【今回のラインナップ】

 

✅ マラガCF [22歳未満のチュペが今世紀3人目となる通算6度目のドブレテを記録]

 

✅ コルドバCF [前半の失点率がリーグワーストを記録し泥沼の5連敗]

 

✅ レアル・バジャドリード [契約満了のMFチュキに欧州強豪クラブが熱視線]

 

✅ CDテネリフェ [右SBのセサル・アルバレスがリーグ19試合連続フル出場中]

 

✅ レアル・サラゴサ [ナバロ新監督の熱いスピーチでチームが団結し奇跡の残留へ望み]

 

✅ CDミランデス [残留ラインまで勝ち点10差も、下位チームとの対戦を残し逆転を狙う]

 

✅ CDカステリョン [本拠地での次戦3試合がすべて平日開催となりファンから不満が噴出]

 

✅ UDラス・パルマス [指揮官の消極的な采配が裏目に出てアルバセテに逆転負けし自動昇格逃す]

 

✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [各クラブへレンタル中の若手選手たちの最新出場動向まとめ]

 

■【マラガCF】

マラガのカルロス・ルイス・ルビオ(通称チュペ)が、5-3で勝利したウエスカ戦においてドブレテ(1試合2得点)を達成しました。これにより、今世紀のセグンダにおいて22歳未満でドブレテを6回記録した3人目の選手という歴史的な快挙を成し遂げています。彼を上回るのはダビド・ビジャ(10回)とジェラール・デウロフェウ(7回)の2名のみです。さらに、チュペは90分以降のアディショナルタイムに2ゴールを奪うという、プロサッカー界でも極めて稀な記録も樹立しており、これはマラガのクラブ史上初の出来事です。現在リーグ4位につけるチームにおいて、チュペは今季27試合で14ゴール3アシストを記録し、絶対的な得点源として大車輪の活躍を見せています。チーム自体も2026年に入ってから8勝1分2敗と絶好調であり、昨年末からの5試合無敗を含め素晴らしいダイナミクスを維持しています。チュペはコルドバのセネカ、セビージャ、アルタイール、サン・フェリクスを経て2022年にアトレティコ・マラゲーニョに加入し、昨季トップチームに昇格。残り12節とプレイオフに向けて、昇格の鍵を握る最重要人物となっています。(via MARCA)

 

■【コルドバCF】

コルドバは現在5連敗中であり、その間に15失点(1試合平均3失点)を喫するなど、急激なスランプに陥っています。最大の課題は前半の失点の多さで、今季これまでに許した43失点のうち、過半数の23失点(53.48%)が前半45分までに集中しています。これはセウタ、クルトゥラル・レオネサと並んでセグンダで最も多い数字です。直近5試合に限れば、前半に11失点(73.33%)を喫し、そのうち7失点が前半20分までに生まれているという深刻な状況です。唯一、前半をリードされずに折り返したラシン・サンタンデール戦(トリジのゴールで1-1)でも、後半開始直後の5分間にアンドレス・マルティンとイニゴ・ビセンテに連続ゴールを許して敗れています。攻撃面では前半に17ゴール、後半に20ゴールと反発力を見せているものの、早い時間帯での失点が多すぎて追いつけない展開が続いています。イバン・アニア監督のチームは、昇格争いを見据えていた野心とは裏腹に、常に逆境からスタートする致命的な弱点を抱え、軌道修正が急務となっています。(via SPORT)

 

■【レアル・バジャドリード】

21歳のMFチュキが今夏に退団することが濃厚となっています。残り3ヶ月で契約満了となる彼は、直近のレガネス戦でアシストを記録し、今季合計6アシスト5ゴールと抜群の存在感を発揮しています。マラガ戦でも今季を代表するような圧倒的なパフォーマンスを見せ、チームの残留に向けて全力を尽くす姿勢を貫いていますが、フリーエージェントとなる彼には国内外の強豪クラブが熱視線を送っています。ドイツのシュトゥットガルトやセスク・ファブレガス率いるイタリアのコモ、そしてスペインのベティスなどが獲得に興味を示しています。ガブリエル・ソラレス会長は先週、契約延長オファーを提示したことを明かした上で、選手の決断が金銭面だけでなくリーグや国の魅力にも左右されると語り、慰留が困難であることを事実上認めました。バジャドリードは育成補償金以外の移籍金を得られない見込みですが、クラブは彼のパフォーマンスとチームへの愛情に深く感謝しており、彼が欧州のより高い舞台へ羽ばたくことを応援する構えです。(via MARCA)

