【今回のラインナップ】

 

✅ カディス [セルヒオ監督復帰で快勝、無失点でミランデスを撃破]

✅ ミランデス [カディスに敗れ降格危機、アンダバでの不振続く]

✅ デポルティボ・ラ・コルーニャ [両翼不在の緊急事態、難攻不落のセウタの要塞へ]

✅ アルメリア [4ヶ月ぶりの自動昇格圏、追われる立場でサラゴサ戦へ]

✅ ラス・パルマス [56日間の不振を抜け連勝、宮代の活躍で昇格確保へ前進]

✅ スポルティング・ヒホン [監督交代の因縁の相手カステリョンと激突、本拠地練習を解禁]

✅ マラガ [チュペの得点力で上位キープ、本拠地でウエスカを迎え撃つ]

✅ エイバル [アウェイ初勝利で勢い、ホーム6連勝の要塞でブルゴス戦]

✅ ブルゴス [高い戦術的完成度でエイバルの要塞攻略を狙う]

✅ レアル・サラゴサ [カンテラ引抜問題で他クラブの出入り禁止を解除、アルメリアと対戦]

✅ ラシン・サンタンデール [A・マルティンの得点力で首位快走、クルトゥラル戦へ]

✅ ウエスカ [アウェイ絶不調で降格圏、ペレス・ボロ監督は背水のマラガ戦]

✅ カステリョン [デポルを抑え3位浮上、因縁のスポルティング戦へ]

✅ レガネス [エイバルに敗れ巻き返しを期す、バジャドリード戦へ]

✅ レアル・バジャドリード [ホームでレガネスを迎え撃つ]

✅ コルドバ [泥沼の4連敗、強力攻撃陣を擁するレアル・ソシエダB戦で正念場]

✅ レアル・ソシエダB [日本人カズナリ・キタ復帰へ、超攻撃的スタイルでコルドバへ乗り込む]

✅ グラナダ [デポル撃破の勢いそのままにホームでアンドラ戦]

✅ アンドラ [スポルティング撃破の勢いでグラナダの地へ]

✅ クルトゥラル・レオネサ [冬の補強ペルー・ロドリゲスを擁し首位ラシンに挑む]

✅ セウタ [ホーム無双の昇格組、プレーオフ圏内を懸けデポルティボを迎え撃つ]

✅ アルバセテ [元同郷選手を擁し、好調ラス・パルマスをホームで迎え撃つ]

 

■【カディス】

セルヒオ・ゴンサレス監督が復帰し、ミランデスを2-0で下す素晴らしい再出発を飾った。前半戦は8試合で勝ち点1しか得られずガイスカ・ガリターノ前監督が解任される泥沼の状態だったが、2026年に入り初の無失点勝利を達成した。試合は序盤の7分に右サイドへ移ったセルヒオ・オルトゥーニョの折り返しからブライアン・オカンポが先制。さらに10分にはイケル・レシオの幸運なロングボールからユシ・ディアラが鮮やかなリーグ戦初ゴールを決めた。MVPに輝いたのは守護神ダビド・ヒルで、指を脱臼しながらもロスタイムの決定的なシュートをクロスバーに逃れるなどビッグセーブを連発した。その他、中盤で幅広く動くムサ・ディアキテや、オフザボールの動きが良いアルバロ・ガルシア・パスクアル、違いを生み出すスソ、カウンターで活きたダウダ・カマラとホアキン・ゴンサレスの存在感も光った。一方で、CBホルヘ・モレのミスやイサ・カルセレンの1対1での苦戦、スピードを見せたラウール・ペレイラの守備課題など不安も残る。大怪我から復帰したボヤン・コバチェビッチが次節マラガ戦で先発する見込みであり、降格圏脱出へ向け大きな勝ち点3を手にした。(via AS)

 

