【今回のラインナップ】

 

✅ レアル・サラゴサ [ナバロ新監督の下で2連勝!亡き母に捧ぐピニージャの活躍でアルメリアを撃破]

 

✅ UDアルメリア [ルビ監督のチームはボールを支配するも決定力を欠き、無敗記録が6でストップ]

 

✅ スポルティング・ヒホン [多数の欠場者を抱えながらも昇格プレーオフ圏入りを目指す大一番]

 

✅ CDカステリョン [アルメリア敗戦で自動昇格圏浮上のチャンス!控えの層の厚さが武器]

 

✅ レアル・バジャドリード [壮絶な打ち合いの末にラタサの劇的弾で勝利し、降格圏から脱出]

 

✅ CDレガネース [同点に2度追いつく粘りを見せるも敗戦、残留ラインの降格圏へ転落]

 

✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [アルティの後半AT弾でセウタを撃破、至宝ジェレマイには巨額の移籍報道]

 

✅ ADセウタ [プレーオフ圏浮上を狙うもホームで痛恨の敗戦]

 

✅ ラシン・サンタンデール [リーグ得点王アンドレス・マルティンの2発で首位独走、自動昇格へ邁進]

 

✅ クルトゥラル・レオネサ [カレロの同点弾も実らず新監督就任から3連敗、12試合未勝利で降格圏]

 

✅ SDウエスカ [マラガ戦での勝利でレガネースと並ぶ残留ライン到達を狙う]

 

✅ マラガCF [ホームでウエスカを迎え撃つ]

 

✅ CDミランデス [サラゴサと6ポイント差の降格圏で苦境が続く]

 

■【レアル・サラゴサ】

 

ダビド・ナバロ監督の就任からわずか2週間で劇的な復活を遂げ、カディス戦に続く2連勝を飾った。イベルカハ・エスタディオは情熱に包まれ、かつてのラ・ロマレダを彷彿とさせる熱狂的な雰囲気に包まれた。この勝利により、残留ラインを示すレガネースとの勝ち点差を4ポイントに広げることに成功した。(via SPORT)

 

特筆すべきは19歳のカンテラーノ、ウゴ・ピニージャの活躍である。3月1日に母親のアナ・クリスティーナ・ルイスさんを亡くしたばかりの彼は、試合前の黙祷で妹のアブリルさんと共に哀悼の意を受け、チームメイトからも抱擁を受けた。深い悲しみの中、左サイドで先発フル出場し、ドリブル突破からのシュートなどで攻撃を牽引。後半71分に交代する際にはスタジアム全体からスタンディングオベーションを受け、キャプテンのフランチョ・セラーノに背中を押されてサポーターの前に立つと、涙を堪えきれずに抱き合った。(via SPORT)

 

試合は前半、アルメリアにポゼッションを支配される展開となった。しかし、GKアンドラダがミゲルの強烈なシュートをスーパーセーブで防ぎ、インスアやマルティン・アギーレガビリアらが堅実な守備を見せた。後半に入り、ナバロ監督はフォーメーションを4-4-2から4-2-3-1へと変更し、ロベル・ゴンサレスを中央に配置。さらにマウリ、マルコス・クエンカ、タセンデ、サイドゥといった選手たちを投入して攻勢に出た。(via SPORT)

 

待望の先制点は79分。アギーレガビリアのボール奪取からロベル・ゴンサレスがドリブルで仕掛け、ネルソン・モンテをかわしてシュートを沈めた。主審のパレンシア・カバジェロは当初ハンドの反則をとったが、VARの介入によってゴールが認められた。さらに後半アディショナルタイムには、タセンデの見事なパスを受けたダニ・ゴメスがポストぎりぎりに流し込み、2-0で勝負を決定づけた。試合中にはスタンドの観客が体調不良を訴え、10分間試合が中断されるアクシデントもあった。(via SPORT)

 

次節はアウェイのリアソールでデポルティーボと対戦するが、左サイドバックのフアン・ラリオスと中盤のケイディ・バレがそれぞれイエローカードを受け、累積警告により出場停止となる。また、タチ、ラウル・グティ、バレリー、エル・ヤミクも負傷のため引き続き欠場が確定している。(via SPORT)

