【今回のラインナップ】

 

✅ チャンピオンズリーグ・ニューカッスル戦の展望とスタメン予想

✅ スタジアムとファンの状況、そしてLaporta会長の動き

✅ チームのジンクス:CLでのクリーンシート欠如

✅ 選手補強と契約更新情報:Lewandowski、Bastoni、Van de Ven、Rashfordの動向

✅ Francisco TrincaoとDroに関する情報

✅ 障害者支援の特別ユニフォーム着用

 

■【チャンピオンズリーグ・ニューカッスル戦の展望とスタメン予想】

 

⚽️ 試合日時と背景

FCバルセロナとニューカッスル・ユナイテッドによるチャンピオンズリーグのラウンド16第2戦は、2026年3月18日18:45からSpotify Camp Nouで開催される。この試合の勝者は、準々決勝でアトレティコ・マドリードまたはトッテナムと対戦する。主審はフランスのFrançois Letexier、VARはベルギーのBram Van Driesscheが担当する。試合の模様はMovistar Plus +のMovistar Liga de Campeones (60)、Orange TV (115)、LaLiga TV Barで放映される。バルサは週末のリーグ戦でセビージャに5-2の「マニータ」で勝利し、勝ち点70で2位のレアル・マドリードに勝ち点4差をつけて首位を維持している。ニューカッスルもプレミアリーグでチェルシーを0-1で破り、勝ち点42で9位につけており、5位との差を7ポイントに縮めて士気を高めている。

 

⚽️ 第1戦の振り返りと警戒点

セント・ジェームズ・パークで行われた第1戦は1-1の引き分けに終わった。86分にHarvey Barnesに先制を許したが、96分にDani OlmoがPKを獲得し、Lamine Yamalがこれを決めて試合を引き戻した。しかし、ニューカッスルのプレッシングと身体能力の高さには苦しめられた。Maldiniは次のように警告している。

『ここマドリードのプエルタ・デル・ソルにいるんだけど、トンネルが閉鎖されているって書いてあるね... チャンピオンズリーグでいくつかのチームのトンネルが閉ざされるのかな?トンネルは閉ざされる?確実にね、だってもうチャンピオンズリーグから敗退するチームが出てくるから』

『Matías Almeydaのチームに対しては、2つのPKで有利な展開になり、バルサにとって完璧な試合だった。Pedriを45分間休ませることができたし、Lamine Yamalも20分間プレーしただけで散歩しているようなものだった』

『1対1の引き分けだったが、かなり運が良かった。私にとってはニューカッスルの方が上だった。ニューカッスルが試合に勝つにふさわしかった。ただ最後にバルサがDani Olmoの得たPKで引き分けただけだ』

『今回はGordonがスタメンでプレーすると思う』

『ニューカッスルは良いチームだが、私にとってはヨーロッパの貴族階級からは遠い。バルサはCamp Nouでの1-1の引き分けから勝たなければならない。リスクのある試合だ』

『バルサの突破確率を75%、ニューカッスルを25%とする』

 

ニューカッスルはAnthony Gordonがスタメンに復帰する見込みである。彼はCLで10得点を記録しており、Mbappéの13得点に次ぐ大会第2位の得点源だ。一方で、Miley、Schär、Krafthは欠場する。Bruno Guimarãesはチームに帯同しているが、負傷中のため出場しないことが監督から明言されている。

 

⚽️ スタメン予想とフォワードのジレンマ

バルサはBalde、Christensen、Frenkie de Jong、Koundéが負傷欠場となる。Hansi Flick監督はセビージャ戦でLamine YamalとFermínをベンチスタートさせ、Eric Garciaを起用せず、Pedriをハーフタイムで交代させるなどローテーションを実施した。予想されるスタメンは以下の通りである。

GK: Joan Garcia

DF: Eric Garcia (右)、Pau Cubarsí (中央)、Gerard Martín (中央)、Joao Cancelo (左。右利きだが左でプレー)

MF: Marc Bernal、Pedri (ダブルピボット)、Fermín LópezまたはDani Olmo (トップ下)

FW: Lamine Yamal (右)、Raphinha (左。セビージャ戦でハットトリック)、Ferran TorresまたはRobert Lewandowski (中央)

なお、Lamine Yamal、Fermín、Casadó、Gerard Martínの4選手は警告の累積にリーチがかかっており、カードを受ければ準々決勝の第1戦に出場できない。

 