■【ミランデス】

カディスに0-2で敗れ、直近6試合で4敗目と泥沼の最下位に沈んでいる。本拠地アンダバに戻ってからも6試合で1勝しかできておらず、プリメーラ・フェデラシオン(3部)への降格が現実味を帯びている。アンチョン・ムネタ監督は後半からイケル・コルドバ、エル・ジェバリ、カンテラ出身のウナクスを投入する3枚替えを敢行。特にウナクスはヘディングシュートやロスタイムのクロスバー直撃のシュートで脅威となり、エル・ジェバリも攻撃を牽引した。ハビ・エルナンデスがPKをアピールする場面や、セルビ・クルアのヘディング、アリ・ホウアリの枠外シュートなどもあったが、シレン・ディアオのGKとの1対1の決定機逸などが響き、無得点に終わった。ウゴ・ノボアに当たって失点コースが変わる不運もあり、GKフアンパの好セーブも実らずチームの焦りは隠しきれなかった。(via AS)

 

■【デポルティボ・ラ・コルーニャ】

アントニオ・イダルゴ監督率いるチームは現在4位(勝ち点49)につけ、自動昇格圏を争っている。前節はホームのリアソールでグラナダに敗れ、2位浮上の絶好機を逃した。今節はアウェイで難敵セウタと対戦するが、ダビド・メジャ(手術の可能性あり)とジェレマイ(違和感)という絶対的な両ウイングを欠く緊急事態に陥っている。さらにクキ・サラサール、カンパーニャ、アヌアル、レドル、マルク・ドメネクも欠場する。このため、システムを5バックに変更する可能性があり、シモ・ナバーロの先発復帰が予想される。CBはアルナウ・コマスやルーカス・ノウビが起用され、クアグリアータ、アルティミラ、ロウレイロは不動だ。ルイスミ・クルス(第15節セウタ戦以来ゴール関与なし)やビル・ンソンゴの奮起が求められる。アウェイではリーグ最高となる勝ち点27を稼いでおり、マリオ・ソリアーノ、リキ、ストイチコフ、最近CFで定着しているエダシュリ、ディエゴ・ビジャレス、チャーリー・パティーニョ、ホセ・グラヘラらの中盤・前線の爆発で勝利を掴みたい。(via SPORT)

 

■【アルメリア】

ルビ監督の下、前節エイバルに3-1で勝利し、昨年11月の第12節以来となる約4ヶ月ぶりの自動昇格圏(2位・勝ち点52)に浮上した。これまでは上位を追いかける立場だったが、今後はカステリョン、デポルティボ、ラス・パルマス、マラガらから追われる重圧を背負うことになる。今節はアウェイで最下位のレアル・サラゴサと対戦し、次節もウエスカとのアウェイ連戦となる。今季17ゴールを挙げリーグ得点王を走るセルヒオ・アリバスを中心に、このプレッシャーを跳ね除け、自動昇格の座を死守できるかが鍵となる。(via MARCA)

 

■【ラス・パルマス】

ルイス・ガルシア監督率いるチームは56日間に及んだ不振を脱し、クルトゥラル・レオネサ、セウタ相手に連勝を飾って5位(勝ち点48)に浮上した。次節アルバセテ戦に勝利すれば、ミゲル・アンヘル・ラミレス会長が「昇格確保」の目安とした勝ち点51に到達する。チーム内ではホナタン・ビエラ(次節ベンチ予想)、キリアン・ロドリゲス、アレックス・スアレス、サンドロ・ラミレスらキャプテン陣が食事会で結束を固めた。日本人ストライカーの宮代(Miyashiro)がセウタ戦で2ゴールを挙げエースとして台頭しており、今季全試合出場で5ゴール8アシストを記録するマヌ・フステルや、ベテランのヘセ(6ゴール)らと強力な攻撃陣を形成している。ミロス・ルコビッチは1月にレンタルを打ち切られ、ペジーニョとイバン・ヒルは構想から外れているが、左SB復帰見込みのエンリケ・クレメンテ、若手のフアンマ・エルソグ、ミカ・マルモル、クリスティアン・グティエレス、ビティらが穴を埋め、盤石の体制を築いている。(via SPORT)

 

