【今回のラインナップ】

 

✅ CDカステリョン グラナダとの激闘を制し連勝、プレーオフ圏内浮上とシペンガ合流騒動

✅ グラナダCF 痛恨のオウンゴール連発と守備崩壊で手痛い連敗

✅ スポルティング・デ・ヒホン サンセを圧倒し連敗脱出、試合中断のアクシデントも乗り越える

✅ レアル・ソシエダB (サンセ) 前半の不出来が響き泥沼の4連敗、日本人キタのスーパープレーも及ばず

✅ マラガCF 昇格争い直接対決へ向け練習再開、ドトールの復帰など負傷者情報

✅ UDラス・パルマス ヘセの劇的活躍で逆転勝利、敵地マラガへサポーターが熱狂のチケット争奪戦

✅ ラシン・サンタンデール / UDアルメリア / デポルティーボ等 昇格・プレーオフ争いの最新順位と動向

✅ コルドバCF カラセドの全得点絡む大活躍でカディスを下し、8試合ぶりの勝利

✅ カディスCF オンティベロスが踵の手術で今季絶望、ナイトクラブ騒動の末の離脱

✅ レアル・サラゴサ 守備の脆弱さを露呈し、最下位ミランデスに痛恨の逆転負け

✅ CDミランデス C・フェルナンデスの華麗な決勝弾で勝利、奇跡の残留へ望みを繋ぐ

 

■【CDカステリョン】

本拠地スカイファイ・カスタリアでグラナダと対戦し、3-2の激戦を制して2連勝を飾った。この勝利により勝ち点を57に伸ばし、プレーオフ圏内の5位へ浮上。自動昇格圏までわずか4ポイント差に迫っている。前半30分、カラとヘレナバレナの連携からパブロ・サンティアゴのクロスをウスマン・カマラが押し込み先制(今季10点目)。その後同点とされるも、前半終了間際にディエゴ・バリスのヘディングが相手DFに当たって勝ち越し。後半にはカルロス・ブリニャーニが自らのオウンゴールを取り返す形で、CKからのこぼれ球を押し込みリードを広げた。アルベルトやパブロ・サンティアゴも躍動し、パブロ・エルナンデス監督は「最も難しい試合の一つだったが、我々の攻撃的なアイデンティティを示せた」とチームのパフォーマンスを称賛している。また、コンゴ民主共和国代表のワールドカップ出場祝賀行事により合流が遅れ、4試合を欠場していたブライアン・シペンガがようやくバレンシア空港に到着した。クラブ側はこの事態に激怒しており、ボブ・ヴルガリス会長は一定の理解を示しつつも、法的措置も辞さない構えを見せている。なお、オーストラリア代表のアワー・マビルは無事に復帰し、この試合で出場を果たしている。(via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

 

■【グラナダCF】

カステリョンに2-3で敗れ、痛恨の2連敗を喫して14位(勝ち点42)に低迷している。パチェタ監督率いるチームは守備の脆さを露呈した。初先発の右サイドバック・レモスは相手のカラに翻弄され、不適切なクリアからブリニャーニのゴールを献上。センターバックのオスカルもマークのズレや致命的なバックパスのミスを犯し、守備の要であるディアビも不運なオウンゴールを記録するなど、最終ラインが崩壊した。GKアストララガも3失点でセーブを記録できず、不安定なパフォーマンスに終始している。攻撃陣では、ホルヘ・パスクアルが同点弾と自ら獲得したPKによる2ゴールを挙げる孤軍奮闘を見せた。また、イサン・ゴンサレスが強烈なミドルシュートで相手GKを脅かし、パブロ・サエンスが自由な動きからドリブルとキーパスでチャンスを演出したものの、チームを勝利に導くには至らなかった。58分から投入されたアレックス・ソラはPKを獲得する活躍を見せたが、セルヒオ・ルイスの幻の同点ゴールはオフサイド判定で取り消され、反撃は及ばなかった。(via AS) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

 

