【今回のラインナップ】
✅ レアル・サラゴサ 新監督効果で復調の兆しを見せ、来季に向けた積極的な補強や有望株の確保に着手
✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ 自動昇格圏浮上へ向け、ホーム・リアソールでファンとの結束を強化
✅ スポルティング・デ・ヒホン チケット代上乗せ措置にファンが猛反発し、クラブが来季からの制度廃止を発表
✅ コルドバCF 悪夢の5連敗で降格の影が忍び寄り、次節での連敗ストップが至上命題に
✅ CDカステリョン VAR判定の不運に泣き5位に転落するも、ブレない姿勢と信念を強調
✅ FCアンドラ 守備の安定で4戦無敗を記録し、降格圏脱出へ向けて大きな自信を深める
✅ アルバセテ・バロンピエ 不動の右ラテラルであるフラン・ガメスと2027年までの契約延長で合意
✅ クルトゥラル・レオネサ 新体制でも降格圏に沈むが、選手は残留を決して諦めない闘志を燃やす
✅ CDミランデス 最下位の泥沼から抜け出せず、相次ぐ監督交代でチームは不安定な状況に
■【レアル・サラゴサ】
ダビド・ナバロ監督の就任後、チームは2連勝を飾り、勝ち点30で20位につけている。次節(第31節)のアウェー・デポルティーボ戦に勝利すればウエスカを抜き、降格圏脱出まであと1ポイントに迫る可能性がある。MFピニージャは、指揮官の戦術面だけでなく日常的な落ち着きや感謝の言葉がチームのパーソナリティに好影響を与えていると語り、残り36ポイントある中で残留は確実に可能だと自信を示した。ピニージャ自身はラストパスなど自由なプレーを許されており、2030年までの契約について「一生サラゴサにいたい」とクラブへの愛着を口にした。また、負傷していたケナン・コドロとパブロ・インスアが火曜日の個別調整を経て水曜日の全体練習に復帰し、次戦に出場可能な見通しとなった。バキスも書類手続きを終えて合流したが、タチ、エル・ヤミク、グティ、バレリーは引き続き負傷欠場となる (via Estadio Deportivo)。
ラロ・アランテギSDは就任からわずか2週間で、来季の補強としてナスティック・デ・タラゴナからジャウメ・ハルディ(23歳)の獲得を内定させた。今季1a RFEFで11得点を挙げる左利きのアタッカーであり、スピードよりもストライドの大きさと得点力が際立ち、カテゴリーを問わず重要な戦力になると評価されている。アランテギSDのインタビューによれば、ダビド・ナバロ監督については即効性とクラブを熟知している点を評価し、2部残留なら来季も続投を望むと明言している。また、冬の市場ではセビージャからマヌ・ブエノのレンタル移籍で合意寸前だったが、マティアス・アルメイダ監督(セビージャ)のストップにより土壇場で破談となり、代わりにベティスからマウリ・メンサーを獲得した。カンテラの有望株であるルーカス・テレール、バラチナ、アレックス・ゴメスらの契約更新にも全力を注いでおり、近日中に新たなカンテラディレクターが就任する予定だ (via SPORT)。
■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】
第32節のスポルティング・デ・ヒホン戦を控える中、プリメーラへの自動昇格圏内への浮上が現実味を帯びている。次節のサラゴサ戦に向けて、アントニオ・イダルゴ監督は出場停止のためベンチ入りできない。負傷中のロウレイロはセウタ戦で負った足首の捻挫のため個別調整中で欠場がほぼ確実となり、メジャは水曜日に膝の手術を受けたため今季絶望となった。イェレマイは練習に復帰して回復を見せているものの、出場は依然として不透明だ。クラブは残り12試合中7試合がホームとなる強みを最大限に活かすべく、試合の約2時間前(19:15)にリアソールのゲート0でチームバスの出迎えをファンに呼びかけ、スタジアムの熱気を高める計画を立てている (via SPORT)。
かつてアベゴンドで育ち、現在はサラゴサの守備の要となっているパブロ・インスアが、約20年の時を経てリアソールに凱旋する。彼は「デポルティーボのワン・クラブ・マンになりたかった」と過去のドイツ移籍への心残りを明かしつつ、敵として古巣の前に立ちはだかることになる (via SPORT)。
■【スポルティング・デ・ヒホン】
プレーオフ進出を目指す中、3月28日(第32節)に控えるホームのデポルティーボ戦を「クラブの日(Día del club)」に指定し、ソシオ(年間パス保持者)に対しても追加料金(大人は最大22ユーロ、割引対象で8〜17ユーロ)を課すことを決定した。これに対し、応援グループ「ウルトラボイス(Ultra Boys)」が「スポーツ面より経済面を侮辱的なまでに優先した」と猛反発し、エル・モリノンでの応援ボイコットを宣言した (via Mundo Deportivo)。
ファンの激しい怒りと批判を受けたクラブは急遽声明を出し、来季の年間パス・キャンペーンから「クラブの日」制度を完全に廃止すると発表した。ただし、今回のデポルティーボ戦における追加料金の徴収は維持される (via Estadio Deportivo)。