■【スポルティング・ヒホン】

ボルハ・ヒメネス監督率いるチームは現在9位(勝ち点42)。直近は3分1敗(アンドラに敗北)とやや足踏み状態にある。次節はホームで3位カステリョンと対戦。このカードは、161日前にアシエル・ガリターノ前監督が解任される引き金となった1-3の敗戦(アウェイ)の因縁の相手だ。今節に向けて、クラブは本拠地エル・モリノンでの非公開練習を復活させ、士気を高めている。守護神ジャニェスが負傷で1ヶ月以上の離脱となりクリスティアン・ジョエルが代役を務めるほか、セサル・ヘラベルト(累積警告)、ナチョ・マルティン、クエンカらが欠場する厳しい状況だが、ギジェ・ロサスやCB起用が増えたディエゴ・サンチェス、パブロ・バスケス、エリック・クルベロ、アレックス・コレデラ、前線のドゥバシン、オテロ、ガスパールらの活躍で雪辱を期す。ベンチにはジャスティン・スミス、パブロ・ガルシア、アマドゥ、ケビン・バスケス、フェラーリ、マヌ・ロドリゲス、大怪我から復帰したベルナル、オヨン、ケイポらが控える。(via SPORT)

 

■【マラガ】

現在6位(勝ち点48)。次節はホームのラ・ロサレダで降格圏に沈むウエスカを迎え撃つ。カルロス・ルイス・'チュペ'が12ゴールを挙げリーグ得点ランキング3位タイにつけるなど、高い攻撃力を誇る。敵将のペレス・ボロからも「スピードとプレーの喜びがあり、自力でそこにいるチーム」と称賛されており、自動昇格圏を射程圏内に捉えるためにも確実に勝ち点3を積み重ねたい。(via SPORT)

 

■【エイバル】

ベニャト・サン・ホセ監督率いるチームは、前節アウェイのレガネス戦で今季アウェイ初勝利を収め、大きな自信を手にした。次節はホームのイプルーアで7位のブルゴス(勝ち点46)と激突する。ホームでは現在6連勝中と圧倒的な強さを誇っており、指揮官は「勝者のメンタリティを維持することが重要」と気を引き締める。トニ・ビジャの欠場やフアン・ベルナトの不透明な状況はあるものの、マルコ・モレノ、ハビ・マルティネス、アルバロ・ロドリゲスが復帰し、ほぼフルメンバーで難敵を迎え撃つ。(via Estadio Deportivo)

 

■【ブルゴス】

現在7位(勝ち点46)。戦術的な組織力が高く、先制すると非常に厄介なチームとして恐れられている。今節はアウェイでホーム無敗を誇るエイバルとの大一番に臨み、上位進出への試金石となる。(via Estadio Deportivo)

 

■【レアル・サラゴサ】

現在リーグ最悪の状況にあり、最下位に沈んでいる。カディスに勝利して意地を見せたものの、苦しい戦いが続く。次節はホームで2位のアルメリアを迎え撃つ。クラブは若手選手の流出(カンテラ引抜問題)に歯止めをかけるため、レアル・マドリード、バルセロナ、ベティス、代理人事務所バイア・インターナショナルへの練習場立ち入り禁止措置を敷いていたが、効果が薄かったためこれを解除した。(via SPORT)

 

■【ラシン・サンタンデール】

リーグ首位(勝ち点56)を快走中。アンドレス・マルティンが今季15ゴールと大爆発しており、チームを牽引している。今節はアウェイでクルトゥラル・レオネサと対戦し、首位固めを狙う。(via SPORT)

 

■【ウエスカ】

ジョン・ペレス・ボロ監督は自身の進退を懸けてアウェイのマラガ戦に臨む。降格圏に沈んでおり、さらにリーグ最悪のアウェイ成績という厳しいデータを突きつけられている。「美しいサッカーである必要はない、泥臭く勝ち点を奪う」と指揮官は背水の陣で挑む覚悟を語った。(via SPORT)

 

