【今回のラインナップ】
✅ ジョアン・ラポルタ会長が選挙で圧勝し再選
✅ フリック監督の契約延長に向けた動きが本格化
✅ レヴァンドフスキとクリステンセンの契約事情
✅ カンセロが完全復活、来季の残留を強く希望
✅ ラフィーニャが語るフリック監督への恩義とPKの極意
✅ 18歳のシャビ・エスパルトがカンプ・ノウでトップデビュー
✅ フェルミン・ロペスと若手選手たちの市場価値が急上昇
✅ CLニューカッスル戦に向けたチーム状況とスタメン予想
✅ カンテラ情報とバルサ・アトレティクの現状
✅ ガスパール元会長がレアル・マドリードを痛烈に批判
✅ 新カンプ・ノウの収容人数拡大と建設費について
■【ジョアン・ラポルタ会長が選挙で圧勝し再選】
FCバルセロナの会長選挙が本拠地スポティファイ・カンプ・ノウで実施され、ジョアン・ラポルタが32,934票を獲得し、14,385票のビクトル・フォントを大差で破り、2031年までの再選を果たしました。祝賀会はルス・デ・ガスで行われ、午前3時15分に到着したラポルタはクイーンの楽曲やバルサのアンセムを熱唱し、葉巻とシャンパンで勝利を祝いました。敗れたビクトル・フォントは『敗北は辛いが、人生と学びの一部だ。私たちを信頼してくれた何千人ものソシオたちに永遠の感謝のメッセージを送りたい。ラポルタ会長の昨日の結果を改めて祝福し、彼の任期中の幸運と成功を祈る。私たちは常にクラブの自由に使える立場にある。ビスカ・バルサ、ビスカ・カタルーニャ!』と声明を発表しました。なお、規約によりラポルタの正式な就任は7月1日となるため、それまではラファ・ユステが暫定会長を務めます。ラポルタは今後の体制について『ユステがこのチャンピオンズリーグを掲げるならとても美しいだろう。彼は兄弟のようなものだから、彼がリーガやチャンピオンズリーグを掲げるならそれは素晴らしいことだ。ユステとどのように共存するか話し合う。彼は規約を尊重しなければならないため会長なのだ。公式な決定はユステが行うかもしれないが、共存のためのフォーミュラがあるだろう』と語っています。また、カルレス・プッチデモン元カタルーニャ州首相もSNSで『バルサは偉大なクラブであり、偉大なチーム、偉大なファン、そして偉大な会長を持っている。おめでとうジョアン・ラポルタ、FCバルセロナ!』と祝福のメッセージを送りました。(via SPORT, Mundo Deportivo)
■【フリック監督の契約延長に向けた動きが本格化】
ハンジ・フリック監督の現行契約は2027年までとなっていますが、クラブはさらなる契約延長に向けて動き出しました。スポーツディレクターのデコは、フリックの代理人であるピニ・ザハヴィとバルセロナ市内で会談を行いました。フリック本人は家族や孫との時間を大切にしたいと考えており、複数年ではなく1年ごとの更新を望んでいますが、クラブ側は長期間の慰留を目指しています。自身の去就についてフリック監督は『私は試合ごと、日ごとに進んでいく。それが監督としてできる最善のことだ。私たちはすべてのコンペティションでプレーし、タイトルを獲得したいと思っている。しかし、このクラブでは来シーズンや今後来るすべてのことを見据えていることも重要だ。デコや私のスタッフの仕事にはとても感謝している。私にとって将来を前向きに見ることは重要だ。私にとって信頼を感じることは重要だ。構造が安定を生み出し、安定が信頼を生み出す。それはピッチ上で見ることができる。バルサの選手はピッチに出たときに支配しなければならない。私は彼らにそれを与えようとしている』とコメントし、目の前の試合に集中する姿勢を強調しています。(via Estadio Deportivo, SPORT, Mundo Deportivo)
■【レヴァンドフスキとクリステンセンの契約事情】
ロベルト・レヴァンドフスキの契約は2026年6月30日で満了を迎えます。シカゴ・ファイアーやサウジアラビアのクラブからオファーが届いていますが、本人はバルセロナへの残留を最優先しており、給与の大幅な減額やサブとしての役割も受け入れる覚悟を持っています。自身の将来についてレヴァンドフスキは『今はまだどう決断するかについて何も言えない。なぜなら、自分がどの道に進みたいのか、50%も確信が持てていないからだ。今の年齢と経験があれば、今すぐ決める必要はない。おそらく3ヶ月後には決断しなければならないだろうが、それでもストレスはない。自分の将来について話し合うときに簡単になるように、それを感じ始めなければならない』と語っています。一方、負傷離脱中のアンドレアス・クリステンセンに対しても、クラブは最終的な契約延長オファーを提示しました。内容は2年契約で、基本給は現在の約半分となるものの、試合の50%以上に出場すれば給与が50%以上増加するボーナスが含まれています。また、出場が30%未満の場合はクラブ側から契約を解除できる条項も盛り込まれており、早期の回答が求められています。(via Mundo Deportivo, SPORT)
