🗞️スペイン・フットボール ピッチ外ニュース (2026-03-26)

 

【今回のラインナップ】

 

✅ レアル・マドリード 医療スタッフの誤診疑惑とムバッペの否定、専門家の見解

✅ レアル・マドリード ベルナベウのグルメエリアでの未払い問題と新業者参入交渉

✅ レアル・マドリード ベリンガムが肩の手術の舞台裏を動画で公開

✅ バルセロナ フリック監督の豪華な新居と、4月に予定される契約延長交渉

✅ バルセロナ バルドジが出場機会の少なさに不満を吐露し、クラブは譲らない姿勢

✅ バルセロナ キャプテンマーク着用者が今季すでに9人に達する異例の事態

✅ バルセロナ マルク・ベルナルが大ケガの苦悩と心理学者のサポートを語る

✅ バルセロナ ホッフェンハイムのアスラニがSNSでバルサ戦を観戦する姿を投稿

✅ アトレティコ・マドリード セレッソ会長がダービーのVAR判定に苦言を呈す

✅ ヘタフェ ボルダラス監督の退場劇と2試合の出場停止処分が確定

✅ バレンシア ギド・ロドリゲスの引き留め工作と、妻がSNSで示した充実した生活

✅ バレンシア メスタージャでのインクルーシブ大会で選手たちが見せた純粋な喜び

✅ ベティス 使用済みユニフォームを小児病棟の「最強の白衣」にリメイクし寄贈

✅ セルタ フェラン・ジュグラが精神的な落ち込みを乗り越えた心境を告白

✅ スポルティング・ヒホン チケット代上乗せに対するファンのボイコット呼びかけとクラブの対応

✅ スポルティング・ヒホン 女子チームが本拠地エル・モリノンで試合を開催

✅ レアル・オビエド 100周年を祝う深夜のゲリラ花火とペラエス会長の赤裸々な告白

✅ レアル・オビエド 100周年を記念する「青いプレート」設置プロジェクトが始動

✅ アスレティック・ビルバオ ウリアルテ会長の対立候補不在による再選濃厚と次期監督候補

✅ ラ・リーガ 来季からの暴力・差別防止ポイント設置とヘイト対策イベントの開催

✅ ラ・リーガ バルベルデの1試合出場停止処分に対する「職権乱用」の指摘

✅ スペイン代表 合宿所でアンチ・ドーピング機構による抜き打ち検査が実施される

✅ セルビア代表 パウノビッチ監督がオビエド解任時の思いと戦争への悲痛な叫びを語る

✅ 選手労働組合 スペインサッカー選手協会が俳優組合と異例の提携を結ぶ

✅ レアル・ムルシア 泥沼の再建計画が三度目の棄却、マラガが破産手続きを要求

✅ PSG アル・ケライフィ会長の放映権を巡る利益相反疑惑で汚職防止協会が告発

✅ リーベル・プレート 本拠地「マス・モヌメンタル」の10万人収容に向けた改修計画

✅ アフリカ・サッカー セネガル連盟が判定への抗議によるタイトル剥奪でCASへ提訴

✅ エリトリア代表 独裁政権下の「亡命の恐怖」から18年ぶりに国際大会に復帰

✅ スリナム代表 二重国籍解禁による欧州組の合流でワールドカップ初出場の夢に前進

✅ サッカーカルチャー 選手たちの間でワンピースやナルトなどのアニメポーズが流行

✅ サッカーカルチャー ゴールキーパーのトレーニングにVRやストロボメガネなどの最新技術が導入

✅ 訃報 元トシャック監督の妻が新型コロナ後遺症による夫の過酷な闘病生活を明かす

✅ 訃報 ムンド・デポルティーボ紙のエスパニョール番記者、マノロ・C・カノバス氏が逝去

✅ インタビュー ガブリエル・バティストゥータがマラドーナの孤独な最期と後悔を語る

✅ インタビュー ロドリがバロンドールの舞台裏やレアル・マドリード移籍の可能性に言及

 

■【レアル・マドリード 医療スタッフの誤診疑惑とムバッペの否定、専門家の見解】

 

キリアン・ムバッペの左膝の負傷を巡り、レアル・マドリードの医療スタッフが誤って別の膝を診察したという疑惑が浮上し、大きな騒動となっている。この誤診報道に対し、ムバッペ本人がフランス代表の合宿先であるアメリカでの記者会見で明確に否定した。

 

『間違った膝を診察したという情報は事実ではありません。おそらく私が間接的に責任を負っている部分もあります。コミュニケーションが不足していると、皆がその状況を利用しようとします。それが現実です。私たちは常にレアル・マドリードと非常に明確なコミュニケーションを取ってきました』

 

『私は後悔するような人間でも選手でもありません。現在と近い未来に集中しています。両膝の状態が良いことを嬉しく思いますし、ある意味ではクラブのおかげでもあります』

 

しかし、この騒動は収まらず、フランスのジャーナリスト、ダニエル・リオロ氏がラジオ番組で『この情報は嘘ではありません。誰もが真実を知っています。レアル・マドリードはムバッペに嘘をつくよう求めたのです。これはマドリードにさらなる屈辱を与える戦略であり、彼らは人々を馬鹿にしています』と激しく非難した。

 

さらに、スポーツ医学の専門家であるミゲル・デル・バジェ医師もこの件に言及し、『負傷した膝を間違えるというのは、受け入れるのが難しいほどの巨大なミスです。合理的な説明がつきません』と医師としての見解を述べ、診断自体を見誤った可能性はあっても、左右の膝を間違えることは正当化できないと指摘している。エドゥアルド・カマヴィンガの足首の負傷の際にも、MRI検査で左右の足首を間違えるという同様の医療ミスがあったとの情報も飛び交っており、選手たちのクラブ医療スタッフに対する不信感は頂点に達しているとされる。

(via SPORT / MARCA)

 

■【レアル・マドリード ベルナベウのグルメエリアでの未払い問題と新業者参入交渉】

 