■【スポルティング・デ・ヒホン】

本拠地エル・モリノンに16,778人の観客を集めた一戦で、レアル・ソシエダBを1-0で下し、プレーオフ進出への望みを繋いだ。前半から相手を圧倒し、パブロ・バスケス、フアン・オテロ、セサル・ヘラベルト、ジャスティン・スミスらが次々と決定機を創出。ギジェ・ロサスの幻のゴール(バルダへのファウルと判定)など不運もあったが、前半アディショナルタイムにギジェ・ロサスのクロスからガスパル・カンポスがヘディングで決勝点となるゴールを奪った。後半62分には、東スタンドでサポーターが体調不良を訴え、試合が6分間中断するアクシデントが発生したが、無事に自力で歩いて退場し事なきを得ている。ボルハ・ヒメネス監督は「残り8つの決勝戦がある。スペイン代表がマルタ戦で見せた12点差の逆転劇のように、最後まで奇跡を信じて戦い抜く」と熱い決意を語っている。(via SPORT) (via MARCA) (via AS)

 

■【レアル・ソシエダB (サンセ)】

スポルティングに0-1で敗れ、泥沼の4連敗となった。ヨン・アンソテギ監督は「前半は我々の姿ではなかった。もっと勇敢に戦うべきだ」とチームの消極的な姿勢を厳しく批判している。前半は相手の猛攻に晒され、GKアラナが再三の好セーブでチームを救う孤軍奮闘を見せた。後半に入り、ゴロサベル、ダニ・ディアス、ミケル・ロドリゲスを投入してシステムを修正すると、徐々に主導権を握る。マリエスクレナがダイビングヘッドなどで2度の決定機を迎え、エセイサバレナもチャンスを作ったが、最後まで相手GKヤニェスの牙城を崩すことはできなかった。また、日本人のキタがライン上でオテロの決定的なシュートをクリアしてゴールを阻止するスーパープレーを見せ、守備面で大きな貢献を果たしている。(via Mundo Deportivo) (via AS) (via SPORT)

 

■【マラガCF】

第34節を終えて3試合連続の引き分けとなり、勝ち点57で6位に位置している。フアンフラン・フネス監督率いるチームは、次節ホームのラ・ロサレダで行われるUDラス・パルマスとの直接対決に向けてトレーニングを再開した。朗報としてカルロス・ドトールが徐々に全体練習に復帰している。一方でダニ・ロレンソは医療検査の結果待ちで欠場が濃厚。チュペテ、ラルビア、プガは負荷調整のため別メニュー調整となり、ホアキン、ムリージョ、モンテロ、イサン・メリノ、ラフィタは部分合流となっている。アイタム、ルイスミ、パストール、エイナル・ガリレアは引き続きリハビリに専念している。(via SPORT)

 

■【UDラス・パルマス】

ウエスカ戦で2-1の逆転勝利を収め、勝ち点57でマラガらと並ぶ大混戦の昇格争いに食い込んでいる。この試合で最大の輝きを放ったのがヘセ・ロドリゲスである。ビハインドの状況から途中出場すると、同点弾とアシストを記録して試合をひっくり返した。「10番」の重圧に応える彼のリーダーシップとプロ意識は絶賛されており、ルイス・エルゲラSDが主導する来季の契約更新の可能性も浮上している。アレ・ガルシアと共に攻撃陣を牽引する存在だ。さらに、次節の敵地マラガ戦に向けてサポーターの熱狂は頂点に達している。割り当てられた約300枚のアウェイチケット(21.75ユーロ)はわずか2分で完売。チケットを求めるファンは、マラガ側の席を80〜100ユーロの高値で購入したり、ダフ屋からの購入を狙ったりと手段を選ばず、ラ・ロサレダのスタンドは黄色く染まることが確実視されている。(via SPORT)

 

■【ラシン・サンタンデール / UDアルメリア / デポルティーボ等 昇格争い】

首位のラシン・サンタンデールはFCアンドラ相手に2-0のリードからまさかの6失点を喫し、大逆転負け。直近4試合で3敗と急失速しているが、勝ち点62で辛うじて首位をキープ。2位のUDアルメリアはレガネスに2-1で逆転勝利し、勝ち点61で猛追。3位のデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャもマラガに勝利して勝ち点60に到達。その後ろには、ラス・パルマス、カステリョン、マラガ、ブルゴスが勝ち点57でピタリと並ぶ未曾有の大混戦となっており、残り8節での自動昇格およびプレーオフ争いは熾烈を極めている。(via SPORT)

