【今回のラインナップ】
✅ マンチェスター・シティ戦への遠征と招集メンバー詳細
✅ エティハドでの戦術展望とアルベロア監督の采配
✅ ムバッペ復帰がチームにもたらす戦術的ジレンマ
✅ アルベロア監督の掌握力とヴィニシウスの完全復活
✅ 歴史的背景と重なるカスティージャの黄金世代の台頭
✅ アルダ・ギュレルのクラブ史上最長66メートルスーパーゴール
✅ ミカエル・オリーズへの1億6000万ユーロのメガオファー計画
✅ アンチェロッティ前監督からのメッセージ
✅ ムバッペとクルトワが個人タイトルの首位を独走
✅ マルセロの息子エンツォの活躍と有望株の獲得
■【マンチェスター・シティ戦への遠征と招集メンバー詳細】
✈️ チャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦に向けて、チームは本日の正午にアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港からイングランドのマンチェスターへ出発した。
試合は火曜日の21:00にキックオフされる。
今日の午後、スペイン時間20:00からシティのスタジアムで最後の調整を行い、その前の19:15からアルバロ・アルベロア監督と選手1名がメディア対応を行う予定となっている。
怪我人に関する最大のニュースは、キリアン・ムバッペとジュード・ベリンガムの復帰である。
アルベロア監督はムバッペの回復を確実にするため少しの猶予も残さず、回復した瞬間に飛行機に乗せる決断を下した。
英国人MFのベリンガムは2月のラージョ・バジェカーノ戦以降、9試合を欠場しており、今回の招集は驚きをもって受け止められている。
ふくらはぎの違和感により直前でエルチェ戦を欠場したラウール・アセンシオは引き続き不可となったが、昨日の練習を問題なくこなしたアルバロ・カレラスとダビド・アラバがリストに加わった。
一方で、エデル・ミリトン、フェルラン・メンディ、ロドリゴ、ダニ・セバージョスは引き続き負傷欠場となる。
メンディは今週末に控えるアトレティコ・マドリードとのマドリードダービー(リーグ戦)も欠場が濃厚であり、クラブはインターナショナルブレイク後の復帰を期待している。
また、エルチェ戦で出番を得ていた若手ウインガーのジャニェスが今回のリストから外れた一方で、マリオ・リバスがトップチーム初招集となり、セステロも再びグループに戻ってきた。
招集メンバー全26名は以下の通りである。
GK: ティボー・クルトワ、アンドリー・ルニン、フラン・ゴンザレス
DF: ダニ・カルバハル、ダビド・アラバ、トレント、アルバロ・カレラス、フラン・ガルシア、アントニオ・リュディガー、ディーン・ハイセン、ディエゴ・アグアド、マリオ・リバス
MF: ジュード・ベリンガム、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェデ・バルベルデ、オーレリアン・チュアメニ、アルダ・ギュレル、セステロ、マヌエル・アンヘル、パラシオス、チアゴ・ピタルチ
FW: ヴィニシウス・ジュニオール、キリアン・ムバッペ、ゴンサロ、ブラヒム・ディアス、フランコ・マスタントゥオーノ
(via Esport3, SPORT, AS, Mundo Deportivo, MARCA)
■【エティハドでの戦術展望とアルベロア監督の采配】
🛡️ サンティアゴ・ベルナベウでの第1戦で3-0の勝利を収めているため、ある程度の余裕を持った遠征となるが、エティハド・スタジアムはこれまで90分間で一度も勝ったことがない鬼門である。
油断すれば、延長戦に持ち込むために最低でも3ゴールを必要として猛攻を仕掛けてくるジョゼップ・グアルディオラ率いるシティに窮地に追い込まれるリスクがあるため、作業着を着て試合に臨む必要がある。
最高得点者のムバッペが戻ってきたことはアルベロア監督にとって素晴らしいニュースだが、3-0のアドバンテージがあるため、監督はスター選手を調整し、無理をさせないことが可能である。
試合が大きく狂わない限り、ムバッペには少しずつ出場時間を与える考えであり、ベリンガムが長時間のプレーをするのも難しいと見られている。
