【今回のラインナップ】
✅ UDラス・パルマス プレーオフ圏内浮上、日本人FW宮代がスタメン定着
✅ ラシン・サンタンデール 首位快走もアルバセテに大敗、代表離脱に苦慮
✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ 怒涛の終盤得点力で2位浮上、交代選手が躍動
✅ アルメリア サラゴサを撃破し首位ラシンに肉薄
✅ レアル・サラゴサ 新監督就任も足踏み、次節は首位ラシンとの大一番
✅ アルバセテ 首位ラシンを粉砕&劇的逆転劇で勢いに乗る
✅ CDカステリョン 泥沼5戦未勝利も、熱狂的サポーターが大挙して敵地へ
✅ マラガCF メンタル不調から復帰のD・サンチェスが躍動、若手は代表へ
✅ CDレガネース 前節5発大勝の破壊力でマラガを迎え撃つ
✅ スポルティング・ヒホン 追加料金問題でファンと対立も、補償案で鎮火を図る
✅ SDウエスカ 今季3人目の監督就任も黒星発進、降格の危機に直面
✅ コルドバCF クラブ史上最悪の6連敗、ジダン息子ら中盤の再編が急務
✅ CDミランデス 連敗中のコルドバのホームに乗り込む
✅ グラナダCF 復調の兆し、守備の要L・ウィリアムズの今夏MLS移籍が決定
✅ SDエイバル J・アマドールがスタメン定着で堅守を牽引、次節ラス・パルマス戦
■【UDラス・パルマス】
チームは勝ち点51に到達し、当初の残留目標である50ポイントを見事にクリアした。1部から降格した3チームの中で唯一昇格争いに絡んでおり、現在の明確な目標はプレーオフ進出による1部復帰である。ミゲル・アンヘル・ラミレス会長は、出番を減らしているジョナサン・ビエラについて「もっとプレーしてほしいが、スタメンを決めるのはルイス・ガルシア監督だ」と指揮官の判断を尊重。ミカ・マルモルに関しては「来季昇格できれば残留の可能性はあるが、現在は2部なのでオプションはない」と断言した。また、28試合で22失点と1部・2部を通じて最少失点を誇るGKディンコ・ホルカスについて、「カテゴリー最高のGKであり、3000万ユーロの契約解除金が設定されている。オファーを聞く準備はある」と市場への扉を開いた。冬に加入した日本人ストライカー、宮代大聖はガルシア監督のスタメンに定着し、8試合出場(先発6試合)で3ゴール1アシストの成績を残している。会長は「アジア人選手の加入によりクラブの国際的なイメージが変わり、日本から注目されていることを誇りに思う」と高い評価を下している。現在6000万ユーロを投じてグラン・カナリア・スタジアムの改修工事が進んでおり、ファンは座席の移動を余儀なくされるが、新スタジアムへの期待から不満の声は出ていない。次節の日曜13時30分キックオフのエイバル戦に向けては、「チャーター便は使えない」として、金曜日に民間航空便の2グループに分かれて遠征する。(via SPORT)
■【ラシン・サンタンデール】
ホセ・アルベルト監督率いる首位チームだが、前節はホームのエル・サルディネロでアルバセテに0-4という衝撃的な大敗を喫した。早い時間帯での失点と退場者が重なったことが致命傷となった。マルコ・サンガリは会見で「11対11であれば勝てたはず。出だしの悪さがすべてを台無しにした。しかし、結果を嘆いている時間はない」とチームを引き締めた。今週末はアウェイでレアル・サラゴサと対戦するが、代表戦によるリーグ戦の中断がないため、多数の主力選手を欠き、負傷者や出場停止も重なる厳しい台所事情となっている。それでもサンガリは「選手層は厚く、プレースタイルやシステムを変えずに戦う」と自信を見せている。現在、デポルティーボとアルメリアに勝ち点4差まで迫られており、首位固めに向けて正念場を迎えている。また、大敗にもかかわらず最後まで応援を続けたサポーターに対して深い感謝の意を表明した。多数の欠場者を補うため、Bチームのラヨ・カンタブリアからラロ、サム・カレラら9名がトップチームの練習に緊急参加している。(via Estadio Deportivo)(via MARCA)
■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】