■【カステリョン】

現在3位(勝ち点49)。デポルティボと勝ち点で並ぶが得失点差で上回っている。次節はアウェイでスポルティング・ヒホンと対戦。前回対戦時はヤコブセン、カラトラバ、カマラのゴールで3-1と快勝し相手監督を解任に追い込んだ実績があり、今回も返り討ちを狙う。(via SPORT)

 

■【レガネス】

前節はホームでエイバルに敗北を喫した。今節はアウェイでバジャドリードとの対戦に臨む。(via Estadio Deportivo)

 

■【レアル・バジャドリード】

今節はホームにレガネスを迎え撃ち、着実な勝ち点獲得を目指す。(via SPORT)

 

■【コルドバ】

イバン・アニア監督率いるチームは11位。直近4試合で13失点と守備が崩壊し、泥沼の4連敗中。次節はホームのエル・アルカンヘルで絶好調のレアル・ソシエダBと対戦する。前半戦の対戦ではセルジ・グアルディオラのオウンゴールで先制されるも、終盤にダリソン・デ・アルメイダのゴールで同点とし、GKイケル・アルバレスがペルー・ロドリゲスのPKを止めて1-1で引き分けた。リーグワースト3位の失点数を抱えるなか、超攻撃的な相手をどう抑えるかが正念場となる。(via SPORT)

 

■【レアル・ソシエダB】

ミケル・アンソテギ監督率いる「サンセ」。序盤の降格圏から完全に脱却し、直近5試合で4勝(勝ち点12獲得)、前節もカステリョンを4-2で粉砕するなど絶好調だ。12ゴール3アシストのゴルカ・カレーラ、直近4試合で5ゴールと爆発中のケニア人長身アタッカーのジョブ・ングオノ・オチエン、5ゴール2アシストの19歳ランデル・アスティアサランなど、リーグ6位(42得点)の強烈な攻撃陣を誇る。冬にCBペルー・ロドリゲスが退団したが、日本人選手の「カズナリ・キタ」(Kazunari Kita)やルケン・ベイティアの復帰が濃厚であり、コルドバを攻め立てる準備は万端だ。(via SPORT)

 

■【グラナダ】

前節は難所リアソールでデポルティボに勝利する金星を挙げ、勢いに乗っている。今節はホームのロス・カルメネスでアンドラを迎え撃ち、上位戦線への食い込みを狙う。(via SPORT)

 

■【アンドラ】

前節はスポルティング・ヒホンに勝利を収めた。今節はアウェイでグラナダとの対戦に臨む。(via SPORT)

 

■【クルトゥラル・レオネサ】

冬の移籍市場でレアル・ソシエダBから守備の要ペルー・ロドリゲスを獲得した。今節はホームで首位ラシン・サンタンデールに挑む大一番となる。(via SPORT)

 

■【セウタ】

ホセ・フアン・ロメロ監督率いる昇格組のダークホース。現在プレーオフ圏内の6位争いに絡む。本拠地アルフォンソ・ムルベでは1試合平均2.21ポイントというリーグ最高のペースで勝ち点を量産しており、過去にはアルメリアやコルドバ、ブルゴスを撃破した。今節はホームにデポルティボを迎え撃つ。コンラッド、マルコス・フェルナンデス、コネ、ルベン・ディエス、ヤン・ボディジェ、マリーノ・イジェスカスらの活躍が鍵を握る。(via SPORT)

 

■【アルバセテ】

次節は本拠地カルロス・ベルモンテで好調のラス・パルマスを迎え撃つ。ラス・パルマス出身のヘフテ・ベタンコールとリソアインが所属しており、古巣相手の奮起が期待される。(via SPORT)

 

【本日の総括】

ラシン・サンタンデールが首位を独走する中、4ヶ月ぶりに自動昇格圏へ返り咲いたアルメリアや、怒涛の追い上げを見せるカステリョン、デポルティボ、ラス・パルマスによる上位争いが熾烈を極めている。下位ではカディスが監督交代を機に降格圏脱出の狼煙を上げた一方で、ミランデスやウエスカ、サラゴサは重苦しい状況が続いている。日本人選手の活躍も光る中、終盤戦に向けて各チームの明暗がくっきりと分かれ始めている。