【今回のラインナップ】

 

✅ チャンピオンズリーグ・ニューカッスル戦 記録的圧勝と準々決勝の展望

✅ ハンジ・フリック体制の驚異的な得点力とCLでの収益

✅ ラミネ・ヤマルとレヴァンドフスキがCL最年少・最年長記録を更新

✅ ラフィーニャの躍動と将来への熱い想い

✅ フェルミン・ロペスの市場価値が1億ユーロに高騰

✅ 負傷交代のジョアン・ガルシアとエリック・ガルシアは軽傷、復帰へ

✅ 長期離脱を乗り越えたマルク・ベルナルの苦悩と家族の支え

✅ ガビの目に見えない闘いと、恐怖を克服した復帰の舞台裏

✅ マーカス・ラッシュフォード完全移籍に向けた新たな交渉戦略

✅ カンテラの有望株イブラヒム・ディアラとビクトル・バルベラの現在地

✅ 前会長選でのビクトル・フォントとラポルタ側近の衝突

✅ PKキッカーをラミネ・ヤマルに託した感動のチームワーク

✅ 難病と闘う10歳の少年との心温まる交流

✅ UEFAカントリーランキングとレトロユニフォームの動向

 

■【チャンピオンズリーグ・ニューカッスル戦 記録的圧勝と準々決勝の展望】

 

FCバルセロナはニューカッスル・ユナイテッドを7-2(2戦合計8-3)で粉砕し、チャンピオンズリーグ準々決勝への切符を手にした。この7得点は、2011-12シーズンのレバークーゼン戦(7-1)、2016-17シーズンのセルティック戦(7-0)に並ぶ、クラブのCLにおける1試合最多得点タイ記録である。イギリスメディアもこの大勝に驚愕しており、BBCはニューカッスルがただ家に帰る飛行機に乗りたかっただけと表現した。デイリー・メールはエディ・ハウ監督にとってヨーロッパでの歴史的な敗北と報じ、ガーディアンは『彼らの人生で最も重要な夜は、ヨーロッパカップでこれまでになかったほどのゴールを決めたバルセロナのものだった』『クライフのDNAに変化を与え、走り、トランジションで打撃を交わし、限界に生きることをいとわないチームを構築した』とフリック監督の手腕を絶賛している。準々決勝の相手はディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードに決定した。両者は直近のコパ・デル・レイ準決勝でも対戦しており、1stレグは4-0でアトレティコが勝利し、バルサは敗退を喫している。CLでの過去の対戦(2013-14、2015-16シーズン)でもアトレティコに軍配が上がっており、バルサにとっては雪辱を期す大一番となる。(via SPORT)(via Mundo Deportivo)

 

■【ハンジ・フリック体制の驚異的な得点力とCLでの収益】

 

ハンジ・フリック監督率いるバルセロナは、就任から105試合で303ゴールという驚異的な記録を打ち立てた。これは1試合平均約3ゴールに迫るペースであり、ペップ・グアルディオラ時代の104試合で250ゴールという記録を50ゴール以上も上回っている。今季だけで見ても45試合で124ゴールを記録している。唯一の懸念点は、今季のCL10試合でクリーンシートが一度もないことである。また、CL準々決勝進出により、クラブは総額1億34万ユーロの収入を確定させた。内訳は、リーグフェーズ参加費1862万ユーロ、成績ボーナス1120万ユーロ、リーグ5位およびトップ8ボーナス1080万ユーロ、ラウンド16進出1100万ユーロ、準々決勝進出1250万ユーロ、そして新システムの「バリューピラー」からの推計3622万ユーロである。過去10年の成績が影響するバリューピラーの配分により、レアル・マドリードやPSGには及ばないものの、スペイン勢としてはトップクラスの収益を確保している。優勝すれば最大で1億4034万ユーロに達する。(via Esport3)(via SPORT)(via Mundo Deportivo)

 

■【ラミネ・ヤマルとレヴァンドフスキがCL最年少・最年長記録を更新】

 