 

■【CDテネリフェ】

右サイドバックのセサル・アルバレス・アブランテ(2003年生まれ、サンタ・クルス・デ・テネリフェ出身)が、リーグ戦19試合連続フル出場中という驚異的な鉄人ぶりを発揮しています。コパ・デル・レイの2試合を含めると、21試合連続フル出場(合計1,710分+アディショナルタイム)となります。チーム内で彼を上回るのはアントニー・ランダスリの23試合のみです。セサルは昨年11月1日のラ・マラータでのラシン・フェロル戦(0-2)でスタメンの座を掴んで以来、累積警告や負傷による離脱もなく右SBに定着しました。アルバロ・セルベラ監督のもと、ダビド・ロドリゲス、ランダスリ、ホセ・レオンとともに強固な4バックを形成しています。特筆すべきは1月9日のタラベラ・デ・ラ・レイナ戦で、後半アディショナルタイム(92分)に監督の「ペナルティエリアに入れ」という指示を忠実に実行し、ヘスス・デ・ミゲルのパスから決勝ゴールをマークしました。テネリフェの下部組織で12シーズンを過ごした彼は、2025年1月にトップチームデビューを果たし、同年6月に2027-28シーズンまでのプロ契約を締結して正式にトップチームへ昇格した生え抜きの星です。(via SPORT)

 

■【レアル・サラゴサ】

ダビド・ナバロ監督が就任してから2連勝を飾り、絶望的だった残留へ向けて勝ち点4差まで迫る奇跡の追い上げを見せています。ブルゴス戦(0-1)の敗戦で12試合中11戦未勝利となり、残留ラインから勝ち点8差に突き放された際は、過去のデータで残留確率14%という危機的状況に陥り、試合後にはバスの窓ガラスが割られるなどファンとの関係が最悪の状態でした。しかし、アルメリア戦を前にナバロ監督が「今日まで彼ら(アルメリア)の方が我々より上だった。だが、君たちが心に情熱を抱いてプレーすれば何ができるか、彼らは知らない。最後まで諦めるな」と熱いスピーチで選手を鼓舞し、スポーツディレクターのラロ・アランテギもロッカールームを訪れてチームを激励しました。その結果、ダニ・ゴメスのゴールなどでアルメリアに見事勝利し、イベルカハ・エスタディオのファンとの絆を完全に取り戻しました。12月に手術を受け、冬の市場でクミッチに選手登録枠を譲ったパウリーノ・デ・ラ・フエンテも試合前のロッカールームに姿を見せています。残り18ポイントがホームでの試合にかかっており、スタジアムとの一体感で奇跡の残留を狙います。(via SPORT)

 

■【CDミランデス】

アンチョン・ムネタ監督率いるチームは、残留ラインから勝ち点10差と非常に厳しい状況に立たされています。セウタ戦では数え切れないほどの決定機を逃した末に敗北を喫し、直近で3連敗となったことでチームの士気に大きなダメージを与えています。しかし、残り12試合のうち8試合が中位から下位のチームとの対戦(コルドバ、レアル・ソシエダB、アルバセテ、グラナダ、レアル・バジャドリード、レガネス、レアル・サラゴサ、クルトゥラル・レオネサ)であるため、スケジュールに一縷の望みを託しています。特にレアル・サラゴサとクルトゥラル・レオネサは降格圏に沈む直接のライバルであり、絶対に落とせない試合となります。今週末にホームのアンドゥバで迎えるレアル・バジャドリード戦では、奇跡の残留へ向けて何としても勝ち点3が必要不可欠です。(via AS)

 

