【今回のラインナップ】
✅ レアル・オビエド [創立100周年記念行事の熱狂と、降格圏での監督続投明言]
✅ アルバセテ [無失点試合数で国内トップを記録、一方ポスト直撃数もリーグ最多]
✅ CDカステリョン [跳躍力抜群のカマラのヘディング弾と、アルバセテとの枠当てダービー]
✅ レアル・バジャドリード [高リスク指定の地方ダービー、ブルゴス戦に向けた取り組み]
✅ ブルゴス [プレーオフ圏内で好調を維持し、バジャドリードとのダービーへ]
✅ マラガCF [過密日程の中で昇格直行枠を争う、運命の3連戦がスタート]
✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [昇格を争う大一番と、若手MFノエ・カリージョの契約延長]
✅ レバンテ [降格圏脱出に向けた選手の決意と、絶好調カルロス・エスピの活躍]
✅ スポルティング・ヒホン [デポルティーボ戦の追加料金問題でサポーターと衝突、クラブが代替案を提示]
✅ その他のチーム [レガネス、FCアンドラ、コルドバ、エイバルなどの昇格・降格関連情報]
■【レアル・オビエド】
1926年3月26日の創立から100周年を迎えた。深夜0時にサポーターグループ「フォンド・ノルテ」主導のもと、ウリア通りや大聖堂、カルロス・タルティエレ・スタジアムなど市内25ヶ所から約3000ユーロを費やした3000発の打ち上げ花火が上がり、祝祭が幕を開けた。クラブ発祥の地であるジル・デ・ハス通りでは「サカベレス」協会によるブルー・プラーク設置イベントが行われ、タルティエレ家が合併文書を再現した創設プレートなどの除幕を行った。モビスターによる歴史ドキュメンタリーの放送記念イベントでは、キャプテンのサンティ・カソルラがラウンドテーブルに参加するほか、今後「サンティ・カソルラの友人たち」対「エステバン・スアレスの友人たち」の記念試合も予定されている。さらにバチカンでの教皇へのユニフォーム贈呈やイシドロ・ランガラの展覧会も開催されており、合併前のクラブをオマージュした代替ユニフォームや100周年記念ユニフォーム(ブルー&ゴールド)もファンの熱狂を呼んでいる。(via SPORT)
一方、スポーツ面では非常に厳しい状況にある。チームはリーグ最下位の勝ち点21に沈み、残り9試合で残留ラインまで8ポイント差という絶望的な位置にいる。しかし、マルティン・ペラエス会長は、たとえ3部(セグンダB)へ降格したとしてもギジェルモ・アルマダ監督を来季も続投させる方針を明言した。この決断は親会社「パチューカ・グループ」のヘスス・マルティネスも完全に支持している。残留には38ポイントが必要と試算されており、ホーム残り5試合中4勝が必須条件となっている。(via Estadio Deportivo)
インフラ面では明るい話題がある。シエロ市議会がラ・ベルガにおける新スポーツシティの第一フェーズ建設計画を承認した。7つのサッカーコートと最大1200平方メートルの付属棟を備え、夏前には着工される見込みだ。(via SPORT)
また、カンテーラからバルサ・アトレティコにレンタル移籍中のホアキン・デルガドが目覚ましい活躍を見せており、バルセロナは400万ユーロの買取りオプションの減額交渉を望んでいるが、オビエド側にはまだ公式なアプローチは届いていない。(via SPORT)
■【アルバセテ】
今季のアルバセテは非常に両極端なスタッツを記録している。まず、プロリーグ全体で最多となる13回のクリーンシート(無失点試合)を達成しており、国内のメガクラブすらも凌いでいる。ラウール・リソアインが7回、ディエゴ・マリーニョが6回と、両GKの活躍とチーム全体の強固な守備が光っている。(via MARCA)
しかし攻撃面では不運に見舞われており、シュートがポストやクロスバーに嫌われた回数がリーグ最多の21回に達している。ジョン・モルシージョだけで4回を記録しており、次節で対戦するCDカステリョン(16回でリーグ2位)との試合は、まさに「枠当てダービー」の様相を呈している。(via SPORT)
■【CDカステリョン】
シュートが枠に当たった回数が16回でリーグ2位となっており、アルバセテとの対戦を控えている。(via SPORT)
クルトゥラル・レオネサ戦では、ウスマン・カマラの決勝ヘディング弾(1-0)が大きな話題となった。イスラエル・スエロのクロスに対し、ゴールラインから約9メートル離れた位置から放たれたこのシュートは、AIの分析によると約2.30メートルの高さ(彼の身長1.76メートルより56cm高い)に到達していた。クリスティアーノ・ロナウドに匹敵する驚異的な跳躍力として、クラブ内外で高く評価されている。(via SPORT)