ラミネ・ヤマルはニューカッスル戦でのPK成功により、18歳245日でCL通算10ゴールに到達した。これはキリアン・エンバペが持っていた18歳350日という記録を塗り替える、史上最年少での二桁ゴール到達記録である。一方、ロベルト・レヴァンドフスキも同試合で2ゴールを挙げ、37歳209日でCL決勝トーナメントにおける最年長得点者となった。これまでの記録はライアン・ギグスの37歳148日だった。また、レヴァンドフスキはバルサでのCL通算得点を23に伸ばし、クライファートとネイマール(21ゴール)を抜き、ルイス・スアレスとリバウド(25ゴール)に迫る歴代4位に浮上している。(via Mundo Deportivo)(via Estadio Deportivo)

 

■【ラフィーニャの躍動と将来への熱い想い】

 

ラフィーニャはニューカッスル戦で2ゴール2アシストを記録し、さらにPKも獲得する圧巻のパフォーマンスを披露した。CLの1試合で4ゴールに関与したのは、2019年のリヨン戦でのリオネル・メッシ以来、バルサの選手として7年ぶりの快挙である。イギリスメディアも『地元の選手がハーフラインを越えるたびに、クッキーの缶の音を聞く子犬のように見えた』と、その躍動を表現している。また、ラフィーニャはインタビューで自身の夢について語り、CL決勝については『もちろんバルサを入れるよ。僕たちがそこにいると確信しているからね。そう願っている』『パリだね。バルサ対パリ・サンジェルマン』と対戦カードを予想。W杯決勝については『ブラジルとスペインが見たいね。面白くなるだろう。心は半分に分かれているよ』『もし両チームが決勝に行ったら、自分の国のために全力を尽くすけれど、チームメイトのためにも喜ぶよ』と語った。優勝時のセレブレーションについては『もしバルサでチャンピオンズリーグに勝ったら、ブダペストとカンプ・ノウでやるよ。もしブラジルでワールドカップに勝ったら、それもやる。サッカーとピッチへの感謝の形だからね、そこは僕たちの神聖な場所だから』と、リーズ時代に見せた膝立ちでのセレブレーションを再現すると宣言した。(via Mundo Deportivo)(via SPORT)

 

■【フェルミン・ロペスの市場価値が1億ユーロに高騰】

 

フェルミン・ロペスの市場価値が、Transfermarktの評価でついに1億ユーロに到達した。2023年6月時点ではわずか30万ユーロだったことを考えると、驚異的な成長である。ニューカッスル戦でも後半6分に4点目となるゴールを決め、CL9試合で6ゴールという記録を打ち立てた。これは今大会のミッドフィルダーとして最多のゴール数である。フリック監督はハーフタイムに『最後のトレーニングで準備したことを思い出してくれ』と指示を出し、フォワードが下がり、ミッドフィルダーがスペースへ飛び出すという戦術が見事に機能した。フェルミンは今季の公式戦全体で12ゴール16アシストと、得点に直結する圧倒的な影響力を見せている。(via Mundo Deportivo)

 

■【負傷交代のジョアン・ガルシアとエリック・ガルシアは軽傷、復帰へ】

 

ニューカッスル戦で負傷交代したジョアン・ガルシアとエリック・ガルシアの状態が判明した。80分に左ふくらはぎの痛みを訴えてピッチに倒れ込み、シュチェスニーと交代したジョアン・ガルシアについては、クラブが公式声明で『今朝、ジョアン・ガルシアに行われた医療検査により、いかなる怪我も除外された。選手は次の試合に向けてハンジ・フリックの起用が可能となる』と発表した。筋肉の過負荷により21分でアラウホと交代したエリック・ガルシアも、検査の必要はなく、週末のラージョ・バジェカーノ戦に出場できる見込みである。これにより、ジョアン・ガルシアはスペイン代表への初招集の可能性も残されている。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)(via Esport3)