先発イレブンに関しては、メンディの欠場により左サイドバックのみが懸念事項となっている。
エルチェ戦で非常に良いプレーを見せたフラン・ガルシアと、回復したばかりのカレラスがポジションを争っているが、フラン・ガルシアが先発として優位に立っている。
センターバックはラウール・アセンシオが欠場するが、状態が良くエルチェ戦でゴールも決めたリュディガーとハイセンがカバーするため問題はない。
その他のポジションは、ベルナベウでシティを圧倒したメンバーと同じイレブンが予想される。
(via SPORT, MARCA)
■【ムバッペ復帰がチームにもたらす戦術的ジレンマ】
🤔 今季33試合で38ゴールを記録し、世界最高の選手の一人とされるムバッペが復帰する一方で、彼の存在がチームのプレースタイルにどのような影響を与えるかという、不快な疑問も生じている。
ムバッペが不在の期間、チームはチャンピオンズリーグのベンフィカ戦で辛勝し、ヘタフェ戦で敗れ、セルタ戦もアディショナルタイムの決勝点で辛くも勝利するなど、決して楽な戦いをしていたわけではない。
しかし、直近のマンチェスター・シティ戦(3-0)とエルチェ戦(4-1)は、チームが見せたサッカーと選手たちの高いコミットメントにより、ファンの印象を劇的に好転させた。
特にシティ戦はターニングポイントとされており、アルベロア監督の戦術が見事に機能した。
チアゴ・ピタルチ、チュアメニ、ギュレル、バルベルデ、ブラヒムを同時に起用してボールを支配し、ヴィニシウスに絶対的な自由を与えた。
全員の身体的なハードワークにより内側のスペースを閉じ、シティのビルドアップを制限することに成功したのだ。
ムバッペがスタメンに戻る場合、ブラヒムと代わる可能性が高いが、守備へのコミットメントやコンビネーションプレーという点で、同じことができるのかという懸念がある。
また、ムバッペはすべてのフィニッシュを独占する傾向があり、ヴィニシウスと共存した場合、2列目の選手の得点力が低下するというデータもある。
実際、現在公式戦で7ゴールを挙げているバルベルデの得点は、すべてムバッペがピッチにいない状況で生まれている。
100%の状態ではない背番号10を監督がどのように起用し、ゲームをコントロールしていくかが大きな注目点となっている。
(via SPORT)
■【アルベロア監督の掌握力とヴィニシウスの完全復活】
🤝 第一線での指導経験が少ないアルバロ・アルベロア監督だが、これまで誰も成し遂げられなかったマドリディスモの団結を見事に実現し、選手、フロント、そしてファンを完全に味方につけている。
シャビ・アロンソ前監督の時代にはエゴが暴走していたロッカールームも、アルベロアのメッセージと決断によって落ち着きを取り戻し、スター選手と脇役のステータスが明確にされた。
特にヴィニシウスの扱いにおいてその変化は顕著である。
シャビ・アロンソ時代とは異なり、ヴィニシウスはムバッペと並ぶ最大のスターとして扱われ、試合の大部分でピッチに立ち続け、記者会見でも監督から称賛を浴びている。
これにより、以前のような審判への不満やチームメイトへの非難に終始していた姿は消え、最高の状態を見せている。
さらに、アルベロア監督はベルナベウの観客とも深いつながりを持っている。
ファニートやキンタ・デル・ブイトレへの言及、クラブの偉大さに対するコメントは、厳しい目を持つファンたちの心に深く響いている。
ファンもまた、負傷者が続出する重要な時期において、彼の仕事が容易ではないことを理解している。
CLとマドリードダービーが控える非常に困難な一週間を前に、チームは内外で固く団結し、士気は最高潮に達している。
アルベロア監督は、ロッカールームのリーダーたちを招集してミーティングを行うなど、細やかなマネジメントも怠っていない。
(via Mundo Deportivo, Estadio Deportivo)
■【歴史的背景と重なるカスティージャの黄金世代の台頭】
🌱 エルチェ戦の後半、アルベロア監督は負傷者の多さと主力の休養の必要性から、カスティージャ(下部組織)の選手を大量に投入した。
試合は2-0から4-1へと動き、若手たちの活躍がスタジアムを熱狂させた。