サンティアゴ・ベルナベウ内に新設された高級グルメスペース「ベルナベウ・マーケット」で、深刻な未払い問題が発生している。2025年11月に公式オープンしたこの施設には、20以上の最高レベルの飲食店が出店しているが、運営を委託された企業が契約で定められた金銭的義務を果たしていない。

 

この運営企業は、各店舗での売上を一旦すべて回収し、その後、決められた割合に応じて各店舗およびレアル・マドリードに分配するシステムを採用しているが、現在その分配金が一切支払われていない状態に陥っている。この危機的状況を受け、エスパニョールやバルセロナ、アトレティコ・マドリードなど、サッカー界で豊富なスタジアム飲食運営の経験を持つ大手ケータリング企業「アラマーク」が、新たな運営者としてレアル・マドリードと接触し、契約交渉を進めている。

(via Mundo Deportivo)

 

■【レアル・マドリード ベリンガムが肩の手術の舞台裏を動画で公開】

 

ジュード・ベリンガムが、自身のYouTubeチャンネルで「Jude - Under The Knife(ジュード - メスのもとへ)」と題した動画を公開し、2025年7月にロンドンのフォルティウス・クリニックで受けた左肩の手術の生々しい舞台裏をファンに共有した。

 

動画では2時間に及ぶ手術の様子が公開されており、ボルシア・ドルトムント時代にさかのぼる3年以上前の負傷の瞬間や、それ以降に何度も経験した肩の脱臼の苦痛について本人が赤裸々に語っている。さらに、なぜ2025年の夏まで手術を延期し続けなければならなかったのか、そしてその負傷が身体の他の部位にどのような悪影響を及ぼしていたのかについて、詳細な説明が行われている。

(via MARCA)

 

■【バルセロナ フリック監督の豪華な新居と、4月に予定される契約延長交渉】

 

ハンジ・フリック監督がバルセロナでの新しい住まいを決定した。彼が選んだのは、市内でも屈指の高級住宅街であるトゥロ・パーク近くの高級グラウンドフロアの物件である。300平方メートルの広大な敷地にプライベートプールを完備しており、家賃は月額3万9000ユーロに達する。この家賃の一部はFCバルセロナが負担している。

 

一方で、フリック監督の契約延長に向けた動きも本格化している。現在の契約は2027年6月までとなっているが、ジョアン・ラポルタ会長はすでに延長を既定路線として語っている。しかしフリック陣営は慎重な姿勢を崩しておらず、『今はその時ではありません。非常に重要な試合が控えています。私がここでとても幸せであることは誰もが知っていますが、家族と話し合う必要があります。話す時間は後であります。今はその時ではありません』と語り、目の前の試合に集中している。代理人のピニ・ザハヴィ氏は、4月8日にカンプ・ノウで行われるアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦に合わせてバルセロナを訪問する予定であり、その際に2028年6月までの1年間の契約延長についてクラブ首脳陣と会談の場を持つ。

(via SPORT / Mundo Deportivo)

 

■【バルセロナ バルドジが出場機会の少なさに不満を吐露し、クラブは譲らない姿勢】

 

昨夏にFCバルセロナに加入した20歳のスウェーデン代表FWルーニー・バルドジが、母国メディアのインタビューで現在の自身の待遇に対する不満を公に爆発させた。ラミン・ヤマルという絶対的なレギュラーの存在により、今季ここまで公式戦615分間の出場にとどまっている彼は、強い言葉で現状への不満を語った。

 

『正直なところ、これまでプレー時間が少なすぎます。忍耐強くはありますが、本音を言えばもっとプレーするに値すると思っています。今の状況には100パーセント満足していません。それがサッカーだとは分かっていますし、長くチームにいるチームメイトを最大限にリスペクトしていますが、自分に何ができるかは分かっています。自分自身に絶対的な自信を持っています』

 

この発言はバルセロナのクラブ内部で快く思われていない。クラブ側は、彼がスペインのサッカーに適応するための1年目であることを加入前から伝えており、1月の時点でも選手側と状況について問題なく確認し合っていた。クラブは将来への投資として彼を重要視しており、夏の放出やレンタル移籍は考えていない。もし彼が本気で退団を望むのであれば、公の場で明確にその意思を示し、納得のいくオファーを待つしかないという強硬な姿勢を崩していない。

(via MARCA / SPORT / Esport3)

 

■【バルセロナ キャプテンマーク着用者が今季すでに9人に達する異例の事態】

 

FCバルセロナで今シーズン、キャプテンマークの「セニェーラ」を腕に巻いた選手がなんと9人に達するという、エリートクラブとしてはギネス記録級の極めて異例な事態が発生している。本来のキャプテン・グループはロナルド・アラウホ、フレンキー・デ・ヨング、ハフィーニャ、ペドリ、エリック・ガルシアの5人だが、負傷者の多さやピッチ上での粋な計らいにより、着用者が次々と増えていった。

 

最も多く先発時にキャプテンマークを巻いたのは第2キャプテンのフレンキー・デ・ヨングで16回、次いで第1キャプテンのアラウホが13回、ハフィーニャが9回となっている。さらにペドリ、レバンドフスキ、テア・シュテーゲン、フェラン・トーレス、エリック・ガルシアも着用を経験した。

 

最も象徴的だったのが3月15日のセビージャ戦での出来事である。先発してキャプテンを務めていたハフィーニャが、後半に交代出場したアラウホに敬意を表して腕章を譲り、そのアラウホが後半37分に長期離脱から復帰を果たしたガビがピッチに入る際、彼に腕章を託すという感動的なリレーが行われた。これにより、着用者は9人目となった。

(via SPORT)

 

■【バルセロナ マルク・ベルナルが大ケガの苦悩と心理学者のサポートを語る】

 

昨年8月のラージョ・バジェカーノ戦で前十字靭帯断裂という大ケガを負い、382日間の過酷なリハビリを経て復帰を果たしたマルク・ベルナルが、その苦難の道のりについて詳細に語った。負傷した日を『人生で最悪の日』と振り返る彼は、『最初に頭に浮かんだのは、1年間サッカーができないということ、そしてどうやって復帰できるのかという不安でした』と明かした。