■【レアル・バジャドリード】
降格圏からの脱出を懸けて、ホセ・ソリージャ・スタジアムでブルゴスとの地方ダービーに挑む。フラン・エスクリバ監督率いるチームは、ウエスカ戦とレガネス戦の勝利時に好評だった「ファン・ゾーン」を13時から設置し、スタジアム周辺の機運を高める。過去にブルゴスの過激派による騒動があったため、反暴力委員会によって高リスク試合に指定され、警察の厳重な警備が敷かれる。(via AS)
■【ブルゴス】
プレーオフ圏内に位置し、好調を維持したままレアル・バジャドリードとの地方ダービーに臨む。アウェイのホセ・ソリージャ・スタジアムには、クラブに割り当てられた約600枚のチケット(30ユーロ・記名式)を手にした熱狂的なサポーターが駆けつける。(via AS)
■【マラガCF】
昇格直行枠(2位)およびプレーオフ進出を懸けた死闘の真っ只中にいる。残り11試合で勝ち点33を争う中、現在勝ち点54で上位に食い込んでいる。今週は非常に過酷な日程で、約1週間で3試合を戦う。土曜日にホームでレガネス戦、4月1日にFCアンドラ戦をこなし、週末にはアウェイでデポルティーボ・ラ・コルーニャとの大一番を迎える。この3連戦がセグンダの昇格争いの行方を決定づける。(via SPORT)
■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】
現在勝ち点55で昇格直行枠を激しく争っており、マラガとの直接対決に向けて士気を高めている。(via SPORT)
クラブは未来への投資も欠かさず、ファブリル(Bチーム)から台頭した2006年生まれのMFノエ・カリージョの契約延長を間近に控えている。コパ・デル・レイのマジョルカ戦で劇的な決勝ゴールを挙げた有望株であり、現在はBチームが主戦場だが、2027年までとなっている契約をさらに延長し、長期的に確保する方針だ。(via SPORT)
■【レバンテ】
降格圏からわずか3ポイント差と苦しい状況にあるが、直近のオビエド戦での勝利で息を吹き返した。DFのマティアス・モレノは「残留に疑問はない。自分たちのベストを尽くせば結果はついてくる」と力強く語っている。ジローナ戦やラージョ・バジェカーノ戦でのロスタイムの失点がチームに深い精神的ダメージを与えていたが、直近4試合で6ゴールを量産しているカルロス・エスピの圧倒的なフィジカルと得点力が、チームの完全な起爆剤となっている。(via Estadio Deportivo)
■【スポルティング・ヒホン】
デポルティーボ・ラ・コルーニャとの高リスク指定試合を前に、クラブとサポーターの間で深刻な対立が発生している。クラブがこの試合を「クラブの日」に指定し、シーズンチケット保持者に対しても8〜22ユーロの追加料金を求めたため、サポーターグループはエル・モリノンを空席にするボイコットを呼びかけた。これに対しクラブは、支払われた追加料金を今後6ヶ月以内の別試合のチケット購入、または2026-27シーズンのシーズンチケット代金からの割引として利用できる代替案を提示し、来季以降の「クラブの日」廃止を約束して事態の収拾を図っている。(via Estadio Deportivo)
■【その他のチーム】
現在の昇格・プレーオフ争いは熾烈を極めている。ラシン・サンタンデール(59ポイント)が首位を走り、デポルティーボ(55)、アルメリア(55)、マラガ(54)、ラス・パルマス(51)が追従している。さらにブルゴス、エイバル、カステリョンが50ポイントで並んでいる。
また、シュートが枠に当たった不運なチームとして、コルドバ(15回)、FCアンドラ、レアル・サラゴサ、グラナダ、アルメリア、カディス(各10回)、レガネス、ミランデス(各5回)が挙げられる。一方でクルトゥラル・レオネサ(4回)やウエスカ(3回)は枠直撃が少ない。(via SPORT)
【本日の総括】
本日はレアル・オビエドの創立100周年という歴史的な節目に沸く一方で、ピッチ上の現実は非常に過酷であることが浮き彫りとなった。上位陣ではラシン・サンタンデールを筆頭に、デポルティーボ、アルメリア、マラガが昇格直行枠を巡るデッドヒートを繰り広げており、特に今週の過密日程における直接対決が今後の勢力図を完全に決定づけるだろう。下位ではオビエド、バジャドリード、レバンテが生き残りを懸けた死闘を演じており、クラブ内外でのサポーターとの結束や、ワンプレーの運(枠直撃数など)が最終的な運命を分けることになりそうだ。