 

ダビド・ナバロ監督は試合後、「ファンはチームを誇りに思ってくれている。ただし、称賛は我々を弱くするものであり、自己満足に陥ってはいけない。まだ何も成し遂げておらず、この勝ち点ではまだ降格する。毎週決勝戦を戦い続けるだけだ」と気を引き締めた。また、選手たちの個の質と献身性を称賛し、システム変更が功を奏した点についても戦術的意図を詳細に語った。(via AS)

 

先制点を挙げたロベル・ゴンサレスは「このゴールは全員のもの。報われて嬉しい」と語り、ダニ・ゴメスも「アルメリアはこのカテゴリーで最高のスカッド。ハードワークが必要だった」と勝利の価値を強調した。ケイディ・バレは「自分たちはトップレベルの選手が揃っていると常に言ってきた」と自信を口にしている。(via SPORT)

 

■【UDアルメリア】

 

自動昇格圏の2位で敵地に乗り込んだが、サラゴサの気迫と戦術変更の前に屈し、0-2で敗北。これまで18ポイント中16ポイントを獲得してきた6試合無敗の好調な快進撃がストップした。この敗戦により、カステリョンやデポルティーボに自動昇格圏を奪われる危機に直面している。(via SPORT)

 

ルビ監督は試合後、「我々はボールを支配していたが、もっと前を向いて攻撃的なチームにふさわしいチャンスを作るべきだった」と不満を露わにした。前半にはバプティスタンがネットを揺らし、さらにPKを獲得する場面もあったが、いずれもオフサイドやVARによる判定で無効となり、運にも見放される形となった。(via AS)

 

選手評価においては、2失点を喫したものの孤軍奮闘したGKアンドレス・フェルナンデスが数少ない高評価を受けた。一方で、アレックス・ムニョスやチリノは早い時間帯にイエローカードをもらって守備の精彩を欠き、ネルソン・モンテも失点に絡んでしまった。中盤ではババが安定した配球を見せたが、ロピはサラゴサの中盤の前に存在感を消した。アタッカー陣では、デ・ラ・フエンテがバプティスタンの幻のゴールをアシストするなど奮闘したが、アリーバスは後半に決定機を逃し、モルシージョも効果的なプレーができなかった。交代出場の中では、エンバルバが最も勇気あるプレーを見せたと評価されている。(via AS)

 

■【スポルティング・ヒホン】

 

現在勝ち点42を獲得しているが、直近の試合でバジャドリード、レガネースとホームで引き分け、アウェイでアンドラに敗れるなど調子を落としており、昇格プレーオフ圏内入りを目指す上でカステリョン戦は絶対に負けられない大一番となる。(via SPORT)

 

ボルハ・ヒメネス監督率いるチームは、負傷のルーベン・ヤニェスと出場停止のセサル・ヘラベルトという非常に重要な2選手を欠く。また、ナチョ・マルティン、アンドレス・クエンカ、ルムも欠場する苦しい台所事情である。GKにはクリスティアン・ジョエルが起用され、真価が問われる。DFラインはパブロ・バスケス、エリック・クルベロ、ギジェ・ロサス、ディエゴ・サンチェスが形成。中盤はマヌ・ロドリゲス、アレックス・コレデラに加え、ジャスティン・スミスかヘスス・ベルナルが入る見込み。前線はフアン・オテロ、ジョナタン・ドゥバシンに、左サイドのガスパル、ケイポ、アレックス・オヨン、アンドレス・フェラーリのいずれかが絡む構成となる。(via SPORT)

 

大きな懸念材料として、今シーズンのベンチメンバーによる得点が、カディス戦でガスパルが挙げたわずか1点にとどまっており、これは21世紀におけるクラブワーストの記録である。ベンチの層の薄さと得点力不足が深刻な課題となっている。(via SPORT)

 

■【CDカステリョン】

 