 

特に最初の1ヶ月は肉体的にも精神的にもどん底で、『ベッドに横になるのにも助けが必要で、眠るのも一苦労でした』と語る。彼を絶望の淵から救ったのは、シャビやブスケツ、イニエスタ、さらにはセルヒオ・ラモスといったレジェンドたちからの予期せぬ励ましのメッセージ、そして同じケガを経験したガビからの親身なアドバイスだった。

 

さらにベルナルは、ラ・マシアに入団した14歳の頃から専属の心理学者のカウンセリングを受け続けていることを告白し、『結局のところ、僕はまだ18歳で、チャンピオンズリーグという大舞台でプレーしています。ピッチ外でも、自分の周りの環境からどう抜け出すかを知る必要があります。些細なことでも考えすぎてしまうことがありますが、ケガの期間中も心理学者のサポートが不可欠でした』と、トップレベルで生き残るためのメンタルケアの重要性を強調した。

(via MARCA)

 

■【バルセロナ ホッフェンハイムのアスラニがSNSでバルサ戦を観戦する姿を投稿】

 

ホッフェンハイムで今季公式戦9ゴール6アシストと大ブレイクを果たし、FCバルセロナが次世代のストライカー候補としてリストアップしている23歳のコソボ代表FWフィスニク・アスラニのSNS投稿が、バルセロナのファンの間で大きな騒ぎを引き起こしている。

 

アスラニは自身のInstagramでラマダン月の日常風景を切り取った写真を複数投稿したが、その中の一枚に、彼が人気ゲーム「フォートナイト」をプレイしながら、小さな別画面でバルセロナ対ニューカッスルの試合を熱心に観戦している様子が写り込んでいた。

 

彼は以前のインタビューで『私の夢のクラブは常にFCバルセロナであり、ずっとそこでプレーしたいと思っていました。いつかチャンピオンズリーグでプレーしたいです。夢を持ち、それを達成するために一生懸命働くことが重要です』と公言しており、この投稿は単なるサッカーファンとしての行動ではなく、夏の移籍市場に向けたバルセロナへの明確なアピール、いわゆる「ウインク」であると広く解釈されている。移籍金は最低でも3000万ユーロと見込まれている。

(via SPORT)

 

■【アトレティコ・マドリード セレッソ会長がダービーのVAR判定に苦言を呈す】

 

サンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリードとのマドリード・ダービーにおいて、またしてもアトレティコ・マドリード側からレフェリングに対する強い不満が噴出した。

 

エンリケ・セレッソ会長はラジオ番組のインタビューで、『VARは審判たちに悪影響を与えています。抗議ですか?抗議すべきところには抗議します。しかし、今起きたことについて話しても、結果が変わるわけでも、何かが解決するわけでもありません。私たちは負けました、それだけです。起きたことは起きたことですし、もう猫に三本足を探すような真似(無理なこじつけ)はすべきではありません』と語り、VARの運用方法に苦言を呈しつつも、これ以上の抗議活動が実を結ぶことへの諦めの境地を示した。

 

また、アントワーヌ・グリーズマンがアメリカのMLSへ移籍する前に、今シーズン終了までアトレティコに残留する決断を下したことについては、『アントワーヌは偉大な選手であり、アトレティコの選手です。私たちは彼を愛し、高く評価しています。彼の決断を大変嬉しく思います』と喜びを語った。

(via Mundo Deportivo)

 

■【ヘタフェ ボルダラス監督の退場劇と2試合の出場停止処分が確定】

 

RCDEスタジアムで行われたエスパニョール戦の終盤、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督が退場処分を受けた件で、規律委員会は同監督に対して2試合のベンチ入り禁止処分を科すことを決定した。

 

主審の報告書には『第87分、ホセ・ボルダラス・ヒメネス監督は、テクニカルエリアを離れ、フィールドデレゲートに対して攻撃的な態度で詰め寄ったため退場となった。退場後も、第1副審に対してあからさまな抗議を続けた』と記されている。

 

これに対しボルダラス監督は試合後、『私にはまだ理解できないことです。全くふさわしくない処分です。なぜなら、フィールドデレゲートらしき人物が私を叱責し、侮辱してきたので、私はただ彼にベンチへ戻るように言っただけだからです。映像が残っていますし、私はレッドカードに値しないと確信しており、取り消されると信じています』と怒りを交えて反論していた。

 

ヘタフェ側は「監督はテクニカルエリアを離れておらず、デレゲートに詰め寄ってもいない」として映像証拠を提出し異議を申し立てたが、委員会は「映像からは主審の報告を覆す明白な誤りは認められない」としてこれを却下した。これによりボルダラスは、ホームでのアスレティック・ビルバオ戦と、アウェイでのレバンテ戦で指揮を執ることができなくなった。

(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)

 

■【バレンシア ギド・ロドリゲスの引き留め工作と、妻がSNSで示した充実した生活】

 

ウェストハムでの不遇の時期を経てバレンシアに加入し、見事な復活を遂げているアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲス。カルロス・コルベラン監督から絶対的な信頼を得て、直近のリーグ戦5試合ではわずか2分間しかピッチを退いていないほどの活躍を見せている。

 

6月30日で契約満了を迎える彼に対し、バレンシアのピーター・リム・オーナーの息子であるキアト・リム氏が直接バレンシアを訪問し、契約延長に向けたオファーを提示する許可を経営陣に下した。すでに代理人との接触も始まっている。

 

ギド・ロドリゲス自身も『個人的にとても満足しています。プレーしたかったですし、楽しむためにここに来ました。チームメイト、クラブ、そして街のすべてを楽しんでいます』と充実感を語っている。

 

さらに、彼のパートナーであるワダ・ラモンさんが、娘のフランチェスカちゃんとともにメスタージャのピッチに立つ写真をSNSに投稿し、『バレンシアは私たちを月まで連れて行ってくれる(最高に幸せな気分にさせてくれる)』という愛情に満ちたメッセージを添えた。家族がバレンシアでの生活に深く満足していることは、契約延長に向けた最大の好材料となっている。