センターフォワードのポジションには大きな疑問符がついている。Ferran TorresとRobert Lewandowskiは共にゴールから遠ざかっている。Ferranは今季38試合で2,130分プレーし16ゴール1アシストを記録しているが、CLでのPSG戦とクラブ・ブルッヘ戦での得点以降、1月31日のエルチェ戦を最後にゴールがない。Lewandowskiは今季35試合で1,839分プレーし14ゴール3アシストを記録しているが、最近数ヶ月で2ゴールしか決めていない。Flick監督は数日前にRashfordをこのポジションで起用する可能性も排除せず、Olmoの起用についてもオープンな姿勢を示した。

『選択肢の一つになり得る。私たちはそれを検討した。目標を達成するためには、シーズン終了までFerranとLewyが最高のレベルにいる必要がある。それは私たちにとって極めて重要だ』

 

⚽️ 戦術的分析

Lobo Carrascoは試合の鍵として以下のポイントを挙げている。

ニューカッスルのマンツーマンマーク、特にPedriとBernalへの激しいプレッシャーを回避するため、「第3の選手」の動きを使ってスペースを作り出す必要がある。また、Tonali、Ramsey、JoelintonとRamsdaleの間のスペースを支配することが求められる。Elanga、Osula、Barnesにスプリントのスペースを与えてはならない。さらに、セットプレーを絶対に与えないことが重要であり、ThiawやBurnをペナルティエリアに近づけないことが必須となる。逆に、スピードに欠けるDan Burnの背後を、Lewandowski、Ferran、Raphinha、Olmo、Fermínが突くことが有効な攻撃手段となる。

(via SPORT, AS, Mundo Deportivo)

 

■【スタジアムとファンの状況、そしてLaporta会長の動き】

 

⚽️ Camp Nouの圧倒的強さと7年ぶりの有観客試合

FCバルセロナはSpotify Camp Nou帰還後、全公式戦で12戦12勝、あるいは14戦14勝という驚異的な全勝記録を維持している。この間、39得点(平均3.25点)を挙げ、わずか7失点しか喫していない。イングランドのクラブに対してホームで37試合中わずか2敗しかしておらず、公式戦でCamp Nouで勝利を収めたイングランドのチームは歴史上リバプールのみである(2回)。ニューカッスルは過去2回Camp NouでCLの試合を行っているが、1997/1998シーズンはGiovanniがPep Guardiolaのパスからゴールを決め1-0でバルサが勝利し、2002/2003シーズンはDani García、Patrick Kluivert、Thiago Mottaのゴールで3-1で勝利している。チェルシーには5勝4分、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、マンチェスター・シティ、バーミンガムには各3勝を挙げている。

 

特筆すべきは、Camp Nouで観客を入れてのCLノックアウトステージの試合は、2019年5月1日のリバプール戦(3-0)以来、実に7年ぶりとなることだ。パンデミック、ヨーロッパリーグへの参戦、そしてモンジュイックへの移転があったためである。現在のチームの選手やFlick監督は誰一人として、Camp Nouでの有観客CLノックアウトステージを経験していない。唯一当時のスカッドに残っているMarc-André ter Stegenは現在負傷中であり、負傷していなければジローナへローン移籍していた予定だった。Joan Laporta会長にとっても、役員として最後にこの状況を経験したのは2010年まで遡る。今夜の試合には、ニューカッスルから約3,000人のファンがチケットを持って訪れ、チケットを持たないファンもさらに7,000人駆けつけると予想されている。

 

⚽️ Joan Laporta会長の動き

選挙の日にセビージャに大勝し、再選を果たしたJoan Laportaは、Ciutat Esportiva Joan Gamperを訪問してトップチームと対面した。Rafael Yuste(7月1日までの会長代行)、Deco、Bojan Krkic、Alejandro Echevarría、Enric Masipも同行した。Laportaはチームにニューカッスル戦での幸運を祈り、選挙プロセス中にチームが彼に示した支持に深い感謝の意を伝えた。さらに、SNSで話題になったお祝いのダンスを選手たちの前で自ら披露し、会場を盛り上げた。その後、女子チームやフットサルチームも訪問した。7月1日までLaportaは実行権を持たないため、Hansi Flick監督の3年目の契約延長やDecoの契約更新などの交渉はYusteが主導し、Laportaは諮問的な役割を果たす。Spotify Camp Nouでの試合では、LaportaはYusteやMasipと共にパルコ(貴賓席)に座る予定である。

(via SPORT, AS, Mundo Deportivo)

 

■【チームのジンクス:CLでのクリーンシート欠如】

 

バルサは今季チャンピオンズリーグにおいて、深刻な守備の課題を抱えている。今大会ですでに9試合を戦っているが、一度もクリーンシート(無失点)を達成できておらず、合計15失点を喫している。リーグフェーズ単体でも14失点を記録しており、これはアーセナル(4失点)、バイエルン・ミュンヘン(8失点)、リバプール(8失点)、トッテナム(7失点)といった他の強豪国と比べても際立って多い。