現在勝ち点49で3位に位置している。2位のアルメリアが敗れたため、スポルティング・ヒホン戦で勝利すれば勝ち点で並び、得失点差(現在カステリョンが+15、アルメリアが+14)で自動昇格圏の2位に浮上する絶好のチャンスを迎えている。(via SPORT)

 

パブロ・エルナンデス監督は退場処分による2試合のベンチ入り禁止処分中で不在となる。選手ではサルバ・ルイスが累積警告で出場停止、ドウグラス・アウレリオが負傷で欠場するが、主力サイドバックのジェレミー・メジョとルーカス・アルカサル、CBのアグスティン・シエンラがスタメンに復帰する見込みである。(via SPORT)

 

グレコ・カナダ人オーナーのヴルガリス氏による独自路線で構築されたチームは、非常にフィジカルで縦に速い超攻撃的なサッカーを展開する。直近3試合は2敗1分けと調子を落としているものの、控え選手の得点がリーグ最多の16点に達しており、チーム全体の得点の3分の1をベンチメンバーが叩き出す圧倒的な選手層の厚さが最大の武器である。GKマティスをはじめ、中盤のバリ、ヘレナ、ドゥエ、ロナウド、アタッカーのマビル、シペンガ、サンティアゴ、ラウル・サンチェス、ヤコブセン、カマラ、そして新加入のアルバロ・ガルシアら多彩なタレントを揃えている。(via SPORT)

 

■【レアル・バジャドリード】

 

フラン・エスクリバ監督のもと、ホームのホセ・ソリージャでレガネースとの壮絶な直接対決を3-2で制し、ホーム2連勝で無敗を維持。この勝利で降格圏から一歩抜け出すことに成功した。(via Mundo Deportivo)

 

試合は前半、チュキの完璧なコーナーキックからセルジ・カノスがヘディングで先制。さらに後半には、素早い連携からマルコス・アンドレが追加点を決めて2-1とリードした。しかし、レガネースに2度の同点を許し、2-2のまま試合はアディショナルタイムへと突入した。(via MARCA)

 

迎えた最終盤、ウゴ・サンの見事なクロスに対し、マラガ戦でも活躍したラタサがヘディングで合わせ、劇的な決勝ゴールを奪い取った。チュキやユリッチが好機を作り出し、サンセビエロも最後までプレーに関与したが、左肩を負傷したガルリエルが途中交代するアクシデントもあった。(via Mundo Deportivo)

 

■【CDレガネース】

 

バジャドリードとの直接対決に2-3で敗れ、残留ラインの基準となる降格圏へと転落する非常に痛い黒星を喫した。(via Mundo Deportivo)

 

イゴール・オカ監督率いるチームは、前半を0-1で折り返したものの、後半に反撃を開始。ディエゴ・ガルシアのヘディングなどでペースを掴むと、シセが相手GKアセベスをかわして1-1の同点ゴールを記録。再び勝ち越された後も、ドゥクが胸トラップから豪快なシュートを突き刺して2-2に追いつく執念を見せた。(via MARCA)

 

ディエゴ・ガルシア、ギラオ、ダニ・ロドリゲスらが前線で奮闘し、GKフアン・ソリアーノも再三の好セーブを見せたが、アディショナルタイムの失点で力尽きた。(via Mundo Deportivo)

 

■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】

 

アウェイのアルフォンソ・ムルベでADセウタと対戦し、後半アディショナルタイム(92分)にアルティが劇的な決勝ゴールを奪い、1-0で勝利を収めた。両GKの好セーブが続く我慢の展開を制したこの勝利により、デポルティーボはカステリョンと並ぶ勝ち点に到達し、暫定的に自動昇格圏内である2位に浮上して夜を明かすことになった。(via MARCA)

 

一方で、デポルティーボの至宝であるジェレマイ・エルナンデスに対して、ポルトガルの名門スポルティングCPが獲得を画策していることが判明した。昨夏にも3000万ユーロ+ボーナス500万ユーロのオファーがあったが、クラブと選手本人がこれを拒否。契約解除金は5000万ユーロに設定されている。(via Estadio Deportivo)