■【カンセロが完全復活、来季の残留を強く希望】
冬の移籍市場でアル・ヒラルからローンで復帰したジョアン・カンセロが、素晴らしいパフォーマンスを披露しています。セビージャ戦では2つのPKを獲得したうえに自身もゴールを決め、チームの勝利に大きく貢献しました。フリック監督はカンセロについて『カンセロは適応する時間が必要だった。まだそのプロセスを歩んでいるが...ここ数試合の彼は素晴らしかった。技術的に信じられない選手だ。正しい選択だった』と絶賛しています。カンセロはアル・ヒラルとまだ1年の契約を残していますが、給与を大幅に下げてでもバルセロナに完全移籍することを強く望んでおり、クラブも来季の戦力として彼を残す方向で検討を進めています。(via MARCA)
■【ラフィーニャが語るフリック監督への恩義とPKの極意】
セビージャ戦でハットトリックを達成し、バルセロナ加入後5本中5本のPKを成功させているラフィーニャが、インタビューで自身の好調の理由を語りました。PKのコツについては『ゴールキーパーがあなたの動きを予想しているから、少し変えなければならない』と明かし、パネンカと強烈なシュートを打ち分ける技術に自信を見せました。また、ハンジ・フリック監督への深い感謝の念を口にし『これを隠すつもりはない。フリックは私を変えてくれた人だ。メンタリティが変わったわけではない。それはいつも持っていたからだ。しかし、自分がどこまで到達できるか、選手としてどこまで行けるか、そして人としてどう進化できるかという考え方を変えてくれた。いつも言っていることだが、彼は私のすべてを変えてくれたし、それを隠すつもりはない。私はバルサから去る寸前だったが、彼が私に電話をかけてきて、クラブで私を頼りにしていると言ってくれた人だった。私たちは良いことを続けているし、彼は私のキャリアを事実上変えてくれた。とても特別な人だ』と語りました。さらに、加入初日の夜には自分の名前が入ったユニフォームを着て寝たというエピソードや、幼少期のアイドルであったロナウジーニョとネイマールへの敬意も語っています。(via Mundo Deportivo, SPORT)
■【18歳のシャビ・エスパルトがカンプ・ノウでトップデビュー】
セビージャ戦で18歳の若きサイドバック、シャビ・エスパルトがトップチーム初スタメンを飾り、フル出場を果たしました。彼は56本のパスと21回のドリブル成功を記録し、堂々としたプレーを披露しました。試合後、エスパルトは『フリックは私に自信を持て、私を信頼している、自分のプレーをしろと言ってくれた。何も恐れず、自分のプレーをすればうまくいくと。カンプ・ノウでスタメンとしてプレーできたのは信じられないことだった。とてもワクワクしながら経験した。できる限り最高の競争をし、全力を尽くそうと努め、勝利を収めることができたので、これ以上ないほど最高だ』と喜びを語りました。チームメイトのジョアン・カンセロはSNSで彼を「Partidazo(素晴らしい試合)」と称賛し、マルク・ベルナルやパウ・クバルシ、フェルミン・ロペスらも祝福のコメントを送っています。フリック監督も彼をフィリップ・ラームに例えて高く評価しています。(via SPORT)
■【フェルミン・ロペスと若手選手たちの市場価値が急上昇】
移籍情報サイトの最新アップデートにより、バルセロナの選手たちの市場価値が大きく変動しました。今季11ゴール15アシストと大活躍中のフェルミン・ロペスは、7000万ユーロから1億ユーロへと市場価値が急上昇しました。また、マルク・ベルナルも1000万ユーロから3000万ユーロへ、ペドリは1億5000万ユーロへ上昇しています。若手のジョアン・ガルシアやジェラール・マルティンも価値を上げています。一方で、長期離脱から復帰したガビは1000万ユーロ下落し、ロナルド・アラウホやアレハンドロ・バルデ、クリステンセンらも評価を下げています。チーム全体の市場価値は11億7000万ユーロに達し、ラリーガで最も価値を上げたチームとなっています。(via Mundo Deportivo, SPORT)
■【CLニューカッスル戦に向けたチーム状況とスタメン予想】
