【今回のラインナップ】
✅ エルチェ戦 快勝でリーガ優勝争いに踏みとどまる
✅ 絶好調バルベルデ、ハットトリックに続くゴラッソで攻撃を牽引
✅ アルダ・ギュレル、自陣からの超ロングシュートでスタジアムを熱狂の渦に
✅ カンテラ選手が大躍動、ベルナベウを沸かせた若き才能たち
✅ アルベロア監督の試合前コメントと重鎮たちとの緊急ミーティング
✅ 怪我人続出の緊急事態とアセンシオの直前離脱
✅ 脳震盪プロトコル適用で異例の6人交代枠を活用
✅ アラベスの16歳逸材、ヴィクトリー・オコリエの獲得に成功
✅ ガレス・ベイルが語る最も才能ある選手はイスコ
✅ PSGレンタル中のエンドリッキ、フランスメディアから厳しい評価
✅ アザール、違法賭博サイトの広告塔としてベルギーで調査対象に
■【エルチェ戦 快勝でリーガ優勝争いに踏みとどまる】
サンティアゴ・ベルナベウで行われたリーガ第28節、レアル・マドリードはエルチェを4-1で下し、首位バルセロナにプレッシャーをかけ続けています。試合は前半39分、バルベルデの強烈なフリーキックを相手GKディトゥロが弾いたところを、リュディガーが強烈なボレーシュートでねじ込んで先制しました。続く44分にはバルベルデが自ら追加点を奪い、試合の主導権を握りました。
後半に入るとブラヒムがGKとの1対1の決定機を外す場面もありましたが、66分にはヤニェスのクロスからフイセンがヘディングで合わせて3点目を記録しました。85分にはカマヴィンガの痛恨のボールロストからエルチェに押し込まれ、ディアンのシュートがマヌエル・アンヘルに当たってオウンゴールとなり失点しましたが、最後は89分にギュレルが驚愕のゴールを決めて大勝を飾りました。
選手個々のパフォーマンスも光りました。フラン・ガルシアはメンディの欠場によりスタメン出場し、素晴らしいメンタリティと豊富な運動量で左サイドを制圧し、バルベルデのゴールをアシストしました。カルバハルはトレントに代わって右サイドバックで先発し、堅実で集中力の高いプレーを見せ、代表発表前にふさわしいアピールをしました。リュディガーは膝を痛めながらも3試合連続でスタメン出場し、先制点となる強烈なボレーシュートを決めています。クルトワは試合終盤、アンドレ・シウバのヘディングシュートを素晴らしい反射神経で防ぎ、久々に決定的なセーブを見せました。
一方でカマヴィンガは歯の感染症による欠場から復帰しましたが、前半19分にサンガレと頭同士が激しく衝突し左目に裂傷を負いました。その後アンカーとしてプレーしましたが、自陣ペナルティエリア内でのボールロストからエルチェの得点を招き、イエローカードも受けています。ヴィニシウスは目前に迫るマンチェスター・シティ戦に向けて力を温存するようなプレーに終始し、ペナルティエリア内で倒されてファウルをアピールするも笛は鳴りませんでした。 (via MARCA)
■【絶好調バルベルデ、ハットトリックに続くゴラッソで攻撃を牽引】
フェデ・バルベルデの勢いが止まりません。先日のチャンピオンズリーグ、マンチェスター・シティ戦でピリ以来となるミッドフィルダーとしてのハットトリックを達成したウルグアイ人MFは、このエルチェ戦でも圧倒的な存在感を放ちました。
前半39分の先制点の場面では、彼の強烈なフリーキックがこぼれ球となりリュディガーのゴールを生み出しました。そして44分、自らペナルティエリア手前でボールを受けると、鋭い切り返しで右足に持ち替え、ゴール左隅のトップコーナーに完璧なシュートを突き刺しました。これでバルベルデは直近3試合で5ゴールを記録し、今シーズンの総得点数を7に伸ばしました。これはベリンガムやゴンサロを抜き、チーム内で3番目に多い得点数です。
攻撃面だけでなく、50分には相手の鋭いカウンターを阻止するために自陣深くまで全力疾走で戻るなど、攻守両面でピッチのあらゆる場所に顔を出し、チームの絶対的な大黒柱として君臨しています。 (via AS)
■【アルダ・ギュレル、自陣からの超ロングシュートでスタジアムを熱狂の渦に】
この試合のハイライトは間違いなく89分に生まれました。後半途中からピッチに立ったアルダ・ギュレルが、相手ゴールキーパーのディトゥロが前に出ているのを見逃さず、自陣の約63メートルから70メートル付近から思い切りよく左足を振り抜きました。
ボールは美しい弧を描いて無人のゴールネットに吸い込まれ、ベルナベウの観客を熱狂の渦に巻き込みました。この一撃は今シーズンのベストゴールのひとつであり、プスカシュ賞にも値する芸術的なゴラッソとして、今後何年にもわたって語り継がれる歴史的なゴールになると絶賛されています。 (via Mundo Deportivo)
■【カンテラ選手が大躍動、ベルナベウを沸かせた若き才能たち】