■【コルドバCF】
レアル・ソシエダBに0-2で敗れ、イバン・アニア監督率いるチームはアルメリア(1-2)、セウタ(2-3)、アンドラ(1-4)、ラシン・サンタンデール(3-4)戦に続く痛恨の5連敗を喫した。2部リーグでの5連敗は、降格の憂き目に遭った2004-2005シーズン以来となる約20年ぶりの悪夢的記録である (via SPORT)。
現在、残り12試合で勝ち点41。降格圏からは10ポイントのリードがあるものの、昇格プレーオフ進出の夢はほぼ絶たれた。残留の安全圏とされる勝ち点50まであと3勝が必要な状況であり、次節はアウェーのエル・プランティオでブルゴスCFと対戦し、なんとしても負の連鎖を止めなければならない。過去に2部で5連敗を記録した4回のうち2回は降格しており、ファンには大きな不安が広がっている (via SPORT)。
■【CDカステリョン】
パブロ・エルナンデス監督率いるチームは、直近のスポルティング戦でもウスマン・カマラのヘディングシュートがアルベルト・ヒメネスのオフサイド関与によりVARで取り消されるなど、今季のVAR判定による損益バランスが全22チーム中で最悪の「-6」を記録している。これまでに4つのゴールが取り消され、相手の無効とされるべきゴールが3つ認められるなど、不運な判定に泣かされている (via SPORT)。
リーグ戦では3連敗を含む4試合未勝利で、首位から5位へと転落した。MFディエゴ・バリは「以前はなかったミスを犯しているが、自分たちのスタイルを疑わないことが最も重要だ。さらに結束して状況を好転させる」と強調し、次節(月曜20:30)のクルトゥラル・レオネサ戦での立て直しを誓った。なお、ウインガーのシペンガがコンゴ代表のW杯予選に招集されたため、クルトゥラル戦、28日のアルバセテ戦、4月2日のアルメリア戦を欠場する痛手を負っている。クラブはクルトゥラル戦への出場をコンゴ連盟に要請したが却下された (via MARCA)。
■【FCアンドラ】
カルレス・マンソ監督の就任以降、チームは守備の安定を取り戻し、直近のグラナダ戦の勝利を含めて4試合連続で勝ち点(3勝1分)を獲得している。FWラウタロ・デ・レオン(ラウティ)は「以前は決めきれなかったチャンスをモノにできている。良い守備が好調の鍵だ」とチームの進化に手応えを示している (via MARCA)。
今季は5ゴールにとどまっているラウティだが、マルク・カルドナの加入後もスタメンを守り続けており、昨季の1a RFEF終盤に見せたゴール量産の再現を信じて焦りはない。次節(土曜16:15)は、勝ち点3差で10位につける強敵SDエイバルをホームのノウ・エスタディに迎える大一番であり、降格圏からさらに遠ざかるための重要な試金石となる。ラウティはエイバルを「強固で前線に質の高い選手がいる」と強く警戒している (via MARCA)。
■【アルバセテ・バロンピエ】
バレンシア出身の右ラテラル、フラン・ガメスが2027年6月30日まで契約を延長した。昨年7月の加入からわずか8ヶ月で、その経験、スピード、そしてパーソナリティがチーム内で高く評価され、首脳陣やファンから絶対的な信頼を勝ち取った。これまで公式戦30試合(リーグ戦27試合中21試合で先発)に出場し、1,753分プレイ、4アシストを記録。2部リーグで通算210試合出場の実績をチームに還元している (via Mundo Deportivo)。
■【クルトゥラル・レオネサ】
ルベン・デ・ラ・バレラ新体制となったが、直近の首位ラシン・サンタンデール戦を含め3連敗を喫し、残留ラインから7ポイント差のブービー(最後から2番目)に沈んでいる。しかし、怪我から復帰したラファ・トレサコは「チームは死んでいない。トレーニングの強度は上がり、守備ラインも高くなっている。新監督の要求に応え、より前線に近い位置で結果を出す」と闘志を燃やしており、選手たちは残留を微塵も諦めていない (via MARCA)。
■【CDミランデス】
リーグ最下位(コリンタ)に沈む苦しいシーズンを送っている。フラン・フスト監督からヘスス・ガルバン、そしてアンチョン・ムネタへと監督交代が相次ぐ不安定な状況が続いており、チームの立て直しは急務となっている。冬の市場ではベティスからレンタル加入していた若手イスマエル・バレアが、前半戦で11試合(641分)1ゴールと結果を残せず、出場機会の激減を理由にレンタルを打ち切って退団するなど、編成面でも迷走が見られる (via Estadio Deportivo)。
【本日の総括】
昇格争いでは、自動昇格圏への浮上を虎視眈々と狙うデポルティーボ・ラ・コルーニャがファンの大声援を背景に勢いを加速させる一方、VARの不運に泣くCDカステリョンが5位に後退し、上位戦線に波乱が生じています。降格争いでは、新監督効果で息を吹き返したレアル・サラゴサとFCアンドラが残留に向けて力強い歩みを見せる中、20年ぶりの5連敗を喫したコルドバCFに暗雲が立ち込め、CDミランデスやクルトゥラル・レオネサは監督交代後も泥沼から抜け出せずにいます。各チームの明暗がくっきりと分かれ、シーズン終盤のサバイバルはさらに激しさと混沌を増しています。