 

■【コルドバCF】

敵地ヌエボ・ミランディージャでカディスを3-1で撃破し、イバン・アニア監督の下で続いていた8試合未勝利(勝ち点わずか1)という泥沼から見事に脱出した。勝利の立役者となったのは右ウイングのクリスティアン・カラセドである。まずは自らPKを沈めて先制(今季3点目、全てPK)。続いてフエンテスの追加点をアシストし、今季のアシスト数をリーグ2位タイの10に伸ばした。さらに試合終盤には、ディエゴ・ペルカンへの見事な展開からイスマ・ルイスのダメ押しゴールの起点となる大活躍を見せた。出場時間は2563分に達し、チームで3番目に起用されている不動のレギュラーとして、昨季の輝きを完全に取り戻している。ただし、累積イエローカードが9枚に達しており、今後の出場停止には細心の注意が必要だ。(via SPORT)

 

■【カディスCF】

コルドバに1-3で敗れ、手痛い星を落とした。さらにチームに追い打ちをかけるように、ハビエル・オンティベロスが踵の不調によりマドリードでの手術が決断され、今季絶望となった。セルヒオ・ゴンサレス監督は終盤戦での復帰をギリギリまで期待していたが、無念の離脱となっている。今季のオンティベロスは15試合で1ゴール1アシストと本来のパフォーマンスを発揮できず、さらに負傷離脱中にもかかわらず、マラガ戦での敗北後にラウル・ペレイラ、アルフレッド・カイセドと共にナイトクラブに出入りしていたことが発覚し、サポーターから激しい批判を浴びていた。(via AS)

 

■【レアル・サラゴサ】

本拠地イベルカハ・エスタディオで最下位ミランデスに1-2で逆転負けを喫した。ダビド・ナバーロ監督が就任して以降、18ポイント中10ポイントを獲得して立て直しの兆しを見せていたが、リアソールでのデポルティーボ戦に続く「先制しながらの逆転負け」となった。ダニ・ゴメスのPKで先制したものの、コドロとダニ・ゴメスの2トップを採用し、好調のクエンカをウイングに配置したことで中盤の支配力を喪失。結果的に相手に15本ものシュートを許すサンドバッグ状態となった。ナバーロ監督は「攻撃的になりすぎて守備が露呈している。支配的にならずとも勝つための戦術的な修正が必要だ」と守備の脆弱性に苦言を呈している。(via SPORT)

 

■【CDミランデス】

サラゴサを敵地で2-1と撃破し、残り8試合で残留ラインまで6ポイント差と奇跡の逆転残留へ望みを繋いだ。ウナクスのゴールで同点に追いついた後、ハビ・エルナンデスの絶妙な裏抜けからのパスを、カルロス・フェルナンデスが華麗なヒールキックで合わせて劇的な逆転弾を奪った。レアル・ソシエダからのローン移籍で加入しているカルロス・フェルナンデスは、度重なる負傷の苦難を乗り越え、今季11試合で14ゴールを記録。グラナダ時代に記録したキャリアハイに並ぶ大復活を遂げている。保有元のラ・レアルもこの目覚ましい活躍を喜んでおり、現在ミランデスは給与20万ユーロのみの負担で済んでいるが、来夏の売却や給与負担減での移籍に向けて大きな期待を寄せている。(via Estadio Deportivo) (via SPORT)

 

【本日の総括】

首位ラシン・サンタンデールが急失速する中、2位アルメリアと3位デポルティーボが猛追し、自動昇格枠を巡る争いは勝ち点2差の中に3チームがひしめく激戦となっている。さらに、4位から7位までの4チーム(ラス・パルマス、カステリョン、マラガ、ブルゴス)が勝ち点57で完全に並び、プレーオフ圏内の生き残り競争は過去に類を見ないほどの大混戦状態へ突入した。次節のマラガ対ラス・パルマスという直接対決は、この勢力図を大きく塗り替える大一番となる。一方の残留争いでは、最下位ミランデスが劇的な勝利で残留への執念を見せ、カディスが主力離脱により大きな痛手を負うなど、上下ともに一瞬の油断が命取りとなるサバイバルレースが展開されている。