この試合はまさに「ラ・ファブリカ」の祭典となりました。試合終了のホイッスルが鳴った時、ピッチにはカルバハル、フラン・ガルシア、ティアゴ・ピタルチ、マヌエル・アンヘル、ゴンサロ・ガルシア、ダニエル・ヤニェス、セサル・パラシオスと、実に7人ものカンテラ出身選手が立っていました。ディエゴ・アグアドを含めると計8人がこの試合でプレーし、平均年齢は23.4歳という非常に若い布陣となりました。
特に注目を集めたのは若き逸材たちです。ディエゴ・アグアドは19歳、身長1.84mの左利きのディフェンダーで、クラブ内ではダヴィド・アラバのようなプロファイルと評価されています。2017年に加入し、最近2029年までの契約延長と6000万ユーロの契約解除金が設定されたばかりです。この試合ではリュディガーに代わってセンターバックを務め、ラファ・ミルの決定的なシュートをスライディングで防ぐなど、見事な守備を披露しました。
ダニエル・ヤニェスは18歳、身長1.77mの純粋な左利きウインガーで、カディス県から2019年に加入しました。昨季のジローナ戦での1分間の出場に続きトップチームでの出場となりましたが、ピッチに立ってからわずか8分で、精度の高いクロスを送り込みフイセンのゴールをアシストしました。
また、ティアゴ・ピタルチは4試合連続でスタメン出場を果たし、ダイナミックでアジリティに富んだプレーで中盤を活性化させました。ゴンサロ・ガルシアはギュレルのパスから抜け出してGKと1対1になる絶好の機会を得ましたが、惜しくもシュートを決めきれませんでした。マヌエル・アンヘルは不運なオウンゴールを記録してしまいましたが、スタジアムのファンは温かい拍手で彼を励ましました。 (via SPORT)
■【アルベロア監督の試合前コメントと重鎮たちとの緊急ミーティング】
アルバロ・アルベロア監督は試合前、次のような力強い言葉でチームを鼓舞していました。
『私たちはリーガのタイトルが懸かっているというメンタリティでこの試合に臨みます。ホームでの非常に重要な試合であり、水曜日とよく似た雰囲気を作りたいと思っています。対戦相手は現在の勝ち点以上に素晴らしいプレーをするチームです。前半戦では私たちを苦しめましたし、相手の難しさを理解した上で、さらなる努力をする準備ができています。明日はエルチェに勝つために可能な限り最高のチームを送り出します。エルチェ戦で勝つこと以外は頭にありません。選手たちは毎試合終わった後に家に帰って死んだように眠り、回復して次の試合のことを考えなければなりません。3日ごとに最高のバージョンを見せ、先週の水曜日のように走り、戦う準備ができていなければなりません。努力を惜しまず、全力を尽くしてくれる選手たちだけが揃っています』
また、金曜日のトレーニング中、メディア公開の15分間が終わった後、アルベロア監督はチュアメニ、リュディガー、バルベルデ、ヴィニシウスといったチームの重鎮たちを集め、ピッチ上で緊急ミーティングを実施しました。シティ戦での激しい消耗と異常な数の負傷者を抱える中、今後の過酷なスケジュールを乗り切るための意思疎通を図ったものと見られています。 (via MARCA)
■【怪我人続出の緊急事態とアセンシオの直前離脱】
現在のレアル・マドリードは野戦病院と化しています。エルチェ戦を前に、ラウル・アセンシオが筋肉の違和感を訴え、直前で招集メンバーから外れるというアクシデントが発生しました。
これにより、チームの負傷者および欠場者は10人に達しました。アラバ、ミリトン、メンディ、アルバロ・カレーラス、セバージョス、ベリンガム、ロドリゴ、そして直前のアセンシオが負傷離脱しており、フアン・マルティネスやバルデペーニャスも起用できません。さらにマスタントゥオーノはヘタフェ戦での退場により2試合の出場停止処分を受けています。キリアン・ムバッペは回復の最終段階にあるものの、無理をさせず5試合連続の欠場となりました。
この危機的状況により、アルベロア監督はディエゴ・アグアドを緊急招集し、ベンチにはセルヒオ・メストレ、マヌエル・アンヘル、セサル・パラシオス、ヤニェスなど多数のカンテラーノを座らせることを余儀なくされました。 (via SPORT)
■【脳震盪プロトコル適用で異例の6人交代枠を活用】
この試合では両チーム合わせて通常より多い6人の選手交代が行われました。その理由は、前半19分に発生したカマヴィンガとエルチェのブバ・サンガレによる激しい頭部衝突です。
この接触により両選手はピッチに倒れ込み、特にサンガレのダメージが大きく、脳震盪の疑いによる特別な交代プロトコルが適用されました。エルチェは23分にサンガレをペドロサと交代させました。このプロトコルが適用された場合、公平性を保つために相手チームであるレアル・マドリードにも追加の交代枠が1つ与えられます。
