレ・ガルシアのゴールで勝利した。 (via AS)

一方で、イバン・ヒルの出場機会が激減している。前半戦はレアル・ソシエダB戦で2ゴールを挙げるなど活躍したが、直近10試合でわずか17分の出場にとどまり、アルバセテ戦やスポルティング戦ではベンチ外となった。冬の移籍市場でタイセイ・ミヤシロ、ポエタ・ベネデッティ、イケル・ブラボ、ペドロラといった攻撃的な選手を4人補強したことが要因となっている。次節は後半戦好調なエイバルと敵地イプルアで対戦する。 (via SPORT)

 

■【SDエイバル】

現在勝ち点45で、33ゴールながらリーグ2位の得点効率を誇る。 (via AS)

後半戦の10試合だけで21ポイントを獲得するなど絶好調を維持している。次節はホームのイプルアでラス・パルマスと激突する。右ハムストリングを負傷しているマルコ・モレノは欠場となるが、PSGやバイエルンで活躍したベテラン左サイドバックのフアン・ベルナトは出場見込みである。ベルナトはこれまで3試合に出場している。 (via SPORT)

 

■【RCデポルティボ・デ・ラ・コルーニャ】

アントニオ・イダルゴ監督率いるチームは、ホームでのグラナダ戦(0-2)の敗戦と、メジャ、ジェレマイの両主力の負傷離脱という危機を見事に乗り越え、セウタ戦(1-2)、サラゴサ戦(2-1)と連勝を飾った。負傷者の穴埋めとして、アルティミラを純粋なウイングに配置し、その後方に右サイドバックとしてシモ・ナバロを置く采配がズバリ的中。アルティミラはセウタ戦で強烈なミドルシュートで決勝点を奪った。中盤ではマリオ・ソリアーノとビジャレスのコンビが機能し、前線では若手カンテラーノのンソンゴ・ビルが2試合連続でスタメン起用され、ポストプレーやセウタ戦でのゴールなど大活躍を見せている。ザカリアやムラッティエリとのポジション争いも活性化している。ンソンゴ、ストイチコフ、ルイスミによるハイプレスも相手のビルドアップを苦しめており、現在48ゴールで勝ち点55を獲得し、2週連続でプリメーラ自動昇格圏の2位をキープしている。 (via AS)

次節のスポルティング戦では、相手側の「クラブの日」設定やハイリスク指定による当日窓口閉鎖の影響で、アウェイサポーターのチケット確保に混乱が生じている。 (via AS)

直近のサラゴサ戦では前半を圧倒的に支配し、最終的に2-1で勝利を収めている。 (via SPORT)

 

■【ブルゴスCF】

36ゴールで勝ち点50を獲得し、1ゴールあたりの獲得ポイントでセグンダ最高の得点効率を誇っている。 (via AS)

直近の試合では、ホームのエル・プランティオでコルドバを相手に見事な勝利を収めた。 (via SPORT)

 

■【FCアンドラ】

20歳のトルコ人MFエフェ・アクマンが、カルレス・マンソ監督の下で完全な構想外に陥っている。第17節のアルメリア戦で1アシストを記録し、その後のバジャドリード戦での活躍から第25節まで8試合連続で不動のレギュラーを務めていたが、2月13日のアルメリア戦で出番なしとなって以降、直近のリーグ戦6試合でわずか4分間(コルドバ戦)の出場にとどまっている。前節のエイバル戦では、代わりのセルヒオ・モリーナがベンチスタートだったにもかかわらず起用されず、監督は純粋な「6番」を置かない中盤を採用した。 (via AS)

 

■【レアル・スポルティング・デ・ヒホン】

ホームのエル・モリノンで行われる次節デポルティボ戦において、クラブが「クラブの日(Día del Club)」を設定したことで論争が巻き起こっている。シーズンチケット保持者にもカテゴリーに応じて8〜22ユーロの追加料金が課される上、試合が当局から「ハイリスク指定」を受けたため、試合当日のチケット窓口が閉鎖される事態となった。これにより、ヒホン市外に住むソシオ(全24,000人の約40%)がインターネット購入の手数料(1ユーロ)を避けるためや、直前に行くことを決めたファンがチケットを買えないという深刻な問題が発生している。 (via AS)

直近の試合ではラス・パルマスに敗戦を喫している。 (via AS)

 