トップチームの危機的な状況によって強制された決断とはいえ、これが新たな歴史の幕開けになる可能性があると指摘されている。
レアル・マドリードの歴史を振り返ると、偉大な自家製選手の世代は常に、偉大なチームが衰退し、大型補強の資金がない戦間期に登場してきた。
デ・フェリペ、セレナ、グロッソ、ベラスケスらがチームの核となり6度目の欧州制覇を果たしたイエ・イエ世代、アスレティックやスポルティング、レアル・ソシエダを倒してコパ・デル・レイ決勝に進出したカスティージャ、ボスコフ監督のもとで欧州カップ戦の決勝に進出したガルシアたちの世代、そしてリーグ5連覇とUEFAカップ連覇を成し遂げたキンタ・デル・ブイトレ、さらにはカシージャス、ラウール、グティといったレジェンドたちもそうである。
今世紀に入ってからは、カルバハルが定着し、ルーカス・バスケスやナチョが貴重なバックアッパーとして貢献したものの、バルセロナのラ・マシアほどの継続的なレギュラー輩出はできていなかった。
しかし今、チアゴ・ピタルチを筆頭とするこの新しい世代に、大きなチャンスの窓が開かれている。彼らが定着できるかどうかは、彼ら自身にかかっている。
(via MARCA)
■【アルダ・ギュレルのクラブ史上最長66メートルスーパーゴール】
⚽ エルチェに4-1で勝利したサンティアゴ・ベルナベウでの試合で、アルダ・ギュレルがレアル・マドリードの歴史に名を刻むスーパーゴールを決めた。
オサスナ戦でも似たようなプレーを試みていたトルコ人MFは、エルチェからボールを奪うと、頭を上げて相手GKがペナルティエリア外に出ているのを見逃さなかった。
そこから距離66メートルという位置から、強烈で正確な左足のシュートを放ったのだ。
ボールはエリア内でバウンドし、必死に走って戻るGKの努力も虚しくネットを揺らした。
この66メートルという距離は、ミケル・ラサ、サンティ・アラゴン、ゲオルゲ・ハジらの記録を抜き、レアル・マドリード史上最長距離のゴールとなった。
ヌマンシアのアントニオ・ホセが持つ記録にはわずかに及ばなかったものの、美しさと意図の面ではそれを上回る傑作である。
この信じられないような正確なシュートにスタンドは爆発し、歴史的なゴールにふさわしい歓喜に包まれた。
この一撃は、FIFAプスカシュ賞(年間最優秀ゴール賞)の有力な候補になると見られている。
(via Estadio Deportivo)
■【ミカエル・オリーズへの1億6000万ユーロのメガオファー計画】
💰 欧州の移籍市場が活気づく中、レアル・マドリードがバイエルン・ミュンヘンのミカエル・オリーズに対してメガオファーを準備しているという報道がサッカー界に衝撃を与えている。
移籍専門家によると、フロレンティーノ・ペレス会長はオリーズの大ファンであり、現在のシーズンの苦労をファンに忘れさせるためのマスターピースとして、最大1億6000万ユーロのオファーを提示して来夏の獲得を計画しているという。
現在24歳のフランス代表ウインガーは、今シーズン38試合で15ゴール27アシストという驚異的な数字を記録し、欧州で最も決定的な選手の一人となっている。
『特定のポジションにいるとき、監督は1対1で相手を抜き、シュートを打ち、自由にプレーすることを求めている』と本人が語るプレースタイルは、マドリードの攻撃モデルに完全に合致する。
また、ムバッペ、カマヴィンガ、チュアメニ、メンディといったフランス代表の同胞が多く在籍していることも適応を容易にする。
しかし、このオペレーションは非常に複雑である。
2024年にクリスタルパレスから約6000万ユーロで加入したオリーズの契約は2029年まであり、契約解除金は設定されていないため、バイエルンが戦略的要を簡単に手放すことはない。
さらに、1億6000万ユーロはクラブ史上最高額となるため、マドリードは帳尻を合わせるために重要な選手の売却を余儀なくされるだろう。
なお、オリーズにはリバプールも強い関心を示している。
バイエルンはCLアタランタ戦の第1戦で1-6という大勝を収めており、マドリードがシティを突破すれば、次戦で直接対決する可能性がある。