■【CDカステリョン】

シーズンが昇格・プレイオフ争いの佳境を迎える中、ホームのSkyFiカスタリアで開催される次戦3試合(クルトゥラル・レオネサ、アルメリア、グラナダ戦)がすべて平日開催となり、ファンから強い不満が噴出しています。日程は3月23日(月)20:30にクルトゥラル・レオネサ戦、3月28日(土)21:00のアウェイでのアルバセテ戦を挟み、4月2日(木・聖木曜日)20:00にアルメリア戦、4月4日(月・イースターマンデー)19:00にグラナダ戦という過密かつ不規則なスケジュールです。日程が決定している34節の段階で、金曜日または月曜日の開催がすでに8試合に上っており、これより不遇な日程を組まれているのはリーグ内で5チームのみです。仕事や家庭の都合をつけてスタジアムに駆けつけるファンへの負担が大きすぎると非難の声が上がっており、ホームの圧倒的な応援が不可欠なクラブの昇格戦線にも悪影響を及ぼしかねないと危惧されています。(via SPORT)

 

■【UDラス・パルマス】

カルロス・ベルモンテでのアルバセテ戦に敗れ、自動昇格のチャンスを逃す痛恨の黒星を喫しました。前半はルイス・ガルシア監督の戦術が機能し、開始5分にはCKからのサインプレーでミヤシロの動きに合わせたマヌ・フステルが先制ゴールを奪いました。しかし後半、ルイス・ガルシア監督の消極的な采配が裏目に出ます。60分に攻撃を牽引していたマヌ・フステルとキリアンを下げ、ビエラとアマトゥッチを投入したことでチームの機能が完全に停止し、前線のヘセが孤立しました。さらにウイングのアレ・ガルシアに代えてサイドバックのクリスティアンを投入、ビティ・ロサダとエンリケ・クレメンテに代えてCBのエルソグとペジーニョを投入するなど守備固めに奔走。ペファーテ出身のペジーニョを偽右サイドバックに配置する奇策も失敗し、後半のシュート数は3本対15本と圧倒されました。結果的にアディショナルタイムにジェフテのPKとオベンの強烈なシュートで逆転を許し、ペドロラやサンドロ・ラミレスといった攻撃のカードをベンチに残したままの采配には「ケチな采配(racanería)」と痛烈な批判が浴びせられています。(via MARCA)(via SPORT)

 

■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】

レンタル移籍中の若手選手たちの動向が報告されています。クルトゥラル・レオネサのルイス・チャコンはラシン・サンタンデール戦(1-2敗戦)で攻撃面で存在感を示しましたがゴールには結びつかず。アンドラのペチャロマンはグラナダ戦(1-1)の後半アディショナルタイムに出場したもののボールにほとんど触れられませんでした。グラナダのボルディーニは怪我から約1ヶ月ぶりに招集メンバーに復帰し、同試合でベンチ入りを果たしました。カルタヘナのケビン・サンチェスはテルエル戦(0-0)で30分間プレーし攻撃に活気を与えようと突破を図りました。オウレンセCFのマルティン・オチョアはラシン・フェロル戦(1-1)に68分間出場して相手CBの厄介な存在となり、アドリアン・ゲレーロはスタメンに復帰して78分間プレーしサイドから幾度もチャンスを演出しました。一方、ラシン・フェロルのハイロ・ノリエガは同試合に先発するもミスが目立ち65分に途中交代、アルバロ・マルドネスは3試合連続で出番なしとなっています。ポンテベドラにレンタル中のルベン・ロペス、ルイゾン、ディエゴ・ゴメスは洪水の影響で試合が延期となり出場していません。(via AS)

 

【本日の総括】

本日のセグンダでは、上位陣と下位陣の明暗がくっきりと分かれる結果となりました。マラガがチュペの歴史的な大活躍で上位戦線を力強く牽引する一方で、ラス・パルマスは指揮官の采配ミスから痛恨の逆転負けを喫し、自動昇格の足踏みを強いられています。降格圏では、ナバロ新監督の熱い言葉で息を吹き返したレアル・サラゴサが残留へ向けて猛追を開始。対照的に、コルドバは前半の失点癖が直らず泥沼の5連敗、ミランデスも絶望的な勝ち点差に苦しんでおり、残留争いはメンタルとチームの団結力がより一層問われる極限のサバイバルへと突入しています。