アントニオ・イダルゴ監督の下、昨季の総勝ち点をすでに上回る快進撃を見せている。ウエスカに勝利し、アルメリアと並んで首位ラシンを勝ち点4差で猛追する2位に浮上した。最大の武器は試合終盤の驚異的な勝負強さである。今季挙げた全48ゴールのうち、26ゴールを後半に記録しているが、特に後半30分以降(ロスタイム含む)だけで22ゴール(全体の45.83%)を荒稼ぎしている。アルメリア、レオン、スビエタ、セウタ戦など、膠着した試合を終盤の劇的ゴールで制してきた。また、ベンチスタートの選手が計11ゴールを挙げており、これはリーグ3位の数字である。前節のサラゴサ戦でも、シモ・ナバーロのクロスから途中出場のサムエレ・ムラッティエーリが決勝点を奪った。今季すでに4度の逆転勝利を収めており、チームのレジリエンスが際立っている。第31節のベストイレブンには、同点弾のストイチコフ(次節は出場停止)と決勝点アシストのシモ・ナバーロの2名が選出された。そのシモ・ナバーロは、「1部のクラブと同様に、2部でも代表戦期間はリーグを中断するべきだ。主力が抜けることは競技の公平性を歪める」と苦言を呈している。(via Estadio Deportivo)(via SPORT)(via Mundo Deportivo)
■【アルメリア】
前節レアル・サラゴサに勝利を収めた。デポルティーボとともに首位ラシン・サンタンデールを勝ち点4差で追走しており、熾烈な自動昇格争いを展開している。(via Estadio Deportivo)
■【レアル・サラゴサ】
ダビド・ナバロ新監督の就任以降、チーム状態は上向いていたが、前節はアルメリアに敗戦を喫した。次節はホームに首位ラシン・サンタンデールを迎える大一番となる。(via Estadio Deportivo)
■【アルバセテ】
アルベルト・ゴンサレス監督の指揮下、前節は首位ラシン・サンタンデールを相手に敵地で0-4の記録的な大勝を収めた。序盤の先制点と相手の退場処分を活かし、試合を完全に支配した。また、直近のホームゲームではラス・パルマス相手に0-1からロスタイムに2ゴールを奪い2-1の劇的な逆転勝利を収めており、チームは完全に勢いに乗っている。次節はホームのカルロス・ベルモンテでカステリョンと対戦する。(via Estadio Deportivo)(via SPORT)
■【CDカステリョン】
今季ベンチメンバーからリーグ最多の16ゴールを生み出しているが、現在は直近5試合で2分3敗と深刻な不調に陥っている。次節のアウェイ・アルバセテ戦に向けて、クラブに割り当てられたアウェイチケット700枚がわずか数時間で完売した。ペーニャ連合(Fedpecas)は「チケットを購入できた全員が乗れるだけのバスを手配する」と宣言し、大挙して敵地に乗り込む予定である。また、クラブは地方との連携を深めるプロジェクトの一環として、4月11日にクジャで「第1回 Fira Albinegra」というファンイベントを開催する。(via SPORT)
■【マラガCF】
フネス監督の下、昇格争いや上位進出に向けてモチベーションを高く保っている。左サイドバックのダニ・サンチェスが、不安障害とうつ病から回復し、カディス戦で5ヶ月ぶりにスタメン復帰を果たした。「心理学者のサポートが絶大だった。同じ悩みを抱えるアスリートは専門家に頼るべきだ」とメンタルヘルスの重要性を訴えている。復帰戦ではダニ・ロレンソへのアシストも記録した。一方で、アーロン・オチョアがアイルランドU21代表、アドリアン・ニーニョがスペインU21代表にそれぞれ招集されたため、今週のレガネース戦を欠場することになり、代表戦による戦力ダウンの影響を受けている。(via Estadio Deportivo)(via SPORT)
■【CDレガネース】
前節セウタから5ゴールを奪って圧勝し、圧倒的な破壊力を見せつけている。次節対戦するマラガのダニ・サンチェスも「現在の順位にいるべきではない、非常に強力なチーム」と警戒感を強めている。(via Estadio Deportivo)
■【スポルティング・ヒホン】