 

■【長期離脱を乗り越えたマルク・ベルナルの苦悩と家族の支え】

 

2024年8月に左膝の前十字靭帯と外側半月板を断裂し、全治12ヶ月の重傷を負ったマルク・ベルナルが、苦難のリハビリを乗り越えてニューカッスル戦でゴールを決めるなど、完全復活を遂げている。手術後1ヶ月半はラ・マシアの向かいのホテルで過ごし、ベルナルは『最高の時も最悪の時もあった。以前できていたことができなくなるのを見るから。長くて辛いプロセスだった』『最も悪かったのは診断だった。そして手術後、松葉杖をついて歩けなくなった自分を見た時... ラ・マシアの向かいのホテルに1ヶ月半住んでいた。何もできなかった。靴下を履くことすらできなかった。両親と兄は本当に私を助けてくれた、特に母が』と振り返った。兄のトニ・ベルナルは『彼はこの瞬間を長い間待っていた。そして今、終わりが見えてきたことで、彼はより多くの意欲を持ち、よりモチベーションを高めている』と語っている。リハビリ期間中に下半身だけでなく上半身の筋肉量も大幅に増加させたベルナルは、精神的にも大きく成長し、中盤の要として確固たる地位を築いている。(via SPORT)

 

■【ガビの目に見えない闘いと、恐怖を克服した復帰の舞台裏】

 

長期離脱から復帰したガビが抱えていた、目に見えない精神的な苦悩が明らかになった。半月板の負傷という2度目の大怪我は、最初の十字靭帯断裂の時よりも大きな頭痛の種であり、多くの苦しみと不安を生んだ。医学的には問題なく回復が進んでいたものの、同じ関節での再発という事実が、負荷が上がるにつれて新たな断裂の可能性という恐怖を植え付けた。パニックや自身の能力への疑いに苛まれる時期もあったが、見事にその心理的障壁を打ち破った。セビージャ戦で復帰を果たした際、ピッチに入る前にハンジ・フリックと交わしたハグは、数ヶ月に及ぶ不安からの解放の象徴であった。スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督も彼をワールドカップに向けて不可欠な存在と考えている。(via SPORT)

 

■【マーカス・ラッシュフォード完全移籍に向けた新たな交渉戦略】

 

FCバルセロナは、マンチェスター・ユナイテッドからレンタル加入しているマーカス・ラッシュフォードの3,000万ユーロでの買い取りオプションを行使する方針を固めている。ラポルタ会長はフリック監督に今後5年間の指揮を要請しており、監督自身もラッシュフォードの残留を強く望んでいる。選手側とは給与の引き下げについて並行して交渉を行っているが、クラブは財政的フェアプレーの枠に収めるため、マンチェスター・ユナイテッドに対して新たな提案を行った。それは、レンタル期間をさらにもう1年延長し、完全移籍の支払いを2027年に先送りするというものである。これにより、バルサは今夏の移籍市場でストライカーや左利きのセンターバック獲得に向けた資金的余裕を確保する狙いがある。ラッシュフォードはCLで97分に1ゴールのペースで得点し、リーグ戦でも14試合の先発で8アシストを記録するなど、数字でその価値を証明している。(via SPORT)

 

■【カンテラの有望株イブラヒム・ディアラとビクトル・バルベラの現在地】

 

バルサ・アトレティクの昇格の鍵を握る2人のアタッカーの状況が判明した。マリの育成組織Africa Footから加入したイブラヒム・ディアラは、11月中旬に右脚大腿直筋の断裂で手術を受けたが、現在は芝生での練習を再開しており、5月の復帰が見込まれている。先週には代理人がスポーツディレクションと会談を行い、2028年までの契約の下、クラブは焦らず慎重にリハビリを進める方針である。一方、同じく10月に右脚大腿直筋の手術を受けたビクトル・バルベラも復帰が間近に迫っており、今週末のイビサ戦か来週のサン・アンドレウ戦でピッチに戻る予定である。今季7試合で6ゴール2アシストと結果を残しているバルベラだが、契約は今年6月30日までとなっており、来夏にはレアル・バジャドリードへの移籍がすでに合意に達している。(via SPORT)