また、マドリードはアラベスの有望株であるビクトリー・オコリエをバルセロナを出し抜いて獲得したことも報じられている。
(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, MARCA)
■【アンチェロッティ前監督からのメッセージ】
🎙️ 現在ブラジル代表監督を務めるカルロ・アンチェロッティが、ラジオのインタビューでレアル・マドリードへの熱い思いを語った。
『マドリードの後に他のクラブへ行く考えはなかった。ブラジル代表の機会は2年前に出てきて、その後マドリードと契約を更新したが、昨年、出るタイミングだと考えた。今は満足している』と振り返った。
クラブや選手たちとの関係は続いており、『マンチェスター・シティ戦の後にクラブと会長を祝福した。この間もロドリゴと状態を確認するために話した』と明かしている。
現在のマドリードの変化については深く分析している。
『サッカーは少しのことでケミストリーが変わる。クロースからムバッペに変えることだけではない。同年、ナチョが退団し、カルバハルが負傷し、モドリッチのプレー時間が減った。ロッカールームで素晴らしい雰囲気を作り出していた古い世代がいなくなり、キャラクターと個性を示さなければならない新しい世代の選手が入る必要がある。それはワンクリックでできるものではなく、時間がかかる。ムバッペの到着は重要な選手の退団と重なり、環境が異なっていた。ムバッペは50ゴール近くを挙げて素晴らしい活躍をしたが、チームはタイトル獲得に苦労した。何かを変えると常にうまくいくとは限らないからだ』
教え子のヴィニシウスについては、『彼は重要な試合で失敗したことはない。準決勝や準々決勝で失敗した記憶はない。バレンシアで怒って試合から消えたことはあるかもしれないが、重要な試合では決してしていない。招集されれば素晴らしいワールドカップになると確信している』と全幅の信頼を寄せた。
シティとの第2戦については『突破するだろう。うまく守り、バランスを取らなければならない』と断言。
また、バルベルデのハットトリックには『驚かない。そのために私は監督のライセンスを保持しているのだから…しかし3ゴールは信じられなかった。彼にメッセージを送った』と笑顔を見せ、彼に送った言葉が『ブラジルのパスポートを持っていないのが残念だ』であったことを明かした。
(via Mundo Deportivo)
■【ムバッペとクルトワが個人タイトルの首位を独走】
🏆 負傷者が続出しているチーム状況の中でも、レアル・マドリードの選手たちは個人タイトル争いで確固たる地位を築いている。
エルチェ戦を負傷で欠場したキリアン・ムバッペだが、ピチチ(得点王)争いでは23ゴールで首位をしっかりとキープしている。
彼を追うマジョルカのムリキ、バルセロナのラミン・ヤマル、オサスナのブディミルがいずれも今節ノーゴールに終わったため、試合に出場しなくてもその差が縮まることはなかった。
一方、サモラ賞(最少失点GK賞)でもティボー・クルトワがトップに君臨している。
クルトワはエルチェ戦で1失点を喫したものの、ここまでリーガ28試合に出場して24失点という驚異的なスタッツを維持しており、プリメーラ・ディビシオンで最もゴールを許していないゴールキーパーとして首位を独走している。
(via MARCA)
■【マルセロの息子エンツォの活躍と有望株の獲得】
🌟 トップチームだけでなく、下部組織にも明るいニュースが飛び込んできている。
クラブのレジェンドであるマルセロの息子、エンツォ・アウベスが年代別のスペイン代表で信じられないような素晴らしいゴールを決めた。
その圧倒的なポテンシャルは野獣と称され、ラ・ファブリカ(マドリードの下部組織)の偉大さをさらに高める活躍を見せている。
(via AS)
【本日の総括】
マンチェスター・シティとの大一番に向けてムバッペとベリンガムが電撃復帰を果たしました。アルベロア監督のもとでチームの結束は最高潮に達し、カスティージャの若手台頭やギュレルの66mスーパーゴールなど明るい話題が尽きません。オリーズ獲得のメガオファー計画やアンチェロッティ前監督からの温かいエールもあり、チームは王者の風格を取り戻しつつあります。いざ、エティハドでの決戦へ!
