【今回のラインナップ】

 

✅ チャンピオンズリーグ・ニューカッスル戦の厳戒態勢と異例のキックオフ時間

✅ フリック監督の決意表明とPK時の独特なルーティン

✅ クバルシが語るニューカッスル戦への意気込みと守備の成熟

✅ ラポルタ会長の陣中見舞いとヨハン・クライフ・スタジアム拡張計画

✅ ニューカッスル戦の予想スタメンと負傷者・累積警告リーチ情報

✅ 市場価値の高騰とカンテラの契約・負傷情報

✅ 来夏に向けた補強動向と前線の得点力不足問題

✅ クンデの契約ボーナス条件とバルトメウ元会長の証言

✅ フリック監督が行きつけのバルセロナのレストラン

 

■【チャンピオンズリーグ・ニューカッスル戦の厳戒態勢と異例のキックオフ時間】

 

FCバルセロナはチャンピオンズリーグのラウンド16第2戦でニューカッスル・ユナイテッドをスポティファイ・カンプ・ノウに迎える。敵地セント・ジェームズ・パークでの第1戦は1対1の引き分けで終わっており、突破には勝利が必須の状況である。この大一番は、18時45分というチャンピオンズリーグとしては異例の明るい時間帯にキックオフされる予定だ。日没は19時01分と予想されており、前半16分までは太陽の光の中でプレーすることになる。過去にこの時間帯に開催された欧州の試合では、今季のオリンピアコス戦で6対1、昨季のベンフィカ戦で3対1と大勝を収めており、非常に相性の良い時間帯となっている。(via Mundo Deportivo)

 

この試合に向けて、ニューカッスルのサポーター約10,000人がバルセロナに大挙して押し寄せると予想されている。しかし、アウェイ用チケットは2,934枚しか割り当てられていないため、7,000人以上のイングランド人ファンがチケットなしで現地入りすることになる。クラブはこれを重く受け止め、試合を高リスクに指定した。チケットの転売防止や記名式の徹底など、厳格なセキュリティ対策を導入している。これは2022年のヨーロッパリーグ、アイントラハト・フランクフルト戦で起きたアウェイファンによるスタジアム占拠の二の舞を避けるための措置である。(via MARCA)

 

■【フリック監督の決意表明とPK時の独特なルーティン】

 

試合前日の記者会見に臨んだハンジ・フリック監督は、自身の去就について熱く語った。『ここで働くのが好きだということは明らかだ。最高のサポートを受けている。サッカー界は何が起こるか分からないが、他の場所に行くことは考えていない。ここが私の最後のクラブ、最後の仕事になるだろうし、それにとても満足している』と宣言し、バルセロナでの長期政権と監督引退を示唆した。また、ラポルタ会長から就任時に渡された手紙に触れ、『手紙には多くのことが書かれていた。新しいバルサを創ったクライフのこと、そして哲学とスタイルについてだ。勝つことだけでなく、どのように勝つかが重要であり、チームスピリットを持つことが最も大切だと書かれていた』と明かしている。(via SPORT)

 

ニューカッスルについては『第1戦では彼らは高い位置からプレスをかけてきたが、自陣深くでの守備も優れていた。フィジカルが強く、トランジションも速い。完璧な試合をする必要がある』と警戒感を示しつつ、『我々にはチャンピオンズリーグで優勝する力がある』と自信をのぞかせた。(via Esport3)

 

一方で、フリック監督にはPKに関する独特のジンクスがある。チームのPKの際には決してピッチを見ないのだ。『私は決して見ないし、それが上手くいっている。iPadでリプレイを見ることはできる。強迫観念だと言われるが、私はこういう性格だ。PKを蹴るのを見るのが好きではない。ファンが叫び、何が起きたかを知る瞬間は素晴らしい気分だ』と独自のスタイルを貫いている。(via SPORT)

 

■【クバルシが語るニューカッスル戦への意気込みと守備の成熟】

 

フリック監督と共に会見に出席した19歳のパウ・クバルシは、ニューカッスル戦に向けて『絶対に突破しなければならない非常に重要な試合だ。我々はとても若いチームで、この世界での経験は少ないかもしれないが、下部組織でやってきたように、このクラブのために全てを懸ける意欲がある。年齢に関係なく、このクラブでは何でも可能だ』と力強く語った。(via Estadio Deportivo)

 

守備面については、『シーズン序盤には上手くいかなかった最終ラインの細かな部分を修正してきた。スタッフの哲学を信じれば、偉大なことができる』と手応えを口にしている。コンビを組むジェラール・マルティンについては『今季は素晴らしいシーズンを送っており、センターバックとしても快適にプレーしている。お互いに助け合っている』と称賛した。さらに、負傷離脱しているアレハンドロ・バルデの穴を埋めているジョアン・カンセロについて『彼が戻ってきてくれて本当に嬉しい。左右両サイドでプレーできる多才な選手だ。トップチームに昇格したばかりの私をロッカールームでとても助けてくれた。彼はクレであり、ここにいることを喜んでいる』と多大な信頼を寄せている。(via Estadio Deportivo)