 

■【前会長選でのビクトル・フォントとラポルタ側近の衝突】

 

2021年のFCバルセロナ会長選挙の夜に起きた、舞台裏での激しい衝突が明らかになった。ビクトル・フォントがジョアン・ラポルタに祝意を伝えた後、報道陣のいない場所でラポルタの絶対的な側近であるアレハンドロ・エチェバリアと遭遇した。フォントが反射的に手を差し出すと、エチェバリアは『ここから出て行け、家に帰れ、早く』と冷たく言い放った。これに対し、フォントの陣営は『ここはあなたのスタジアムではない。私たちは自分たちが帰りたい時に帰る』と強く反発した。フォントは選挙戦中、エチェバリアがフランコ財団と関わりがあるとしてフランコ主義者と厳しく批判しており、その因縁がこの極度の緊張状態を生み出した。(via SPORT)

 

■【PKキッカーをラミネ・ヤマルに託した感動のチームワーク】

 

ニューカッスル戦の前半アディショナルタイムにラミネ・ヤマルが沈めたPKには、チームメイトの深い思いやりが隠されていた。ニューカッスル側からプレッシャーをかけられる悪意を察知したジョアン・カンセロは、自らペナルティスポットに立って体を張り、相手選手から突き飛ばされながらもラミネを守る盾となった。さらに、ラフィーニャがボールを保持して相手の外すぞといった言葉や視線を全て引き受け、直前になってラミネにボールを渡した。ラフィーニャは『今日ではゴールキーパーは常にしっかり準備している。誰が蹴るかは関係ない。でも試合中にアイデアが浮かぶんだ。その夜の自信の問題だ。そしてラミネが僕に、すごく蹴りたいと言ってきたんだ。彼の自信を見れば、彼を信頼するし、結果的に上手くいった!彼はとても上手に蹴ったよ』と、その舞台裏を明かした。(via Mundo Deportivo)

 

■【難病と闘う10歳の少年との心温まる交流】

 

ニューカッスル戦の熱狂の裏で、心温まる交流があった。骨の成長障害により身長97cm、体重17.5kgしかなく、両耳の難聴やコラーゲン生成不足という難病と闘う10歳のポーランド人少年、ヴォイチェフ君がカンプ・ノウを訪れ、アイドルたちと対面するという夢を叶えた。ラミネ・ヤマルはヴォイチェフ君と一緒に踊るなど、非常に親しみやすく謙虚な姿勢で接した。また、ヴォイチェフ君の最大の憧れである同胞のシュチェスニーとも対面し、彼が83分からピッチに立つ姿を見届けることができた。母親はSNSを通じて寄付を呼びかけている。(via SPORT)

 

■【UEFAカントリーランキングとレトロユニフォームの動向】

 

UEFAチャンピオンズリーグの来季出場枠を巡る争いで、スペインは現在ランキング2位につけており、このままいけば来季は5チームがCLに出場できる。バルセロナは現在リーガで1位を走っており、出場は確実な状況である。また、ラ・リーガ全体でレトロユニフォーム節が企画されている。バルサはマドリードのファッションショーで、1899年の初代ユニフォームから着想を得た125周年記念の青とえんじの特別ユニフォームを披露した。しかし、技術的な問題により、第31節のエスパニョール戦ではこのレトロユニフォームは着用せず、今季の通常のユニフォームでプレーすることが決定している。(via AS)(via SPORT)

 

【本日の総括】

 

CLニューカッスル戦での7-2という歴史的圧勝は、フリック体制の驚異的な破壊力を証明しました。ラミネ・ヤマルの最年少記録更新やラフィーニャの躍動など、明るい話題に満ちています。アトレティコとの準々決勝に向け、さらに期待が高まります!