(via Estadio Deportivo)

 

■【バレンシア メスタージャでのインクルーシブ大会で選手たちが見せた純粋な喜び】

 

バレンシアCF財団が主催する知的障がいを持つ人々のためのサッカー大会「VCFインクルーシブ」が10周年を迎え、本拠地メスタージャで記念すべきトーナメントが開催された。スタンドには約2000人の観客が詰めかけ、トップチームの試合さながらの熱気に包まれた。

 

ピッチに立った選手たちの喜びは爆発しており、VCFインクルーシブ・タロンハのエンソ選手は『絶対にゴールを決めてやる。セレブレーションも考えてあるんだ。ケナン・ユルディズみたいに舌を出して顔の前で手をクロスさせるやつだよ!』と目を輝かせ、チームメイトのアドリアン選手も『これは夢だ。このピッチに立てるなんて最高に楽しむよ。小さい頃からバレンシアのアンセムを聞くたびに涙が出るんだ』とクラブへの深い愛を口にした。

 

ゴールが決まると、敵味方関係なく全員が抱き合って歓喜の輪を作るという、プロの試合では見られない純粋なスポーツの美しさがそこにはあった。監督のフランシスコ・ボルチャ氏は『彼らの振る舞い、すべての人を歓迎する姿勢は本当に素晴らしい。私たちは彼らから多くのことを学ばなければなりません』と、選手たちの人間性を手放しで称賛した。

(via MARCA)

 

■【ベティス 使用済みユニフォームを小児病棟の「最強の白衣」にリメイクし寄贈】

 

レアル・ベティスはクラブの財団を通じて、素晴らしい社会貢献プロジェクト「Batas Más Fuertes(最強の白衣)」の新たな活動を実施した。これは、過去のシーズンで選手たちが実際に着用した公式ユニフォームを、病院に入院している子供たちのための医療用ガウン(白衣)にリメイクしてプレゼントするという取り組みである。

 

セビリア市内のマカレナ大学病院とビダメ・サンタ・アンヘラ・デ・ラ・クルス病院に、財団会長のラファエル・ゴルディージョ氏や女子チームのルート選手らが直接訪問し、子供たちにこの特別な白衣を手渡した。ベティスのエンブレムと緑と白のストライプが刻まれたこのガウンは、病気と闘う子供たちにクラブのアイデンティティと誇り、そして困難に打ち勝つ強い力を与えることを目的としている。

(via MARCA)

 

■【セルタ フェラン・ジュグラが精神的な落ち込みを乗り越えた心境を告白】

 

セルタ・デ・ビーゴのFWフェラン・ジュグラが、シーズン中盤に陥っていた精神的な苦境についてインタビューで赤裸々に語った。1月に個人的な事情で深い落ち込みを経験し、数試合を欠場したことについて彼は、メンタルヘルスの重要性とクラブの理解に感謝を示した。

 

『ずっと前から抱えていた個人的な事情があり、それを自分の中に溜め込んだままプレーを続けていました。でも、ついに体が限界に達してしまったのです。監督と話し合い、自分自身を見つめ直すために必要な時間と空間をもらいました。その時間が、自分を取り戻すために本当に役立ちました』

 

完全に復帰した今、直近のアラベス戦では2ゴール1アシストという最高のパフォーマンスを披露し、『ピッチ上で自由で、大胆で、勇敢にプレーできました。ドリブルを仕掛け、本来の自分の姿を表現できた。これが私の大好きなプレースタイルです』と、心身ともに完全復活を遂げた喜びを噛み締めている。

(via SPORT)

 

■【スポルティング・ヒホン チケット代上乗せに対するファンのボイコット呼びかけとクラブの対応】

 

スポルティング・ヒホンとデポルティーボ・ラ・コルーニャの試合を前に、激しい場外戦が勃発している。スポルティング・ヒホンがこの試合を「クラブの日」に指定し、シーズンチケット保持者に対しても座席位置に応じて追加料金を要求したことが発端となった。

 

これに激怒したサポーターグループが「エル・モリノンを空席にする」という大規模なボイコット運動を呼びかけ、クラブのペーニャ連合もこれに賛同する事態に発展した。

 

この強硬なファンの反発を受け、スポルティング・ヒホンは即座に火消しに走った。クラブは公式声明を発表し、支払った追加料金(8〜22ユーロ)と同額を、今後6ヶ月間(10月6日まで)のエル・モリノンでの公式戦チケット購入に使えるクレジットとして還元する、あるいは来シーズンのシーズンチケット更新代金から割り引くという妥協案を提示した。クラブは『ファンがすべてのスタジアムで果たしている根本的な役割を疑ったことは一度もありません。私たちは皆、目標を達成するために教訓を引き出しています』と釈明している。

(via Estadio Deportivo)

 

■【スポルティング・ヒホン 女子チームが本拠地エル・モリノンで試合を開催】

 

スポルティング・ヒホン女子チームが、歴史ある本拠地エル・モリノンでセグンダRFEFのCDオリンピコ・デ・レオン戦を開催する。女子チームがこのスタジアムで公式戦を行うのは、9700人の観客を集めた2019年以来、実に2回目という歴史的な出来事である。

 

キャプテンの一人であるナタリア・ソベロは『エル・モリノンでプレーできるなんて夢のようです。日曜日はまるで初めての経験のようになるでしょう。これがこれから何年も繰り返されることを願っています』と興奮を語った。

 

また、アンティア・マジョは『私たちは下部組織から育ったチームです。このステージで私たちが毎日どれだけ戦っているかを証明したい。ファンには女子サッカーの魅力を知ってほしい』と、この一戦が単なる試合以上の、女子サッカーの価値を社会に認めてもらうための重要な戦いであることを強調した。クラブもこの試合に合わせて、シーズンチケット保持者は無料で入場可能とし、一般チケットも8ユーロという特別価格に設定して集客を後押ししている。

(via SPORT)

 