 

GKのJoan Garciaは、バルサ加入後の全34試合中14試合(リーガで11試合、国王杯で2試合、スーペルコパで1試合)でクリーンシートを達成しているが、CLではゼロである。彼がゴールを守ったCLの試合では、ニューカッスル(1-2、1-1)、チェルシー(3-0)、アイントラハト・フランクフルト(2-1)、スラヴィア・プラハ(2-4)、コペンハーゲン(4-1)と、すべての試合で失点している。また、もう一人のGKであるWojciech Szczesnyも、出場したPSG(1-2)、オリンピアコス(6-1)、クラブ・ブルッヘ(3-3)の9試合でクリーンシートを達成できていない。

 

しかしその一方で、攻撃陣はリーグフェーズで22ゴールを叩き出し、バイエルンと並んで大会2位の得点力を誇っている(1位のアーセナルより1点少ないだけである)。Johan Cruyffの言葉を借りれば「1-0で勝つより5-4で勝つ方が好きだ」という哲学に、ハイラインを敷くFlick監督も深く同意していることだろう。今回のニューカッスル戦でクリーンシートを達成できれば、最低でもPK戦には持ち込むことができる。

(via SPORT, Mundo Deportivo)

 

■【選手補強と契約更新情報:Lewandowski、Bastoni、Van de Ven、Rashfordの動向】

 

⚽️ Robert Lewandowskiの去就

Robert Lewandowskiの契約は6月30日までとなっている。Laporta会長の再選が決まり、クラブは彼に残留を打診した。37歳(8月で38歳)となるポーランド人ストライカーは、バルサで182試合に出場し114ゴールを記録している。バルサの歴史上、彼以上のゴール数を同じ公式戦試合数で記録したのはSamuel Eto'o (121ゴール)、Mariano Martín (132ゴール)、Luis Suárez (139ゴール)、Laszlo Kubala (151ゴール) のみである。今季も欧州5大リーグの35歳以上の選手の中で、全公式戦14ゴールを挙げてトップに立っている(Aubameyang 12ゴール、Welbeck 11ゴール、Giroud 9ゴール、Kike García 8ゴール、Iago Aspas 8ゴールを上回る)。90分あたりの得点率も0.69を記録している。Laportaは次のように語っている。

『私たちは彼に続けてほしいと思っているが、彼が何を望むかによるだろう。彼は困難な時期にやって来て、私たちを大いに助けてくれた。私たちは彼に続けてほしいと思っている』

最終的な判断はLewandowski自身に委ねられている。

 

⚽️ Alessandro Bastoniへの関心

インテル・ミラノに所属する26歳のイタリア代表センターバック、Alessandro Bastoniの獲得が現実味を帯びている。インテルは補強資金を捻出するため、5000万〜7000万ユーロでの売却を検討している。アタランタの下部組織出身で、インテルで290試合以上に出場し、イタリア代表としてEURO優勝も経験している。プレミアリーグからの関心もあるが、Bastoni自身はバルサのプレースタイルが自分に最も合っていると確信し、バルサ移籍を優先している。左利きのCBで、ボールの出し入れに優れ、垂直なパスでラインを破り、深い位置から攻撃に貢献できる。3バックでも2バックでもプレー可能であり、戦術的インテリジェンスと予測能力に優れ、Flickのプロジェクトに即座にフィットすると評価されている。

 

⚽️ Micky van de Venへの関心

トッテナム・ホットスパーに所属する24歳のオランダ人センターバック、Micky van de Venも守備強化のターゲットに浮上している。トッテナムが2023年夏にヴォルフスブルクから4000万ユーロで獲得した身長1.93mの左利きCBである。昨季のプレミアリーグで最高速度37.38 km/hを記録し、圧倒的なスピードとストライド、空中戦の強さを誇る。Ange Postecoglou監督のハイラインシステムで輝きを放ち、Flickの戦術にも完全に合致するとみられている。彼はかつて次のように語っていた。

『トッテナムでサッカーをするのはとても楽しい。ボールを持ってプレーするのが好きではない選手もいる。彼らはボールを失うことをとても恐れている。しかし監督は私たちに強調する。「もしボールを失っても、何度も何度も挑戦しなさい」と。もし私たちがボールを失っても、彼が責任を取ってくれる』