 

■【ラポルタ会長の陣中見舞いとヨハン・クライフ・スタジアム拡張計画】

 

選挙で再選を果たしたジョアン・ラポルタ新会長は、ラファ・ユステと共にシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールを訪れ、公開練習を見守った。ラポルタ会長は選手たちを激励し、クバルシによれば『我々が素晴らしいレベルにあること、そしてタイトルをもたらす家族として団結し続けるようにと言葉をかけられた』とのことだ。(via SPORT)

 

ラポルタ会長はラジオ番組に出演し、スポティファイ・カンプ・ノウの屋根設置工事に伴う一時的な移転先として、ヨハン・クライフ・スタジアムの拡張計画を明かした。『ヨハン・クライフ・スタジアムを10,000席拡張し、かつてのミニ・エスタディと同じ約15,000人規模にする計画がある。サン・ジョアン・デスピ市議会とも話をしており、反対はされていない。アクセス面で少し混雑する課題はあるが、対処可能だ。1ヶ月か1ヶ月半の工事期間中、モンジュイックには戻りたくない。コストと手間の面で割に合わないからだ』と説明している。(via Mundo Deportivo)

 

また、フリック監督の契約延長についても『2028年まで延長したい。彼も賛成しており、とても快適に過ごしている』と明言。ロベルト・レヴァンドフスキについては『デコの考えは彼との契約延長だ。彼はそれに値するし、もし残りたいのであれば我々も嬉しい』と高く評価し、マーカス・ラッシュフォードについても『ゴールとアシストで非常に機能しており、バルサの利益を考えて残留できるよう努める』と語った。(via SPORT)

 

■【ニューカッスル戦の予想スタメンと負傷者・累積警告リーチ情報】

 

フリック監督はニューカッスル戦に向けて、最新のトレーニングでフェラン・トーレスをセンターフォワードとして起用するテストを行った。セビージャ戦で全くプレーしなかったフェランは、十分な休養を取ってこの大一番に臨むことになる。右サイドバックには、負傷の違和感から回復したエリック・ガルシアが復帰する見込みだ。

 

予想されるスタメンは以下の通りである。

 

GK:ジョアン・ガルシア

DF:エリック・ガルシア、クバルシ、ジェラール・マルティン、カンセロ

MF:マルク・ベルナル、ペドリ、ラミン・ヤマル、フェルミン・ロペス、ハフィーニャ

FW:フェラン・トーレス (via Mundo Deportivo)

 

現在、フレンキー・デ・ヨング、アレハンドロ・バルデ、ジュール・クンデ、アンドレアス・クリステンセンの4名が負傷により離脱中である。また、ラミン・ヤマル、フェルミン・ロペス、ジェラール・マルティン、マルク・カサドの4選手が累積警告のリーチ(アペルシビド)状態となっている。ラミンはすでに一度出場停止処分を受けており、今回は奇数枚(5枚目)の警告で次戦出場停止となる。フェルミン、マルティン、カサドは今大会2枚目の警告を受けている。ここでイエローカードをもらえば、仮に勝ち進んだ場合、準々決勝の第1戦に出場できなくなるため、細心の注意が必要だ。(via SPORT)

 

対戦相手のニューカッスルは、直近のリーグ戦でチェルシーを相手にアンソニー・ゴードンのゴールで1対0の勝利を収め、調子を上げている。サンドロ・トナーリとジョー・ウィロックに状態の不安が残るものの、強固なブロックでバルサに立ちはだかるだろう。(via SPORT)

 

■【市場価値の高騰とカンテラの契約・負傷情報】

 

移籍情報サイト「Transfermarkt」の最新の更新により、バルセロナの選手たちの市場価値が急上昇している。18歳のラミン・ヤマルは2億ユーロの評価を維持し、キリアン・ムバッペ、アーリング・ハーランドと並んで世界最高額の選手となっている。フェルミン・ロペスは7,000万ユーロから1億ユーロへと大幅にアップし、ペドリも1億4,000万ユーロから1億5,000万ユーロへと価値を上げ、世界で4番目に高価な選手となった。その他、ジョアン・ガルシア(4,000万ユーロ)、エリック・ガルシア(3,500万ユーロ)、マルク・ベルナル(3,000万ユーロ)、ジェラール・マルティン(2,500万ユーロ)も軒並み評価を上げている。一方で、負傷の影響もありアレハンドロ・バルデは5,500万ユーロ、ロナルド・アラウホは2,000万ユーロへと価値を下げた。(via Esport3)

 

カンテラ関連では、バルサ・アトレティックのキャプテンを務める21歳のセンターバック、アルバロ・コルテスが2028年までの新契約(さらに1年の延長オプション付き)にサインした。彼は自身の誕生日と重なるこの日、トップチームの練習に参加し、選手たちから祝福の「手洗い祝福(パシージョ・デ・コジェハス)」を受けた。(via SPORT)

 