■【レアル・オビエド 100周年を祝う深夜のゲリラ花火とペラエス会長の赤裸々な告白】

 

レアル・オビエドが創立100周年を迎えた3月26日の深夜0時、オビエドの街の夜空を突如として巨大な爆音が切り裂いた。サポーターグループ「フォンド・ノルテ」の主導により、ウリア通りや大聖堂、カラトラバ、そして本拠地カルロス・タルティエレなど、市内25カ所の戦略的拠点から一斉に3000発もの花火が打ち上げられたのだ。約100人のファンが動員され、全額サポーターの自腹(約3000ユーロ)で実行されたこのゲリラ的な祝福に、市民は驚きとともに100周年という歴史的瞬間を共有した。

 

この記念すべき日に、クラブのマルティン・ペラエス会長がインタビューに応じ、これまでの苦悩を赤裸々に語った。最も辛かった時期としてルイス・カリオン前監督を解任した直後を挙げ、過激なファンからの被害を告白した。

 

『ファンからの拒絶反応は予想以上でした。大晦日に家族でサン・フランシスコ公園を歩いていた時、非常に汚い言葉を投げつけられました。車を蹴られたこともあります。自分が批判されるのは受け入れますが、家族が傷つくのを見るのは本当に辛かった。一線を越えていました』

 

一方で、低迷するチーム状況にもかかわらず、ギジェルモ・アルマダ監督については『たとえ2部に降格したとしても、彼には続投してもらいます。彼自身は勝負師なので現状に腹を立てていますが、クラブのオーナーグループも彼を全面的に信頼しています』と、結果に関わらず長期的な信頼関係を築いていることを明言した。

(via SPORT)

 

■【レアル・オビエド 100周年を記念する「青いプレート」設置プロジェクトが始動】

 

レアル・オビエドの100周年を記念し、ファン協会「レス・サカベレス」がロンドンの歴史的建造物を示す「ブループラーク」にインスパイアされた新プロジェクト「ルート・アズール(青いルート)」を立ち上げた。これは、オビエドの街中でクラブの歴史に深く関わる場所に特製の青い記念プレートを設置していくという取り組みである。

 

最初のプレートは、クラブの創設文書が署名された場所であるヒル・デ・ハス通りの旧「ラ・ボス・デ・アストゥリアス」紙のオフィス跡地に設置された。除幕式は、クラブ創設に尽力し、現在のスタジアム名にもなっている初代会長カルロス・タルティエレ氏の遺族によって行われた。主催者は『年に1枚程度のペースでプレートを増やし、最終的にはファンや観光客がオビエドの街を歩きながらクラブの歴史に浸れるような散歩コースにしたい』と壮大な構想を語っている。設置には各建物の住民コミュニティの許可が必要となるため、草の根の活動が続けられている。

(via SPORT)

 

■【アスレティック・ビルバオ ウリアルテ会長の対立候補不在による再選濃厚と次期監督候補】

 

アスレティック・ビルバオの次期会長選挙が5月8日に設定されたが、現職のジョン・ウリアルテ会長の対立候補となる人物が全く現れない異例の事態となっている。出馬にはクラブの定款に基づき、多額の保証金と1000人以上のソシオ(会員)の署名が必要であり、準備期間がわずか1ヶ月しかないため、立候補のハードルは極めて高い。過去の会長や地元実業家などの周辺で噂は飛び交ったものの、具体的な動きには発展しておらず、ウリアルテ会長が無投票でさらに4年間の任期を延長することがほぼ確実視されている。

 

一方で、退任が濃厚なエルネスト・バルベルデ監督の後任人事も水面下で進んでおり、ボーンマスを率いる元ビルバオ選手のイラオラや、前ボルシア・ドルトムント監督のエディン・テルジッチの名前が挙がっている。特にテルジッチは、イギリスメディアによればウリアルテ会長の最有力候補として交渉がかなり進んでいると報じられている。

(via AS / Mundo Deportivo)

 

■【ラ・リーガ 来季からの暴力・差別防止ポイント設置とヘイト対策イベントの開催】

 

ラ・リーガは、スタジアム内での性暴力や差別、ハラスメントを撲滅するため、2026-27シーズンから1部および2部の全スタジアムに「プント・ビオレタ(バイオレット・ポイント)」を設置する画期的なプロトコルを発表した。このシステムは、被害者が情報を得やすい案内所、紫色の腕章をつけてスタンドを巡回する専門の支援スタッフ、そして被害者が安心して休息・相談できる物理的なプライベートルームの3層構造で構成される。

 

ハビエル・テバス会長は『私たちは法律が求める以上のことを行います。後手に回るモデルはもう存在しません。セキュリティにおいて遅れをとることは許されないのです』と宣言した。

 

さらにラ・リーガは、4月9日に差別やヘイトスピーチと戦うための大規模な討論イベント「ヘイトに立ち向かう:公共政策、スポーツにおける行動、そして真のコミットメント」を開催する。カタルーニャ州政府の平等・フェミニズム担当大臣やスポーツ担当大臣、検察官、さらには元プロ選手やジャーナリストが登壇し、スタジアム内外でのヘイト根絶に向けた具体的な解決策を議論する予定である。

(via AS / Mundo Deportivo)

 

■【ラ・リーガ バルベルデの1試合出場停止処分に対する「職権乱用」の指摘】

 

マドリード・ダービーでアトレティコ・マドリードのバエナに対して激しい蹴りを見舞い、一発退場となったレアル・マドリードのフェデ・バルベルデに対する処分が、スペインサッカー界で大きな波紋を呼んでいる。

 

主審の報告書には『プレー可能な距離にボールがない状態で、過剰な力を用いて相手選手を蹴った』と明確に記されており、これは通常、懲戒規定第130条第2項が適用され、最低でも2試合の出場停止となる悪質な反則である。実際、昨年11月に全く同じ理由、ほぼ同じ文面の報告書で退場となったバルセロナのサンセトには2試合の出場停止が科されている。

 