投資グループ「オルレギ」が運営し、現在9位につけプレーオフ進出を目標としている。今季は監督交代(現在はボルハ・ヒメネス監督が指揮)など不安定な戦いが続き、一時はライバルと勝ち点3差だったが失速した。ホセ・リエストラ会長は「誰も現状に満足していない」としつつも、ボルハ・ヒメネス監督、ジョナサン・ドゥバシン、セサル・ヘラベルトら主力の継続路線を強調した。クエンカとフェラーリの来季残留も希望しているが、フェラーリの買い取りオプション行使には1部昇格が絶対条件となっている。マレオ(下部組織)の改革として、競争力向上を理由にU-10の廃止やU-16のチーム数削減を実施した。ピッチ外では、デポルティーボ戦を「クラブの日」に指定し、シーズンチケット保持者からも8〜22ユーロの追加料金を徴収したことでファンが猛反発。これを受け、クラブは追加料金と同額を今後のホーム戦チケット購入や来季のシーズンチケット代から割り引く補償案を正式に発表し、事態の沈静化を図っている。(via SPORT)
■【SDウエスカ】
深刻な降格危機に瀕している。ジョン・ペレス・ボロ監督を解任し、今季3人目の指揮官としてホセ・ルイス・オルトラを招聘したが、新体制の初陣となったホームのアルメリア戦は敗北に終わった。ベテランのセオアネは「新監督の初陣を白星で飾れず非常に痛い敗戦だが、自分たちのミスは確認した。順位表を気にせず、オルトラ監督の戦術と目の前の試合に集中する」と語り、次節のアウェイ・グラナダ戦での必勝を誓っている。チームは現在、降格圏の境界線で苦しんでいる。(via Estadio Deportivo)
■【コルドバCF】
2部でのクラブ史上最悪となる6連敗という泥沼に陥っている。次節はホームのエル・アルカンヘルでミランデスと対戦する。イバン・アニア監督にとって勝利が絶対条件だが、U21スペイン代表に招集されたダニ・レケナの欠場という大きな痛手を負った。イスマ・ルイスの相棒となる中盤の構成が急務であり、椎間板の負傷から3ヶ月ぶりに復帰したテオ・ジダン、負傷明けのアルベルト・デル・モラル、ペドロ・オルティスの3人が代役候補として挙がっている。また、結果が出ていないトップ下を外し、中盤を3枚にするシステム変更も検討されている。(via SPORT)
■【CDミランデス】
代表戦の影響を受けるチームの一つとして言及されている。次節は、歴史的連敗で苦境に立たされているコルドバのホームに乗り込む。(via Estadio Deportivo)(via SPORT)
■【グラナダCF】
パチェタ監督の指揮下、直近3試合で2勝1分と復調の兆しを見せ、現在勝ち点39の14位につけている。降格圏のウエスカとは勝ち点8差であり、次節の直接対決に勝利すれば勝ち点差を11に広げ、残留争いから大きく抜け出すことができる。一方で、守備の要として今季リーグ戦27試合に出場しフル稼働しているセンターバックのロイク・ウィリアムズが、今季終了後にアメリカ・MLSのコロラド・ラピッズへ完全移籍することが正式に発表された。(via Estadio Deportivo)
■【SDエイバル】
ベニャト・サン・ホセ監督の下、センターバックのハイル・アマドールがマルコ・モレノの負傷離脱を機にスタメンに定着した。ペル・ノラスコアインと強固なコンビを形成し、直近6試合中5試合で先発出場。デポルティーボ戦での1敗を除き、好調なチームの守備を力強く牽引している。アマドール自身も「経験上、決して諦めてはいけないと知っている。チャンスが来た時に備えていた」と自信を深めている。次節は日曜日にホームのイプルーアでラス・パルマスを迎え撃つ。(via MARCA)
【本日の総括】
ラシン・サンタンデールがアルバセテに大敗を喫したことで、自動昇格枠を巡る争いが完全に沸騰している。驚異的な終盤の得点力を誇るデポルティーボと、サラゴサを下したアルメリアが勝ち点4差に迫り、プレッシャーをかけている。また、日本人ストライカー宮代大聖がフィットしたラス・パルマスもプレーオフ圏内に浮上し、昇格争いに名乗りを上げた。
下位では、ウエスカが今季3人目の監督を迎えるも結果が出ず降格のボーダーラインで苦しみ、コルドバも歴史的6連敗とどん底の状態にある。代表ウィークによるリーグ戦中断がないため、主力選手を引き抜かれたクラブとそうでないクラブの間で戦力バランスの歪みが生じており、各チームの総力戦と監督の采配が今後の運命を大きく左右する。