■【レアル・バジャドリード】

本拠地ホセ・ソリージャ・スタジアムの駐車場の状態が極めて悪化しており、1982年当時のアスファルトのまま放置されている。穴やパッチ、崩れた瓦礫が散乱しており、利用者にとって危険な状態となっている。クラブと市議会はスタジアム改修に関する法的拘束力のない協定を発表し、ヘスス・フリオ・カルネロ市長は周辺環境や駐車場の緊急性の高い箇所から改修を検討すると約束したが、過去の市長やロナウド会長のプロジェクトでも実現しなかったため、ファンの不満は高まっている。 (via AS)

 

■【レアル・サラゴサ】

カディス戦とアルメリア戦で復調の兆しを見せていたが、敵地リアソールでのデポルティボ戦では前半劣勢を強いられ、2-1で敗北した。ダビド・ナバロ監督はハーフタイムにガーナ人MFサイドゥを投入して中盤を強化し、後半は主導権を握る場面も作った。ダニ・ゴメスの決定的なシュートは相手GKアルバロに阻まれた。サイドゥは今季センターバックなどでの起用が多かったが、本来の中盤で高いポテンシャルを証明した。数ヶ月前にガーナのDansoman Wiseから15万ユーロで完全移籍した20歳の彼は、圧倒的なフィジカルと推進力でアーセナルなどのスカウトからも注目を集めているが、ポジショニングのミスなど若さゆえの課題も残している。 (via SPORT)

 

■【コルドバCF】

敵地エル・プランティオでのブルゴス戦に敗れ、セグンダ・ディビシオンでのクラブワースト記録となる泥沼の6連敗を喫した。これにより、プレーオフ争いから中位へと転落している。イバン・アニア監督にとっても就任以来初の長期連敗であり、チームのプランや選手のパフォーマンスに厳しい目が向けられている。しかし、就任1年目での昇格や2年目の余裕の残留という実績が評価され、過去の監督たちよりも手厚い猶予を与えられている。アニア監督は「選手たちは私のプランを信じている」と語り、チームの立て直しに自信を見せている。 (via SPORT)

 

■【マラガCF】

フネス監督の就任以降、驚異的な快進撃を続けており、残り11試合(33ポイント)を残した時点で勝ち点54を獲得し、すでに直近5シーズンの最終勝ち点(降格した22/23シーズンの44ポイント等)を上回っている。11月時点での降格圏から一転し、現在は自動昇格圏からわずか1ポイント差の4位につけ、6位とは4ポイントの差をつけている。「ロス・ビチョス」と呼ばれる現在のチームは、2018-19シーズンにプレーオフ進出を果たした際と同じ勝ち点ペースで勝ち進んでおり、昇格への期待が最高潮に達している。 (via SPORT)

 

■【アルバセテ・バロンピエ】

冬の移籍市場でビジャレアルBから約100万ユーロで獲得した23歳のFWアレックス・ルビオが遂に爆発した。敵地エル・サルディネロでのラシン・サンタンデール戦で、加入後6試合目にして待望のセグンダ・ディビシオン初ゴールを含む2得点を挙げ、0-4の大勝に大きく貢献した。今季前半戦のビジャレアルBでの8得点と合わせ、早くもシーズン二桁となる通算10ゴールに到達し、チームの得点源として期待に応えている。 (via SPORT)

 

■【ラシン・サンタンデール】

後半戦は好調を維持し、10試合で21ポイントを獲得して上位争いに加わっている。 (via SPORT)

しかし、直近の試合ではホームのエル・サルディネロでアルバセテに0-4の衝撃的な大敗を喫し、厳しい結果となった。 (via SPORT)

 

【本日の総括】

デポルティボとマラガが好調を維持し、自動昇格圏を巡る上位争いは激しさを増している。ラス・パルマスはミヤシロら冬の積極補強が奏功し昇格争いに食い込むなど、各チームの戦力強化が結果に直結し始めている。一方で、コルドバの記録的な6連敗や、アンドラにおける主力選手の突然の冷遇、サラゴサの惜敗など、中位から下位にかけても波乱が続いている。残り11節前後となり、スタジアム外での問題(レガネスの売却条項、スポルティングのチケット問題、バジャドリードの駐車場問題)も浮上する中、昇格と降格を分けるサバイバルはさらに熾烈を極めるだろう。