しかし、今回の規律委員会はバルベルデに対して最も軽い1試合の出場停止処分にとどめた。この不可解な決定に対し、一部メディアは『委員会は明らかに不公平な決定を下すという「職権乱用(プレバリカシオン)」の罪を犯したのではないか』と厳しく追及しており、レアル・マドリードへの忖度があるとの見方が強まっている。

(via Mundo Deportivo)

 

■【スペイン代表 合宿所でアンチ・ドーピング機構による抜き打ち検査が実施される】

 

ラス・ロサスにあるスペイン代表の合宿施設(シウダード・デル・フットボル)で、早朝からスペイン国家アンチ・ドーピング機構(CELAD)による完全な抜き打ち検査が実施された。

 

ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が率いるフル代表のメンバーのうち、無作為に選ばれた4人の選手が尿検査の対象となった。この検査は、大会期間外に行われる日常的なモニタリングプログラムの一環であり、スペインサッカー界におけるドーピング防止規定の遵守を保証するためのものである。選手たちは突然の訪問にも冷静に対応し、検査を終えた後、セルビアとの親善試合に向けてカステリョンへの移動準備に入った。

(via AS / MARCA)

 

■【セルビア代表 パウノビッチ監督がオビエド解任時の思いと戦争への悲痛な叫びを語る】

 

セルビア代表の監督に就任したベリコ・パウノビッチ氏が、昨年10月にレアル・オビエドの監督を解任された際の心境を振り返った。

 

『スペインのサッカー界で目標を達成できなかったこと、そしてオビエドを離れなければならなかったことは、個人的には今でも痛みを伴うものです。しかし、サッカーは前に進んでいきます』と、志半ばでスペインを去った無念さを吐露した。

 

また、17歳の時に母国で凄惨な戦争を経験している彼は、現在の世界情勢について問われると表情を曇らせた。

 

『人間というものは全く学ばないようです。今の時代、これほどのテクノロジーがあり、才能に溢れた若い世代がいるにもかかわらず、説明のつかない理由から、自分の命や未来を守るために塹壕や地下壕に隠れなければならない人々がいるというのは、本当に悲しいことです』と、平和への強い願いと、争いを繰り返す人類への絶望感を口にした。

(via MARCA)

 

■【選手労働組合 スペインサッカー選手協会が俳優組合と異例の提携を結ぶ】

 

スペインサッカー選手協会(AFE)とスペイン俳優・女優組合という、全く異なる分野の二つの労働組合が、異例のパートナーシップ協定を締結した。

 

一見接点がないように見える両者だが、実は「不安定な社会保障制度への加入」「団体交渉権の正当性確保」「出産や子育てとキャリアの両立」「労働災害や障害の認定」など、エンターテインメント業界特有の共通する深刻な労働問題を抱えている。この協定により、両組合は共同でイベントを開催したり、組合員向けの特別プログラムを開発するほか、行政や関係機関に対して共同で改善案を提出するなど、お互いの発言力と交渉力を強化して労働環境の改善を目指していく。

(via Mundo Deportivo)

 

■【レアル・ムルシア 泥沼の再建計画が三度目の棄却、マラガが破産手続きを要求】

 

財政難に苦しむレアル・ムルシアのクラブ存続が風前の灯火となっている。クラブの法務責任者であるイヒニオ・ペレス弁護士が、クラブの破産を回避するために裁判所に提出した三度目の「事業再建計画」が、提出からわずか2週間で無残にも却下された。

 

裁判所は声明で『この計画を申請した債権者は、手続きを開始する法的な資格を欠いている。計画の申請は唯一、債務者であるクラブの経営陣にのみ許されるものである』と一蹴した。実はこの計画の申請者は、クラブのフェリペ・モレノ会長の関連企業と、ペレス弁護士自身の企業という、身内による自作自演の書類であったことが発覚している。

 

この三度目の失態によりムルシアは法的な保護を失い、債権者であるマラガCFが要求している「強制破産手続き」が裁判所に受理される事態となった。もし破産が宣告されれば、モレノ会長はクラブの経営権を剥奪され、裁判所が任命する破産管財人がすべての決定権を握ることになり、クラブは事実上の崩壊へと向かう。

(via SPORT)

 

■【PSG アル・ケライフィ会長の放映権を巡る利益相反疑惑で汚職防止協会が告発】

 

パリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長が、深刻な利益相反の疑いでフランスの汚職防止協会(AntiCor)から刑事告発された。問題となっているのは、2024年の夏に行われたリーグ・アンのテレビ放映権の入札プロセスである。

 

アル・ケライフィ氏はPSGの会長であると同時に、放映権を獲得した「beIN Media Group」の会長であり、さらにフランスプロサッカーリーグ(LFP)の理事会のメンバーという三つの強力な権力ポストを兼任している。告発状によれば、彼は他クラブの会長たちに対して非常に攻撃的な態度で『beIN Sportsのオファーを受け入れるよう強い圧力をかけた』とされており、リヨンのジョン・テクスター会長やRCランスのジョゼフ・ウゴルリアン会長らと激しい口論になったことが記録されている。

 

ウゴルリアン会長は『ナセル、君はbeINとPSGのどちらか、あるいは両方で「利益相反」という概念を理解していないようだ』と痛烈に批判したという。結局、beINは年間7850万ユーロという破格の条件で権利を獲得したが、アル・ケライフィ氏の側近はこの告発を『馬鹿げている』と一蹴している。

(via AS)

 

■【リーベル・プレート 本拠地「マス・モヌメンタル」の10万人収容に向けた改修計画】

 

アルゼンチンの名門リーベル・プレートが、本拠地「マス・モヌメンタル」を世界最大級のスタジアムへと変貌させる壮大な改修計画を正式に発表した。現在8万5000人の収容人数を10万1000人まで拡大し、観客席をほぼ完全に覆う巨大な屋根を設置する。総工費は1億ドル(約150億円)を超え、2026年4月に着工、約3年間の工期を見込んでいる。

 