アルベロア監督はこのルールを最大限に活用し、過密日程の中で選手たちの疲労を軽減するため、63分までにチュアメニ、バルベルデ、ヴィニシウス、リュディガー、ブラヒム、ティアゴ・ピタルチの6人をベンチに下げ、フレッシュな若手選手たちを次々と投入しました。 (via Mundo Deportivo)
■【アラベスの16歳逸材、ヴィクトリー・オコリエの獲得に成功】
レアル・マドリードは未来を見据えた補強でも大きな成果を挙げました。アラベスの下部組織に所属する16歳の左サイドバック、ヴィクトリー・オコリエと契約を結び、来シーズンからクラブに加えることが決定しました。
2010年1月1日生まれのオコリエは、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムントといった国内外のビッグクラブが争奪戦を繰り広げていましたが、最終的にマドリードがその競争を制しました。彼はすでにU-16スペイン代表にも選出されており、その圧倒的な身体能力と年齢に似合わない精神的な成熟度が高く評価され、スペイン国内で最も将来を嘱望される若手のひとりと考えられています。 (via MARCA)
■【ガレス・ベイルが語る最も才能ある選手はイスコ】
元レアル・マドリードのガレス・ベイルが、インタビューで意外な事実を明かしました。これまで数々のスーパースターとプレーしてきた彼に、最も才能のあったチームメイトを尋ねたところ、クリスティアーノ・ロナウドではなく、イスコの名前を挙げました。
ベイルは次のように語っています。『おそらくイスコだね。試合でもトレーニングでも彼は本当に素晴らしかった。広いピッチでは少し苦労することもあったが、狭いピッチでのトレーニングでは最高だったよ。ボールタッチやドリブルの運び方など、私がこれまで見た中で最もジダンに近い選手だった。彼は非常に才能があり、トレーニングの姿勢も素晴らしかった』と、元チームメイトの類まれな技術を絶賛しました。 (via Mundo Deportivo)
■【PSGレンタル中のエンドリッキ、フランスメディアから厳しい評価】
現在パリ・サンジェルマンにレンタル移籍中のブラジル代表FWエンドリッキ(19歳)が、フランス国内で厳しい逆風にさらされています。加入当初は5試合で5ゴールを記録しセンセーショナルな活躍を見せましたが、ナント戦でボールのないところでのファウルにより退場処分を受けて以来、メディアの評価が一変しました。
直近のセルタ戦(1-1の引き分け)では、チームの唯一のゴールを決め、試合の主役としてMVPにも選出されました。しかし、フランスのスポーツ紙L'Equipeは彼に対して10点満点中わずか4点という厳しい採点をつけました。同紙は『最近のパフォーマンスと同様に、このブラジル人は再び苛立たしかった。ほとんど常にポジショニングが悪く、技術的にも不正確だった。唯一のポジティブなプレーはヤレムチュクへの見事なクロスと、相手GKのミスを突いて左足で決めたゴールだけだ。不十分である』と酷評しています。
それでも、カルロ・アンチェロッティ監督はエンドリッキのポテンシャルを高く評価しており、彼を次なるクラブワールドカップの構想にしっかりと含めています。 (via Mundo Deportivo)
■【アザール、違法賭博サイトの広告塔としてベルギーで調査対象に】
元レアル・マドリードのエデン・アザールが、引退後の活動で法的な問題に巻き込まれる可能性があります。彼は最近、オンラインカジノ「Stake」のグローバルアンバサダーに就任し、プロモーション活動を行っています。
しかし、ベルギーのメディアによると、「Stake」はベルギー国内での運営ライセンスを保持しておらず、同国では完全に違法なサービスです。そのため、ベルギー賭博委員会はアザールの広告活動がベルギー国民に向けられたものであり、国内の賭博広告規制に違反していないかを調査し始めています。もし意図的であると判断されれば、法的な手続きに直面する恐れがあります。
これを受けて、アザール側は自身のInstagramのプロフィールを更新し、グローバルアンバサダーの肩書きを残しつつも、「Stake」のサービスがベルギーおよびスペインでは利用できない旨を明記して対応しています。 (via SPORT)
【本日の総括】
野戦病院と化している危機的状況の中、アルベロア監督の大胆なカンテラ起用が見事に的中しました。バルベルデの圧巻のパフォーマンスとギュレルの歴史的ゴラッソが試合を決定づけましたが、何よりもヤニェスやアグアドら若き才能たちがベルナベウの舞台で堂々とプレーしたことは、クラブの明るい未来を証明しています。シティ戦を見据えた温存も完璧に機能し、リーガ優勝に向けて力強い一歩を踏み出しました。