一方で、フベニルAの司令塔である18歳のペドロ・ロドリゲス・イグレシアス(通称ペドリ)は、デポルティボとのコパ・デル・レイの試合で筋肉の微小断裂を負った。これにより約20日間の離脱となり、ダム戦やジムナスティック・タラゴナ戦を欠場する見込みだ。復帰は4月12日のサバデル戦を目指している。(via SPORT)

 

■【来夏に向けた補強動向と前線の得点力不足問題】

 

バルセロナの前線の得点力不足が深刻な問題となっている。2026年に入ってからの20試合で、レヴァンドフスキとフェラン・トーレスの二人が挙げたゴールはわずかに9得点である。レヴァンドフスキは直近3試合でシュート6本、枠内シュート1本と不調に陥っており、年齢と疲労からくるフィジカル面の問題が指摘されている。フェランはメンタル面がパフォーマンスに直結するタイプであり、自信を取り戻すことが鍵となる。この状況に対し、ダニ・オルモを「偽9番」として起用するプランが現実味を帯びており、早急なテストが求められている。(via SPORT)

 

このため、クラブは将来のストライカー探しに着手している。フリアン・アルバレスなどが候補に挙がる中、バルサのポゼッションスタイルとラミン・ヤマルの成長に適合する、純粋な点取り屋ではない「現代的な9番」の獲得が必要視されている。(via SPORT)

 

また、ウイングの補強候補として浮上しているのがリバー・プレートの19歳、イアン・スビアブレである。すでにヨーロッパの複数クラブが彼をリストアップしており、トラブゾンスポルからの1,000万ユーロのオファーは拒否された。彼の契約解除金は1億ユーロに設定されている。バルサのスポーツディレクターであるデコは以前から彼に強い関心を示している。(via SPORT)

 

一方で、過去に獲得を目指したミランのラファエル・レオンについては、現在マーカス・ラッシュフォードの完全移籍による確保を優先しているため、8,000万ユーロと言われる移籍金を払ってまで獲得する可能性は低い。(via SPORT)

 

さらに守備陣では、インテル・ミラノのセンターバック、アレッサンドロ・バストーニがリストに載っている。インテルは1億ユーロでの売却を検討しており、バストーニ本人もラ・リーガでのプレーに関心を示している。(via Mundo Deportivo)

 

■【クンデの契約ボーナス条件とバルトメウ元会長の証言】

 

セビージャから獲得したジュール・クンデの移籍契約には、特別なボーナス条項が含まれている。2027年まで、クンデが公式戦の60%以上で45分以上プレーするごとに、バルセロナはセビージャに対して年間250万ユーロを追加で支払う必要がある。今シーズン、クンデはすでに34試合に出場しており、コパ・デル・レイのアトレティコ・マドリード戦で左太ももの大腿二頭筋を負傷して離脱中だが、復帰後に残り2試合に出場すればこのボーナス条件をクリアし、バルセロナは追加の支払いを行うことになる。(via SPORT)

 

ピッチ外の話題としては、ジョゼップ・マリア・バルトメウ元会長が「バルサゲート」事件に関する法廷での証言を行った。彼はSNS上でバルセロナや自身への攻撃的なアカウントに対抗するため、ポジティブなメッセージを発信して世論の方向を変える目的で「I3 Ventures(Nicestream)」を雇用したと主張し、特定の人物への攻撃を意図したものではないと弁明した。しかし、カタルーニャ州警察(モス・ダスクアドラ)の報告書によれば、バルトメウ氏はジャウメ・マスフェレール氏から118回にわたりWhatsAppで偽アカウントによる攻撃キャンペーンの報告を受けており、ジョアン・ラポルタ、ペップ・グアルディオラ、ビクトル・フォントらへの誹謗中傷を認識していたとされている。また、クラブ内部の監査を逃れるために約100万ユーロの契約を20万ユーロ以下の複数の支払いに分割したことも認めている。(via SPORT)

 

■【フリック監督が行きつけのバルセロナのレストラン】

 

バルセロナでの生活を心から楽しんでいるフリック監督には、スポティファイ・カンプ・ノウでの試合前に必ず立ち寄るお気に入りのレストランがある。サリア=サン・ジェルバシ区のラフォルハ通りにある「Bar Milagros(バル・ミラグロス)」だ。オープンからわずか2年だが、地中海料理をベースに世界中のエッセンスを取り入れた料理で大人気の店舗となっている。ここでフリック監督が特に好んでいるメニューは、イカとオマール海老の出汁で作ったミートボール、エビとキノコとキャビアのオープントルティージャ、そしてホタルイカとひよこ豆の煮込みの3品である。(via SPORT)

 

【本日の総括】

 

ニューカッスルとの運命のCL第2戦を控えるFCバルセロナ。フリック監督は「バルサが最後のクラブ」と深い愛情を示しつつ、得点力不足を打破するためフェラン・トーレスを1トップで起用する奇策をテストしています。ラポルタ会長の再選と激励がチームをさらに団結させており、市場価値が急上昇している若きカンテラーノたちがスタジアムに大挙するイングランドのファンを前に、勇敢な戦いを見せてくれるはずです。