チャンピオンズリーグのラウンド16第2戦、ニューカッスル戦が水曜日にカンプ・ノウで開催されます。第1戦を1-1で終えたバルセロナは、勝たなければベスト8に進めません。今大会のフォーマット変更により、順当に勝ち進めば決勝までレアル・マドリードと対戦することはありません。セビージャ戦では、フリック監督がニューカッスル戦を見据えてラミン・ヤマル、フェルミン、エリック・ガルシアらを温存しました。ニューカッスル戦のスタメンは、右サイドバックにエリック・ガルシア、センターバックにクバルシとジェラール・マルティン、左サイドバックにカンセロが入ると予想されています。中盤の底にはペドリとマルク・ベルナルが並び、トップ下はダニ・オルモかフェルミンの争い、前線はラミン、ラフィーニャ、レヴァンドフスキが務める見込みです。なお、負傷中のフレンキー・デ・ヨング、ジュール・クンデ、アレハンドロ・バルデ、アンドレアス・クリステンセンは欠場が確定し、ラッシュフォードの買い取りオプション行使も見送られる可能性がある中でアンドレアス・シェルデルップへの関心も報じられています。フリック監督は前回の試合について『試合のペースが非常に遅く、ポジティブではなかった。この点を改善しなければならない。確信が欠けており、もっと速くプレーしなければならない。もっと賢くならなければならない。ボールをパスし、彼らを動かさなければならない。ボールをキープしなければならなかった。勝ち点3には満足しているし、試合が1つ減ったが、水曜日のニューカッスル戦に向けてプレッシングをもっと良くしなければならない』と課題を指摘し、インテンシティの向上を求めています。なお、この試合のユニフォームにはアンナ・ビベスがデザインしたインクルーシブなタイポグラフィが採用され、彼女は家族とともにVIP席に招待されます。主審はフランス人のフランソワ・ルテクシエが担当します。(via SPORT, Mundo Deportivo, AS, Esport3)
■【カンテラ情報とバルサ・アトレティクの現状】
若き才能たちのニュースも豊富です。バルサ・アトレティクはジローナBに0-1で敗れ、ヨハン・クライフ・スタジアムでの無敗記録が途切れました。現在、首位のサン・アンドレウとは12ポイント差の5位につけており、次戦のCDイビサ・ピティウサス戦での巻き返しが求められます。フベニールAはコパ・デル・レイの決勝でレアル・ベティスに1-4で敗れ、タイトルを逃しました。一方で、U-14のアダム・カルアルはサン・アンドレウ戦で2ゴールを挙げる活躍を見せ、U-17スペイン代表に選出されている16歳のエブリマ・トゥンカラは、マルセロの息子であるエンツォ・アルベスのゴールをアシストするなど、下部組織の選手たちは順調な成長を見せています。また、エルチェにレンタル移籍中のエクトル・フォントは左肩の脱臼手術とバルセロナでのリハビリを経て、復帰に向けた最終段階に入るためエルチェに合流しました。(via SPORT, Mundo Deportivo, AS)
■【ガスパール元会長がレアル・マドリードを痛烈に批判】
ジョアン・ガスパール元会長がメディアに出演し、いわゆるネグレイラ事件に関連してレアル・マドリードを強く非難しました。『マドリードはサッカーにダメージを与えている。彼らは真実ではないこと、つまり私たちが審判を買収しようとしたということを売り込もうとしている。自分のチームに苦しみ、本当に愛しているからこそ心臓発作で亡くなった人々にダメージを与えている。彼は試合に勝つために、審判にはない他のことをしてきた。ディ・ステファノは大臣が決めたからマドリードでプレーしに行ったのだ。ネグレイラも、フィーゴも、グルセタも…私たちクレは忘れない、これらの名前を口にすることはできない』と怒りを露わにし、宿敵に対する敵対心を隠しませんでした。(via SPORT)
■【新カンプ・ノウの収容人数拡大と建設費について】
バルセロナ市議会の許可が下り、スポティファイ・カンプ・ノウのゴル・ノルドが開放されました。これによりスタジアムの収容人数は45,000人から62,652人へと拡大し、セビージャ戦では約58,000人のファンが詰めかけました。改修工事を担当するトルコの建設会社リマク・ホールディングスの会長エブル・オズデミルも試合を観戦し、ラポルタの選挙勝利を祝うメッセージをSNSに投稿しています。しかし、スタジアムの改修費用は当初の予算である9億6000万ユーロを2億ユーロから3億ユーロほど超過する見通しとなっており、クラブはゴールドマン・サックスからの融資などを活用して資金をやりくりしていく必要があります。(via SPORT)
【本日の総括】
ラポルタ会長の再選という歴史的なニュースを筆頭に、フリック監督や主力の契約延長に向けた動き、カンセロの完全復活、そして若手選手たちの急成長など、バルセロナの未来は明るい話題に満ちています。水曜日のチャンピオンズリーグ大一番に向けて、クラブ全体が力強い一体感を見せています。