 

スポルティングCPは、過去にマヌエル・ウガルテ獲得時に支払った2450万ユーロを超える、クラブ史上最高額となる移籍金を用意して再挑戦する構えを見せている。イェレマイは今季27試合で10ゴール7アシストを記録し、昇格争いの原動力となっているが、恥骨炎(スポーツヘルニア)を抱えており、慎重な起用が続いている状況だ。もしチームが1部昇格を逃した場合、引き留めは非常に困難になると見られている。(via Estadio Deportivo)

 

次節は、累積警告で主力2人を欠くレアル・サラゴサをホームのリアソールで迎え撃つ。(via SPORT)

 

■【ADセウタ】

 

プレーオフ圏内浮上を狙い、ホームでデポルティーボと激突。激しい攻防の末に無失点で凌いでいたが、アディショナルタイムに痛恨の失点を喫し、0-1で敗北した。(via MARCA)

 

■【ラシン・サンタンデール】

 

首位を独走するラシンは、敵地でクルトゥラル・レオネサを2-1で撃破し、自動昇格に向けてさらに大きな一歩を踏み出した。(via SPORT)

 

前半38分、イニゴ・ビセンテを起点としたカウンターから、ペイオ・カナレスのクロスをグリアシュヴィリがインテリジェンス溢れるスルー。これを受けたリーグ得点王のアンドレス・マルティンが豪快なミドルシュートを突き刺して先制。同点に追いつかれた後も、終盤に再びイニゴ・ビセンテのパスからアンドレス・マルティンがこの日2点目となる決勝ゴールを流し込んだ。(via Mundo Deportivo)

 

ホセ・アルベルト監督のチームは試合を完璧にコントロールしており、1部昇格の匂いを強烈に漂わせている。(via Mundo Deportivo)

 

■【クルトゥラル・レオネサ】

 

ルーベン・デ・ラ・バレラ監督が就任して以降、これで3連敗となり、直近12試合未勝利という泥沼の状況で降格圏に沈んでいる。(via Mundo Deportivo)

 

首位ラシン相手に健闘を見せ、後半にダブルチェンジで投入されたラファ・トレサコのスルーパスからディエゴ・コジャードが折り返し、イバン・カレロが同点ゴール(1-1)を奪う見せ場を作った。GKバディアやティアゴ・オヘダらも粘り強く奮闘したが、最後は地力の差を見せつけられ1-2で敗れた。(via Mundo Deportivo)

 

■【SDウエスカ】

 

現在、レアル・サラゴサと1ポイント差に位置しており、日曜日のアウェイで行われるマラガ戦で勝利すれば、残留ラインに位置するレガネースと勝ち点で並ぶチャンスを迎えている。(via SPORT)

 

■【マラガCF】

 

日曜日にホームでSDウエスカを迎え撃ち、残留や順位浮上を賭けた重要な一戦に臨む。(via SPORT)

 

■【CDミランデス】

 

現在、レアル・サラゴサから6ポイント差をつけられた状態で降格圏に沈んでおり、非常に苦しい戦いが続いている。(via SPORT)

 

【本日の総括】

 

本日の結果により、自動昇格争いと残留争いの双方で勢力図に大きな変動が生じた。アルメリアがサラゴサに敗れたことで、自動昇格の2位の座を巡りカステリョンとデポルティーボに浮上のチャンスが巡ってきた。特にデポルティーボは劇的勝利で暫定2位に位置づけ、1部昇格へ向けたモチベーションを高めている。

 

一方、残留争いでは、サラゴサとバジャドリードが価値ある勝利を収めて降格圏から脱出する一方で、レガネースとクルトゥラル・レオネサが降格圏の泥沼に足を踏み入れた。首位のラシン・サンタンデールは得点王アンドレス・マルティンの活躍で盤石の強さを見せつけ、1部昇格へ一直線に進んでいる。移籍市場ではデポルティーボのイェレマイに対するスポルティングCPの巨額オファーが浮上しており、ピッチ内外でLALIGA Hypermotionの熱気は最高潮に達している。