16歳までフォワードでプレーし、18歳の時にはサッカーを辞めることを考えていたという逸話もある。

『「なぜこんなことを続けているのだろう?」と考えていた。後でプロサッカーへの飛躍を期待して、1年間ギャップイヤーを取りたかったが、父が私を説得して前に進ませてくれた』

彼の父親はかつてオランダの秘密エージェントとして働いており、現在はTeam Raiolaが彼の代理人を務めている。

 

⚽️ Marcus Rashfordの獲得オプション

バルサはマンチェスター・ユナイテッドに対し、Marcus Rashford (28歳) を3000万ユーロ(1000万ユーロの3回払い)で獲得できる非義務の買取オプションを保有している。すでに選手とは3シーズンの契約と給与条件で合意に達しているが、クラブはオプションの行使を急いでいない。今季38試合で10ゴール13アシストを記録しているものの、1月31日のエルチェ戦を最後にゴールから遠ざかっており、Raphinhaの負傷時にはスタメンで起用されたが現在は控えとして苦戦しているためだ。彼の高額な給与が「ファイナンシャル・フェアプレー」に与える影響も懸念されている。リーグフェーズのニューカッスル戦では2ゴールを挙げており、今後の重要な試合でのパフォーマンスが見極めの鍵となる。

(via SPORT, Mundo Deportivo)

 

■【Francisco TrincaoとDroに関する情報】

 

⚽️ Francisco Trincaoの完全な覚醒

元バルサのFrancisco Trincaoがスポルティング・リスボンで大活躍を見せている。CLのボデ/グリムト戦では5-0の逆転勝利に大きく貢献し、2つの素晴らしいアシストを記録してMVPに輝いた。バルサは2020年に3000万ユーロで彼を獲得したが(Abel Ruizをブラガに1000万ユーロで評価させたため実質2000万ユーロ)、昨夏に残りの保有権50%を1100万ユーロでスポルティングに売却した。ウルブスへのローン(300万ユーロ)、スポルティングへの最初のローン後の50%売却(700万ユーロ)、そして今回の1100万ユーロで、合計2100万ユーロを回収し、クラブは金銭的な損失を回避した。Trincaoは2030年までスポルティングと契約を結んでおり、今季は41試合で11ゴール17アシストを記録している。現在プレミアリーグのクラブから5000万ユーロ以上のオファーがあると噂されている。彼はMVPのトロフィーを、延長戦で4-0となるゴールを決めたMaxi Araujoにプレゼントするというリーダーシップを見せた。

 

⚽️ DroのPSG移籍が引き起こした波紋

バルサからPSGへ移籍した18歳のウィンガー、Droの存在がパリで問題を引き起こしている。バルサで存在感を増し、クラブが契約延長を望んでいた中で、彼は1月の移籍市場で契約解除金600万ユーロ(最終的にPSGは800万ユーロを支払った)を行使し、Luis Enriqueのオファーを選択した。彼がリーグアンでスタメン起用され、CLではあまり出場機会がない状況に対し、PSGの下部組織の選手たちが激しく反発している。Samba CoulibalyやMartin Jamesなど、少なくとも7人のユース選手がクラブからの契約延長オファーを無視し、退団を検討している。外部から獲得した選手が優先される状況に、ユースの指導者も次のように状況の難しさを語っている。

『彼らには、負傷した選手が復帰し、重要な試合に向けた準備があること、そしてそのレベルにまだ達していない選手が関与しているから当然だと説明された。しかし、あの年齢で忍耐強くいるのは簡単なことではない』

(via SPORT)

 

■【障害者支援の特別ユニフォーム着用】

 

FCバルセロナは今夜のニューカッスル戦で、インクルーシブな特別デザインのユニフォームを着用する。3月21日の「世界ダウン症の日」を記念し、FCバルセロナ財団、MatchWornShirt、UEFA Foundation for Children、Itinerarium財団が協力した取り組みである。背番号と名前のフォントには、ダウン症の若者であるAnna Vivesがデザインした「Anna」というタイポグラフィが使用される。このフォントは2011年に開発され、2012年にデジタル化されて以来、世界80カ国以上で1500万回以上ダウンロードされている。試合で着用されたユニフォームは、MatchWornShirtのプラットフォームを通じて世界中のコレクターやファンに向けて独占的にオークションにかけられる。

(via Mundo Deportivo)

 

【本日の総括】

 

CLベスト8進出を懸けたニューカッスルとの大一番。7年ぶりの有観客Camp Nouノックアウトステージで、圧倒的なホームの強さを活かして守備の課題を克服し、前線の決定力不足を払拭して突破を決めたい。同時にLewandowskiの去就や新戦力候補の動向など、来季に向けた編成の動きも加速している。