ステファノ・ディ・カルロ会長は『この巨大プロジェクトは、外部からの投資ではなく、35万人のソシオ(会員)の力と、スタジアムのネーミングライツ、そして音楽ライブなどの新たな収益源によって賄われます』と、クラブの独立した健全な経営を強調した。

 

また、スタジアムの座席がクラブカラーの「赤」ではなく「グレー」に統一されていることについての批判に対し、マリアノ・タラトゥティ副会長は『気候の影響で、赤いプラスチックの座席は5年もすればピンク色に色褪せてしまいます。バルセロナのカンプ・ノウのように赤がピンクに、青が水色になってしまうのを避けるため、20〜30年耐久性のあるグレーを選択し、外観のアルミニウム装飾などで赤と白を表現することにしました』と、実用的な理由を説明した。

(via Mundo Deportivo)

 

■【アフリカ・サッカー セネガル連盟が判定への抗議によるタイトル剥奪でCASへ提訴】

 

セネガルサッカー連盟(FSF)が、アフリカサッカー連盟(CAF)の決定を不服として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ正式に提訴した。

 

事の発端は、1月18日にモロッコのラバトで行われたアフリカネーションズカップの決勝戦において、対戦相手のモロッコに与えられた決定的なペナルティキックの判定に激怒したセネガル代表が、抗議の意思を示すために試合途中でピッチから引き揚げてしまったことにある。

 

これに対しCAFの控訴委員会は、セネガルの試合放棄とみなし、大会の優勝タイトルを剥奪してモロッコに与えるという厳しい裁定を下した。セネガル連盟のアブドゥライエ・ファル会長は記者会見で、『このような行政的な略奪行為に対し、我々は運命だと諦めることを拒否する。道徳的、そして法的な十字軍として徹底的に戦い抜く』と宣言し、徹底抗戦の構えを見せている。

(via Mundo Deportivo)

 

■【エリトリア代表 独裁政権下の「亡命の恐怖」から18年ぶりに国際大会に復帰】

 

「アフリカの北朝鮮」とも呼ばれる厳格な独裁政権下にあるエリトリア代表が、実に18年ぶりにアフリカネーションズカップの予選に出場し、モロッコでの中立地開催となったエスワティニ戦で2-0の歴史的勝利を収めた。

 

エリトリア代表は2008年以降、国際大会から完全に姿を消していた。その最大の理由は、海外遠征に出た代表選手たちが、国内の過酷な人権侵害や兵役から逃れるために、遠征先の国で集団で政治亡命を申請する事件が相次いだため、政府が「選手が逃亡するリスク」を恐れて海外遠征を全面的に禁止したからであった。選手たちにとってサッカーは、文字通り独裁国家から「脱出」するための唯一の手段となっていたのだ。

 

今回、政府のスポーツ政策に何らかの変化があり、ついにチームの遠征が許可された。インターネットへのアクセスすら制限される閉鎖国家の選手たちが、長年の空白を乗り越えて掴んだこの勝利は、アフリカサッカー界に大きな衝撃を与えている。

(via AS)

 

■【スリナム代表 二重国籍解禁による欧州組の合流でワールドカップ初出場の夢に前進】

 

南米大陸で最も小さな国であるスリナムが、国を挙げた政策変更によってワールドカップ初出場の夢に大きく近づいている。1975年までオランダの植民地だったスリナムは、これまでエドガー・ダーヴィッツやクラレンス・セードルフ、フランク・ライカールト、フィルジル・ファン・ダイクなど、スリナムにルーツを持つ世界的な名選手を数多く輩出してきたが、彼らは皆オランダ代表を選択してきた。

 

しかし2021年、スリナム政府はスポーツ選手に対して、オランダ国籍を放棄することなくスリナムのパスポートを発行するという「二重国籍の特例」を認める歴史的な決断を下した。これにより、ヨーロッパのトップリーグでプレーする選手たちを次々と代表に招集することが可能になった。

 

現在、2026年ワールドカップに向けた大陸間プレーオフに臨む26人のメンバーのうち、スリナム生まれはわずか3人だけであり、マインツのシェラルド・ベッカーなど、大半がオランダで生まれ育ち欧州でプレーする選手たちで構成されている。かつてバルセロナでフランク・ライカールトのアシスタントコーチを務めたヘンク・テン・カテ監督が率いるこの多国籍軍団は、歴史的なワールドカップ切符を懸けて運命のプレーオフに挑む。

(via SPORT)

 

■【サッカーカルチャー 選手たちの間でワンピースやナルトなどのアニメポーズが流行】

 

ヨーロッパのサッカー界で、日本の人気アニメのキャラクターのポーズをゴールパフォーマンスに取り入れる選手が急増している。バルセロナのデビュー戦でゴールを決めたルーニー・バルドジは、『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィの特徴的なポーズを披露してカタルーニャのファンを熱狂させた。アトレティコ・マドリードのアントワーヌ・グリーズマンもルフィの熱狂的なファンとして知られ、試合でたびたびポーズを決めている。

 

さらに、『NARUTO』のファンであるシャビ・シモンズ(RBライプツィヒ)は「仙人モード」の印を結ぶパフォーマンスを見せ、ベティスはナルトとコラボした特別ユニフォームを845枚限定で発売し、瞬く間に完売する騒ぎとなった。また、ジローナ戦でゴールを決めたエッタ・エヨン(カディス)は指を額に当てるポーズを披露し、『私のセレブレーションはドラゴンボールのピッコロに捧げるものです。ゴールを決めた時の私の儀式なのです』と語った。現代のプロサッカー選手の多くは幼少期にテレビやインターネットで日本のアニメを見て育っており、これらの作品が彼らのパーソナリティに深く根付いていることを示している。

(via Esport3)

 

■【サッカーカルチャー ゴールキーパーのトレーニングにVRやストロボメガネなどの最新技術が導入】

 

現代サッカーにおいて、ゴールキーパーのトレーニングが劇的なテクノロジーの進化を遂げている。ヘタフェなどのクラブでは、視界を意図的に遮断して点滅させる「ストロボスコープメガネ(Swivel Vision)」が導入されている。これを着用することで、キーパーはボールの軌道を予測する脳の認知速度を極限まで高める訓練を行っている。

 

さらに最先端なのが仮想現実(VR)の導入だ。怪我でリハビリ中だったティボ・クルトワ(レアル・マドリード)も活用したこのシステムについて、GKコーチのフアンホ・ロア氏は『これは爆弾のような発明です。怪我をしていても、VRゴーグルをつければ、週末の対戦相手の動きやシュートコースを、事前にジムの中で完全に体験できます。脳は実際にピッチで経験したのと同じように学習するのです』とその効果を絶賛している。

(via AS)

 

■【訃報 元トシャック監督の妻が新型コロナ後遺症による夫の過酷な闘病生活を明かす】

 

かつてレアル・マドリードやレアル・ソシエダなどで指揮を執った名将ジョン・トシャック氏(77歳)が、現在、新型コロナウイルスの重篤な後遺症と闘っていることが明らかになった。妻のマイ・アングロさんが地元紙のインタビューに応じ、夫の現状を語った。

 

『ジョンはもう、85年にサン・セバスティアンにやってきた頃の「春の若鶏」ではありません。新型コロナが彼に肉体的にも精神的にも非常に強い後遺症を残したのは事実です。彼は集中治療室で鎮静状態に置かれ、どうなるか分からない恐ろしい時間を過ごしました。彼自身「10日以上この世にいなかった。戻ってきた時、自分がどこにいるのか、何が起きているのか全く理解できなかった」と言っています』

 

また、ジョンの息子がメディアで「父の記憶が衰えている」と発言したことについて、マイさんは『彼がそんなことを言うなんて驚きです。彼は2年間も父親に会っておらず、たまに電話で話すだけなのに』と不快感を示した。現在、夫妻はジローナの農家で静かに暮らしながら、過酷なリハビリを続けている。

(via SPORT)

 

■【訃報 ムンド・デポルティーボ紙のエスパニョール番記者、マノロ・C・カノバス氏が逝去】

 

ムンド・デポルティーボ紙の歴史に名を刻むジャーナリストであり、RCDエスパニョールの番記者として不可欠な存在であったマノロ・C・カノバス氏が、79歳でこの世を去った。30年以上にわたり同紙の編集局で健筆を振るった彼は、エスパニョールの歴史に関する書籍を執筆するなど、青と白のクラブの生き字引として読者や同僚、そしてクラブのファンから深く愛された。彼の娘であるラケル・カノバスも父のサッカーへの情熱を受け継ぎ、後にエスパニョール女子チームの選手、そしてスポーツディレクターとして活躍した。

(via Mundo Deportivo)

 

■【インタビュー ガブリエル・バティストゥータがマラドーナの孤独な最期と後悔を語る】

 

アルゼンチンの伝説的ストライカー、ガブリエル・バティストゥータが、元イングランド代表のリオ・ファーディナンドがホストを務めるYouTubeのポッドキャスト番組に出演し、ディエゴ・マラドーナの最期について重い口を開いた。バティストゥータは『彼は孤独に死にました。誰一人として彼のそばにいなかった。犬のように死んでいったのです』と、偉大な英雄の悲惨な最期を嘆いた。

 

さらに、『私たちは彼を守るために十分なことをしませんでした。そのことを考えると気分が悪くなりますし、自分自身を責めています。私が彼の支えの一つになれたかもしれないのに。誰かを愛しているなら、たとえその人が扱いづらい人間であっても、助けを必要としている時に手を差し伸べなければならないのです』と、深い後悔の念を吐露した。

 

また、メッシとの比較については『メッシは1000ゴールを決め、ディエゴは200ゴールでした。しかし、ディエゴは審判や相手をコントロールし、信じられないような魔法を起こすことができました。メッシにもそれは可能ですが、ディエゴと同じようなカリスマ性はありません。私にとってディエゴが最高です』と、マラドーナへの変わらぬ敬意を示した。

(via AS / MARCA)

 

■【インタビュー ロドリがバロンドールの舞台裏やレアル・マドリード移籍の可能性に言及】

 

2024年のバロンドール受賞者であるマンチェスター・シティのロドリが、スペイン代表の合宿中にラジオ番組のインタビューに応じ、自身の去就やバロンドールを巡るヴィニシウスとの騒動について率直に語った。

 

ヴィニシウスとの関係について問われると『世間はヴィニシウスと私を対立させようとしましたが、全くそんなことはありません。私は彼と、彼が成し遂げたことすべてに大きな敬意を抱いています。誰がバロンドールにふさわしいかを決めるのは、私たちではなく第三者なのです』と、メディアの煽りを一蹴した。また、授賞式については『何も準備していませんでしたし、自分が勝つとは全く知らされていませんでした』と明かした。

 

さらに、2027年まで契約を残すマンチェスター・シティからの移籍、特にレアル・マドリードへの加入の可能性について問われると、『アトレティコ・マドリードでプレーした過去があるからといって、レアル・マドリードでプレーできないわけではありません。直接ではなくとも、時間を置いてその道を歩んだ選手はたくさんいます。世界最高のクラブの一つからの誘いを拒否することなんてできません』と、白い巨人への移籍の扉を開いてみせた。

(via Estadio Deportivo / MARCA / Mundo Deportivo)

 

【本日の総括】

 

本日は各クラブの内部事情や選手たちの人間ドラマが多数明らかになりました。レアル・マドリードではムバッペの膝の誤診疑惑を巡り選手と医療スタッフの深刻な対立が浮上。バルセロナでは若きバルドジの不満表明や、マルク・ベルナルの大ケガと心理学者のサポートという若手選手が抱える苦悩が語られました。また、100周年を迎えたレアル・オビエドでは、ペラエス会長が過激なファンからの被害やアルマダ監督への絶対的な信頼を赤裸々に告白。さらに、ロドリやバティストゥータ、パウノビッチ監督といった著名人たちが、それぞれのキャリアや後悔、そして世界情勢について深く重い言葉を残しています。ピッチ外でのドラマも、サッカーというスポーツの奥深さを証明しています。